今朝7時の外気温は0度ピッタリでした。
木々に降りた夜露が朝日に照らされて
白い水蒸気がモクモクと立ち上ります。
「紫だちたる雲の細くたなびきたる」なんて
枕草子の一節を思い浮かべるような光景です。
(季節は違いますけどね)
朝日はどんどん登って山際の空気を温め
水蒸気を増やしていきますが
温まりすぎるとこんどは
水蒸気はあっという間に消えます。
今朝は水蒸気が谷間にたまっていました。
(上の写真中央部の白い小山のようなものが水蒸気)
写真を撮って画面を確認し顔を上げたら
すでに水蒸気は消えていました。
晩秋から初冬の朝の
ほんの短い時間にだけ見られる
魔法のような光景。
川霧とともに、
ともすると寒さに萎える気持ちを
盛り上げてくれます。