夫の料理熱は冷めません。
チーズケーキを焼き、ベーコンを燻製して、
クール便で娘たちに送りつけるまでになりました。
(料理をする夫の話 → * )
休日のお昼に作ってくれた海鮮ラーメン。
前日の夕飯の残りをラーメンにトッピングするなんて
私では絶対に思いつかないアイディア。
大量のピーマン肉詰めにポテトサラダ。
形の不揃い感、野菜のゴロゴロ感がかえっていい感じ。
栄養バランスを考えてとか、
できるだけ食費を抑えつつ同じメニューにならないよう
1週間の献立に頭を悩ませるとか、
火の通りを考えて大きさや形をそろえようとか、
節水や時短のために作業効率を考えるとか、
後片付けが大変にならないようにできるだけ油跳ねさせず
汚れたら調理しながらでもこまめに拭き取ろうとか、
いろいろ考えまくりつつ作業している私では作れない
大らかでホッとする料理たち。
正直、美味しいです。
いろんなこと配慮して結局自分をがんじがらめにして
料理が面倒になりかけている自分がバカらしくなるくらい。
夫よりも自分の方が外で働く時間が短いので
家事は自分がやるべきだという思いがあり
夫に家事をやらせることを後ろめたく感じてきましたが、
もし夫が家事を楽しんでやってくれているなら
素直に喜んでやってもらっていいのかな、
「今日は疲れてるからあなたが作って」
「あなたの作った○○が食べたい」と
自分から甘えることがあってもいいのかな、
なんて思いました。
ただ後片付けがね・・
でも私が疲れて料理ができないというときに
自分だって仕事から帰ってきて疲れているだろうに
イヤな顔せず料理を作ってくれるのは
本当に本当にありがたいです。
だからコンロの油汚れのベタベタも
作業台の何かのシミも
床に落ちた野菜のかけらも
洗ったはずの食器の洗い残しも
私がきれいにさせていただきます。
まぁこういうのは感じ方の違いなのでね。
見える人には見えるけれど見えない人には見えない。
たとえ私が「ほら見て!ここ汚いでしょ!」と力説しても
見えない夫には「どこが?きれいだよ?」となるでしょう。
それがきれいだと感じている人に汚れを見つけさせること、
ましてやきれいにさせることなど無理なのです。
だから、汚れているのがイヤだと感じたら感じた人が
納得するまで自分できれいにすればいいだけのこと。
そう考えれば腹も立たず
むしろ自分の代わりに料理をしてくれたことへの
感謝の気持ちが先に立ちます。
ラクさせてもらって
美味しいものを食べさせてくれて
ありがとう。
そう思いながらコンロをゴシゴシするのです。