Ch. Les Sapins de Gaillou Rouge 2016 ◎ |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

 

シャトー・レ・サパン・ド・ガイユ 2016

 

生産地:フランス、ボルドー

生産者:シャトー・レ・サパン・ド・ガイユ

品種:CS 50%、メルロー 50%

色:柔らかみのある緋色

香り:ベリー、チェリー、ほこり、きのこ

ボリューム:軽い○○○●○重い

タンニン:控えめ○○○●○強い

甘味:ドライ○●○○○甘い

酸味:まろやか○○○●○シャープ

果実味:スパイシー○○○●○フルーティ

飲んだ日:2022.4.16.Sat ~ 17.Sun

購入日:2021.5.5.

購入場所・値段:KURADASHI 10本セットで12650円

 
丸みのある口当たりのアタック。
優しい甘味とほんのりしたコク。
タンニンのビロード感と深みを感じさせる苦味。
アルコール感のアクセント。
シャープな酸味と葡萄の豊かな果実味。
余韻では果実味が葡萄から柑橘へ変化し
ミネラル感も加わって旨味がじんわりと染み入る。
しっかりした味わいと長い余韻でボリューミーだが
飲んだ印象はさっぱりしていて穏やか。
2日目はより甘味を強く感じた。
瓶の底には澱が溜まっていた。
 
マリアージュはほぼ万能系だが、
とても合いそうだと思った鹿肉ベーコンと合わせると
肉の生臭みが立ってダメだったのが不思議。
一方、ふきのとう(天ぷら、煮付け、ふき味噌)とは
抜群の相性だった。
その他和食とは相性良し。
ビターチョコと合わせると
ワインの辛味が立ちキリッとキレの良い印象になる
と同時にフローラルなニュアンスもチラリ。
カシューナッツと合わせると香ばしさが増し
モカの風味も感じられる。
なかなかにおもしろい化学変化を起こしてくれて
マリアージュの妙を発見する楽しみがあるワインだった。