前回の記事では
最初の写真(職場の桜満開の様子)以外は
フロントガラス越しの動画をスクショした写真で
画質が悪かったのが残念だったので、
昨日の仕事帰りに改めて車を停めて外に出て
写真を撮り直してきました。
ハゲボウズの木ばかりでまだ冬感が残っる山の上に
何かが見えますよ。
午後3時半ごろなのに月が見えたのでした。
この状況で思い出したのは万葉集からの一首。
東の野に炎の立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ
中学校の国語の教科書にあった歌で、
私にとっては深い意味(世代交代)があることよりも
まず目に浮かんだ美しい情景のインパクトが大きく
今でも覚えているくらいとても印象深い歌です。
時間と方角は正反対になりますが
私もまさに太陽と月の間に挟まれ両方を見られる状態、
柿本人麻呂と同じだなぁと思って車を停めた次第です。
もう少し車を走らせてダム周回路に入り、
こちらでは太陽の方を意識して撮ってみました。
太陽の作り出す光と陰、ダイナミックな演出です。
湖畔に咲く桜&新緑の、水面との色のコントラスト。
日本の山って本当に美しいなぁ。
光と山肌の織りなす春の光景に見とれ、
仕事を終えての開放感も相まって
癒されつつ心躍るひとときとなりした。