私が、尊敬する、
ボンバー森尾さんが主催されております、
「ボイスワーク」に参加されている皆様で、
オチケン(落語研究会)を立ち上げられたのは、
以前にも、ご紹介させていただきました。
前回の顔合わせに続いて、
第一回のオチケンは、生意気にも?
私が、落語講義をさせていただきました。
落語講義と言いましても、
別に難しい話をするわけではありません ^^;
当日の、主なお話は、以下のとおりです。
自らが理解し、納得していない噺を、
お客様が、理解出来るはずがありません。
自ら素材を選び、脚本を書き、
演出し、演じられるのが、
落語の一番の醍醐味です。
自分らしく、自分が楽しいと思うことを、
自分にしか出来ない落語を、
楽しく、思う存分にやりましょう♪
落語の上下は、登場人物が居る位置と、
お互いの人間関係を示すものです。
演者がきちんと把握しておかなければ、
お客様も、混乱してしまいます。
落語界では、自らが工夫して、
一歩進んで、教えを乞わなければ、
誰も教えてくれません。
学校ではないからです。
冷たいようですが、噺家は、
ぶつかってきた人には、懇切丁寧に教えますが、
意識の薄い人に、自ら手を差し伸べることは、
絶対に致しません。
上達したいと、真に願うのなら、
自分から、ぶつかってきてください。
私との距離の取り方は、一切、自由です。
離れて、あとは本番に会うだけという、
最低限のコンタクトを取るだけも、
勿論、結構です ^^
苦しくなったり、嫌だと思うのは、
取り組み方や、何かが、
違っている証拠です。
労働者としてではなく、
アーティストとして、楽しく、
落語に取り組んでください。
本番での、お客様との、心の交流を、
思いっきり、楽しんでください♪
以上です。
今回、私がアドバイスをさせていただきます、
オチケンの皆様は、
声優さんとして、役者さんとして、
キャスター・ナレーターさんとして、
すでに、第一線で活躍をされている皆様です。
「教える側と教わる側」という、一線を引くのではなく、
皆様への敬意を忘れずに、務めさせていただきたいと、
私も、決意しております^^
また、私も、オチケンの皆様から、
声優さんやナレーターさんならではの技術を、
どんどん盗ませていただきます(笑)
オチケンの皆様、
楽しくやりましょう♪
落語を愛し、落語に生涯を捧げた者として、
皆様が、落語に興味を持ってくださったことが、
何より、嬉しいです。
これからも、
どうぞよろしくお願い申し上げます。