皆様は、六本木と言いますと、
何を思い浮かべますか？
私はビルズでもミッドタウンでも高級クラブでもなく、
「元祖ドラム缶スープ 天鳳」さんを思い浮かべます。
37年前に初めて行って以来、
六本木でお腹が空きますと最初に思い浮かべるのが、
天鳳さんです。
今回も定番の
「一三五（いちさんご〜麺硬く味しょっぱく油こく）」を戴きました。
味付けって歳を重ねる毎に、
味が濃く感じられて濃い味が苦手になるものですが、
私は今回が一番口に合いました。
「不思議だな」と思っておりましたら、
私の後ろの席のお客様が、
「作る人が、変わった？」
「20数年通っているけど、一三五でこんなに薄いのは初めてだ」
と店員さんに苦情を言っておりました。
「そうか」
「私の味覚が変わったのではなく、今日は少し薄かったから、私好みだったんだ」
と気付かされました。
私にとっては、
コリコリの麺の食感と程良い油の量と適度な塩分で、
とても美味しかったです。
余談ですが、今から20年程前に伺った際に、
やはり一三五を頼んだのですが、
お弟子さんが一三五を作る様子を見ていたご主人が、
「一三五は、ああやって作っちゃダメなんだよ」
「ああ嫌だ」
「俺はもう今日は帰る」
と、帰ってしまいました。。
その一三五の丼はどうなったか？
ご主人が帰ったとほぼ同時に、
何事も無かったように私のもとへ届きました（笑）
飲食店の皆様。
そういうお話はお客様に聞かれませんよう、
小声でなさってください