「プロ」というもの *今日は激辛 |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

地元のとあるイベントに行きまして

地元出身の演奏家という方がゲスト出演し

とある楽器で超有名曲の演奏を

披露してくれたのですが

(自分&演奏家の身バレ予防に詳細は避けます)

正直な感想は

え、これでプロ??

 

田舎の音響設備も整わない小さな会場での演奏

ということを差し引いても

あまりにもお粗末な出来にビックリ

同じ会場で東京フィルハーモニー交響楽団

が演奏したときは圧巻で感動したのに・・

とあるロックミュージシャン

ギター1本で歌ってくれたときも

さすがプロだなぁと感激したのに・・

 

あの日はたまたま調子が悪かった可能性も考え
ネットで経歴や他の演奏も調べてみると
国内の音大・大学院を修了し海外留学も経て
現在は演奏活動と講師をされているそうで
演奏も動画配信サイトで見ることができましたが
上記のイベント時の演奏と同じ感じで
音質が濁っていて汚く
(美しい音質はプロとしての最低必要条件と思います)
ミスタッチも多々あり
心が動かされるようなものもありませんでした
う〜ん・・なんというか・・
ピアノを習っている子どもが1年に1度の発表会で
一生懸命間違えないように弾いているのに似て
動画では結構な難曲に挑戦されていましたが
楽譜を追い指を動かすことに精一杯で
曲に対して自分なりの解釈を持って
充分な彩を加える余裕はないように見えました
(この「解釈と表現力」もプロとして必須と思います)
動画の中のご本人の表情を見るに淡々としていて
キャパオーバーの自覚はなさそうなので
解釈や表現はこれで充分と思われているのか・・
しかし世界的な演奏家の演奏とは明らかに違う
ご自分の演奏レベルに気づかれていないのか・・
いずれにせよやはり本当にこれでプロ?
という思いに至ってしまう私です
 

我が長女も趣味で楽器をやっていて

高校、大学ではオケ部所属

今もアマ楽団で活動していますが

そんなアマチュアの長女やお友だちの方がよほど上手

幼い頃から教室等でレッスンを受けてきた程度で

(思い起こせば娘がお世話になった教室の先生方

 の演奏も思わずため息が出るほど素敵でした)

音大で専門的に学んだわけでもない

純粋に趣味で演奏を楽しんでいる子たち

にさえ負けるプロって・・

 

音大出身・プロといってもいろいろなのねぇと

音楽業界の幅広さをしみじみ思います

まぁプロ演奏家ってそもそも自由業ですからね

音楽活動で1円でも収入があって

自分がプロだと言い張ればそれはプロ

 

しかし音楽ファンの耳は騙せませんよ

田舎のイベントだからって気をぬくと

耳の肥えた観客から呆れられてしまうと

プロ演奏家の方々は肝に銘じてくださいね

 

お〜怖いコワイ