今日はどうしても葱鮪汁が食べたい!という夫。
そしてお酒もたしなみたいと。
私もお酒は飲みたいけど・・
飲みたいのは日本酒や焼酎じゃなくてワイン!
2人の希望を同時に叶えつつ
最も手間のかからない方法、それは
葱鮪汁とワインのコラボ!!
さてさて、葱鮪汁に合うワインは・・??
あいにく今ウチには白がないぞ。う~む。
考えた末にフランス産ロゼをセレクト。

↑瓶に浮き彫りが。なんだか高級な雰囲気。
(でもそんなに高くないよ。ネットで千円台前半)
ロゼ・ダンジュ 2013
生産地:フランス ロワールAOP(ドメーヌ・デ・オート・ウーシュ)
生産者:ジョエル&ジャン・ルイ・リュモー家
(自然に配慮した栽培と、醸造・熟成から瓶詰めまでを
自社で行うことを守る、小規模ながら優良な生産者。
生産するワインのほとんどが仏国内で消費され
輸出されるのは5%しかない。)
品種:グロロ・ノワール100%
色・粘性:薄いベージュピンク、粘性は中庸
香り:コルクを抜いた途端に溢れ出す
フローラルでフルーティな香り、
グラスに注ぐとアウスレーゼのリースリングのような
貴腐ぶどうのような豊かな香り、
口に含むとパイン
ボリューム:軽い◯●◯◯◯重い
タンニン:控えめ◯●◯◯◯強い
甘味:ドライ◯◯◯◯●甘い
酸味:まろやか◯◯◯●◯シャープ
果実味:スパイシー◯◯◯◯●フルーティ
甘い!けど、ベタつかない。
2口目からは甘味もそれほど気にならなくなる。
酸味や、僅かな苦味を伴った若いパインの風味
のおかげでさわやかな飲み口。
ピーチ風のとろりとした風味でフィニッシュ。
葱鮪汁、鰹の刺身、卵焼きなどの和食とも、
黒オリーブ、ブリーチーズ、ヨーグルト、ベイクドポテト
などの洋食とも、どちらとでも合う。
ただ、あくまでも想像だけど
あまりスパイシーな料理だとワインが負けちゃうかも。
深みはそれほどないけど飲みやすくチャーミング。
こんな甘くて飲みやすい仏ワインがあったとは。
まだまだ経験不足、勉強不足だわね。
以下、ロゼ・ダンジュについてのメモ。
ロワール地方の古い城塞都市であるアンジュで
グロロ・ノワールという土着品種のぶどうから造られるが、
生産量が多いので買い付けぶどうから造る生産者が多い。
しかし今回のリュモー家のロゼ・ダンジュは
栽培から瓶詰めまでを一貫して自社で行っている。
ネットの口コミ調べだと、
だいたいどこの生産者のものでも甘口の仕上がりらしい。
2007年が五つ星ヴィンテージ。