ルフィーノ オルヴィエート クラシコ 2015
生産地:イタリア、ウンブリア
生産者:ルフィーノ
品種:グレケット、プロカニコ、ヴェルデッロ、
カナイオーロ・ビアンコ
色・粘性:柔らかさと輝きを持ったパイン材のような色、
粘性は中〜強
香り:シトラス系の華やかで爽やかな香り
ボリューム:軽い○●○○○重い
タンニン:控えめ●○○○○強い
甘味:ドライ○○●○○甘い
酸味:まろやか○○○●○シャープ
果実味:スパイシー○○○●○フルーティ
飲んだ日:2018.11.4.Sun
購入日:2018.11.4.
購入場所・値段:やまや 950円
香り同様シトラス系の華やかで爽やかな酸味。
とろりとしたコクとミネラル感もそこそこあり。
パインの風味と柔らかな甘味と微発泡感も。
地中海の太陽を思わせる明るい印象ながら、
酸味以外はそよ風のような優しさを感じさせ、
しかしそこに酸味の刺激が加わることで後を引く味わいに。
派手派手しくもなく個性が突出しているわけでもないのに
つい手が伸びる、よくできたワインだと思う。
やや軽いかなと思うが値段からしたら非常にコスパ高の1本。
マリアージュは万能系で、特に
魚介類(ボンゴレロッソ)と豚肉(お鍋)とよく合った。
珍しい品種のセパージュだった今回のワイン。
グレケットは、ウンブリア、ラツィオ、トスカーナなどの
中部の限られた地域で栽培される固有ローカル品種で、
キリリとした酸の喉ごしの良いワインになる主にブレンド用。
プロカニコは、トレッビアーノのオルヴィエートでの呼称で、
イタリア中部では重要な品種、澄んだ若葉の印象。
ヴェルデッロとカナイオーロ・ビアンコは、それぞれ
トスカーナ等の中部の限られた地区の推奨・許可品種。
いろんな品種をブレンドして
複雑な旨味を出しつつ安定した品質を保っているのかな。
美味けりゃ細かいこと(ブランド性)はどうだっていいじゃん!
という実質主義(フランスと正反対)のイタリアらしいワイン。
(↑あくまでも私個人の印象)
でも、実際にはイタリアのワイナリーって、
土着品種、許可品種を使って地域性を大事にしたり、
環境や葡萄の健康と品質保持を考えてビオを進めたりして、
気を使ってていねいに造っているところが多いと思う。