通のこだわり(道具は大事) |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

ワインを飲むための道具、ワイングラス。

先日ペアグラスの一方を割ってしまい、

夫と家飲みするときにバラバラのグラスで飲みました。

せっかくのチャンスなので

グラスが違うと味わいがどれだけ変わるのか確かめてみようと

夫のグラスのワインも味見させてもらったところ・・

全然違う!

違うことは予想できましたがこれほど違うとは・・。

 

ちなみに、私たちが使っていたのはこちらのグラス。↓

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左が私(シュピゲラウ製)、右が夫(シュトルツル製)。

どちらもドイツ製で一見あまり違いのないグラスですが、

(ちなみにどちらも実はワイン用ではなくビール用のグラス)

左(シュピゲラウ製)の方がガラスが薄くて口当たり最高。

右(シュトルツル製)は少し背が低くてカーブが大きい。

 

軽めのカベルネ・ソーヴィニヨン100%を飲んだのですが、

左(シュピゲラウ製)では酸味がメインになり、

右(シュトルツル製)では香りと甘味がより感じられました。

 

また別の日、白ワインでも試してみました。

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左はメーカー不明(ガラスはやや薄めで小ぶりなボウル)、

いちばんまろやかで苦味も少なく飲みやすく感じました。

石灰系のミネラル感もほのかに感じられました。

中央はシュピゲラウ製(ガラスが極薄)、

香りも味わいもまろやかに感じました。

右はシュトルツル製(ガラス厚めでしっかり下膨れな形)、

酸味の角張った印象が感じられました。

 

好みの問題もあるし、ワインとの相性もあるので、

どのグラスが優秀かは一概には断言できませんが、

ガラスの厚みやボウルの形状などの微々たる違いで

こんなにも味わいが違ってしまうのかと驚愕。

ワイン通がなぜグラスにもこだわるのか、

身を以て理解しました。

 

私自身はまったく通とは呼べない素人で、

細かいことは考えずただただ楽しく飲んでいるだけですが、

これからワインを飲むときに
家中のグラスを出してどのグラスが一番美味しいか試す
なんていう遊びも楽しそうだと思いました。
(洗い物が大変だけど)