Terzetto Barbaresco 2015 ○ |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
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   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

 

テルツェット バルバレスコ 2015

 

生産地:イタリア、ピエモンテ

生産者:テヌーテ・ネイラーノ

品種:ネッピオーロ

色・粘性:明るめのレンガ色、粘性は強め

香り:カカオ、アルコール、鉄分

ボリューム:軽い○○●○○重い

タンニン:控えめ○○○●○強い

甘味:ドライ○○●○○甘い

酸味:まろやか○○●○○シャープ

果実味:スパイシー○○○●○フルーティ

飲んだ日:2019.7.31.Wed

購入日:2019.7.16.

購入場所・値段:うきうきワインの玉手箱 1814円

 

カカオの香りから甘めの濃厚なワインを想像したが、

実際はドライ感、苦味、塩味が強く

骨格のしっかりした男性的な印象のワイン。

さすが「ワインの王様」と謳われるバルバレスコ(下記参照)。

温度が上がるとわずかに甘味が増し

チャーミングな印象も加わるが、

ドライでタンニンの強い根本は変わらず。

余韻は黒葡萄の果実味がふんだんに。

暑い夏でもさっぱりと飲める赤だった。

 

バルバレスコについて

イタリアはピエモンテ州の特産は

ワインとトリュフ(特に貴重な白トリュフが有名)で、

ワインではバローロバルバレスコアスティなどの

DOCG銘柄がある。

アスティはモスカート・ビアンコ種で造られる白ワインで、

モスカート特有の香りと上品で繊細な甘さが特徴。

バローロバルバレスコはネッピオーロ種100%の赤ワインで、

アルコール度数が高く濃厚で「ワインの王様」と言われる。

独特の芳香、エーテル臭、緑胡椒風、

苦いアーモンドの種の香りが特徴で、

味わいは繊細で上品、こくがあり、スパイス風味がある。

 

ネッピオーロについて

土壌と日当り等の栽培条件がきわめて難しく、

ピエモンテの限られた地域(収穫期に霧に覆われるような

涼しい高地の畑)でしか栽培できない。

晩熟で霧に耐えられる厚い果皮を持ち

基本的には非常に色が濃く、

若い間はタンニンと酸味の強い赤ワインとなるが、

樽の中で3年から4年熟成されると

味わいが広がり高級ワインとなる。