昨日(10/1)、実家で飼っている犬が亡くなりました。
8歳の誕生日を迎えたばかりのオスのチワワで、亡くなる数時間前まで食欲もありとても元気だったのに・・・急に具合が悪くなったそうです。
チワワの平均寿命は14~16歳・・・たった半分しか生きてません。できることなら大往生してほしかった。
唯一幸せだったのは、最後は飼い主である母の腕の中で、あまり苦しむことなく静かに息を引き取ったことです。
実家に行ったときにかわいがる程度で、いつも一緒にいるわけではないのですが、正直こんなにショックを受けるとは思いませんでした。
天国で幸せにそして元気に走り回っているような気がします。
さて気を取り直して、レース結果詳細の続きへ。苦しかった碇高原の下り坂です。
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タキワキ橋先~碇高原総合牧場(73.4km)
エイドのスタッフの「あと上り坂は1キロちょっとです。」という言葉に反応し、椅子から立ち上がって次のエイドを目指す。
足の状態から考えると、下り坂の方がツラくなるのはわかっていたが、長い上り坂に飽きていたので早く終わりたかった。
実際はそれから多少アップダウンがあったが、どうにか気力を振り絞って歩くことなく第18エイドの碇高原牧場に到着。ここも大きなエイドで、たくさんのランナーが休憩していた。
のどかな高原の風景、気持ちよさそうに寝ているランナーを見ていると、時折吹く爽やかな風が、「ゆ~っくり休憩をとって~マッサージでも~受けてみたら~♪」とささやいでいるようだった。
碇高原総合牧場~縦貫通左待避所(78.3km)
爽やかな風の強烈な誘惑を断り、3分程度の休憩でエイドを後にする。「よし!意外と走れる!」と思ったのも束の間、しばらく緩やかだった下り坂が、次第に急勾配になっていく。
それに比例するように足の痛みもパワーアップ。両脚の親指の爪は「どうせ今さらかばっても助からない」と覚悟を決め見捨てることにした。
あまりの激痛に歩きたくなるが、歩いてもそんなに痛みは変わらないだろうと、開き直って駆け下りる。
しかし足が言うことを聞かず、ペースは走っているのか歩いているのかわからない程度。上り坂で抜いた記憶のある後続ランナーに次々と抜き返される。
ずっと足が痙攣しながら走っているような感覚だったが、どうにか次の第19エイドの縦貫通左待避所に到着。この4.3kmの区間が、全体を通じて肉体的は一番苦しかった。
座りながら襲ってくる睡魔と闘っていたが、最大の難所を越えた安堵感と、まだ残り20km以上もあることを考えると、このまま眠ってしまいたいと思った。
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