前編はこちら
3次予選の演奏順12番目までを聴いての感想でした。
中編の今回は演奏順13〜16番目までの4人分で
印象に残ったことを書きたいと思います。
エイヴリー・ガリアーノは丸顔の可愛いアメリカ人。
個人的な話なのですが私の長女に顔がよく似ているので
つい力を込めて見守ってしまいました(笑
柔らかい音が心地よく耳に馴染みますが、
連符のところが重たいかな〜。
音色の彩りの幅もやや狭いかな〜。
パスして欲しいけど、できないかも・・。
マルティン・ガルシア・ガルシアはスペイン人らしく
今回も顔の表情がくるくる変わってチャーミング。
その外見から演奏も大味かと思いきや
軽やかでロマンティックな音を聴かせてくれます。
ただやはり国民性ですかね、
暗部の解釈はだいぶ明るめだと感じました。
エヴァ・ゲヴォルギヤンは素晴らしい演奏でした。
2次予選の不出来(*下記補足)が嘘のように、
今回は堂々ときらびやかな音を響かせていて
しっかり世界に入り込んでもいました。
*あくまで私目線で、且つ彼女にしてはの話ですが、
小さいけれどミスタッチが多かったり、
流れの中で1音だけやたら目立つなど
音量バランスで「え!?」と思う瞬間や、
リズムもひっかかったり先走ったり
運指の滑らかさに欠けると感じられる部分が
散見されたように思います。
単純に体調が悪かったのかもしれないし、
精神的に集中できない何かがあったのかもしれないし、
バラードやワルツは得意ではないのかもしれない。
彼女のいろいろな演奏を聴き込んでみないと
不出来の原因が何なのか推測さえできませんけどね。
そして私が不出来だと感じていても
こうして審査は通過しているわけで、
プロの判断と素人の感覚は違うということなのでしょう。
長くなったので今回はここで終わりにします。
続きは、また。
今回のお供はミルクティーです
大昔に新潮社の応募企画でもらった
Yonda?パンダくんに友情出演してもらいました