今日は、一年の締めくくりであります、大晦日。
皆様、如何お過ごしでしょうか。

 

今秋、素敵な贈り物を、頂戴致しました。

岡本綺堂作「半七捕り物帳」
全六巻です。

 

 

これは、戯曲作家でもあり、
最近まで、某女子大学で、教鞭を執られ、
近世文学者としても名高い、
小池章太郎先生が、贈ってくださいました。

 

実は、私が大好きなお店「茶々田」の女将さんから、
ご紹介をいただいて、小池先生のお宅へ、
御指導を仰ぎに、伺うことが出来ました。

 

過日の私の独演会にも、御光来賜り、
その後、私の高座について、
様々なご指摘を戴いた際に、
「江戸の匂いがする、噺家になってください」と、
激励をしていただきました。

 

その折に、
「江戸の匂いを、噺に出す為には、
どのような物を、学んだらよろしいでしょうか?」と、
質問をさせていただいたのですが、
そのお答えが、
「『半七捕り物帳』を読まれると、
江戸庶民の日頃の言葉遣いと、人情が描かれていて、
面白いですよ」と、ご教示くださいました。

 

翌日、家でボンヤリしておりますと(笑)、
小池先生から、お電話があり、
「知り合いの古書店の店主に話しましたら、
丁度良い全集がありました」
「贈呈させていただきますので、
お買い求めにならないでください」と、
贈呈していただいた、次第です。

 

早速、読ませていただきましたが、
これが、面白くて、冒険小説を読むように、
気がついたら、引きこまれておりました。

 

セリフの一つ一つが、粋で、無駄が無くて、
登場人物の心意気と、その時代(幕末)の人ならではの、
価値観と大らかさが、溢れていて、
すっかり、ハマってしまいました。

 

ご散財をお掛けして、誠に心苦しい限りですが、
小池先生の真心には、
感謝しても、感謝し尽くせません。

 

どの分野の方も、一流の方や第一人者が、
最後に行うのが、教育であり、
後継者の育成です。

 

小池先生と茶々田の女将さんの御振る舞いから、
年少者・後輩達への接し方をも、
学ばせていただきました。

 

小池先生、茶々田の御母さん。
本当に、有難うございました。