動画サイトでいくつか(6公演分!)見比べました。
イメージがガチガチに固まっている
「白鳥の湖」などと違って、
スタッフによる個性の違いが出やすいので
(振り付け、衣装、舞台装置など公演によって全然違う)
見比べるにはいい題目ですね。
(私のような素人にもわかりやすい)
私が見た中ではボリショイがピカイチだと思いました。
計算され尽くした上品な振り付けと
それを忠実に表現するダンサーの技術には
ただただ圧倒されるばかり。
舞台美術や衣装や振り付けが渾然一体となって
聴衆を物語の中に引き込んでしまう、
まさに総合芸術という感じがします。
そして私が特に感動したのは衣装です。
どのダンサーがどんな動きをするのかまでわかったうえで
布地の質や色を決め形作られたような衣装。
チュチュがダンサーの動きに合わせて
波打ち、揺れ、輝き、本当に美しいです。
ウクライナ(キエフ)の演技も
ダンスや衣装の質が高くて素敵でした。
原作とは違ってコッペリウス博士がいい人
に描かれているところも嫌いじゃありません。
食べ比べ、飲み比べ、聴き比べなど
もともと比べることが好きな質なのですが、
(↓の記事はピアノ曲聴き比べの例)
バレエも見比べ出すとキリがありません。
沼にハマりそうです。