ショパン × リシッツァ |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

ショパンのノクターンno.20 は

演奏者によっての味付けの違いが

私のようなド素人でもわかりやすい1曲だと思うのですが。

 

いろいろ聴き比べて、今いちばん好きなのが

ヴァレンティーナ・リシッツァのこの演奏です。

(同曲の彼女の演奏は他にも幾つかありますがこれがいちばん好き)

しつこくなく、あっさりしすぎもせず。


 

ショパンはときに、救いようもなく陰鬱で

胸が粉々に砕けそうに悲哀に満ちた瞬間を描きますが、

そんなときでもヴァレンティーナ・リシッツァのピアノは

いい意味で軽やかに感じます。

優しくて温かみをたたえた音が静かに流れます。

 

溢れる感情をあらわにするような

情感たっぷりの演奏が好きなときもありますが、

今の私にはリシッツァの慎ましやかな演奏が

とても心地よく感じられます。