笠置シズ子を描いたブギウギは
相変わらず好調のようですけど、
(映画でもテレビドラマでも自分は感情移入はしないし、ストーリーにのめり込むこともなく、あー感動した!とかここは泣けるなとかもないので)淡々と第三者的うじとうじょな見方しかしないのだけど、笠置シズ子に対していよいよ榎本健一登場で個人的には盛り上がっている。
榎本健一を模したと思われる人物は、役名棚橋健二
(タナケン)演じるのは、生瀬勝久
➡️彼が学生時代に所属した「そとばこまち」のころから舞台上の彼を見ている。「そとばこまち」自体はつみつくろう=辰巳琢郎が主宰した京大生中心の劇団だったが、80年代初期は関西の学生劇団の全盛期で、実力の大阪芸大系➡️
新感線、南河内万歳一座に対して、人気のそとばこまちというのが専らの評判であった。生瀬は
槍魔栗三助という舞台名で、同志社大喜劇研究会からそとばこまちにやってきたようであつた。長身でよく通る声、それにギョロ目がトレードマークという感じで、つみつくろう=辰巳琢郎の次のスターの位置取りだったと思う。因みに、相棒で毎回水谷豊との絡みがある山西惇も「そとばこまち」出身である。生瀬の方が年齢は少し上であるがほぼ同時期に活躍している。
生瀬がエノケンもどきを演じると知って、確かにギョロ目は似ているのだが、身長はだいぶ違うので、やや不自然な気もした。それに、エノケンは小柄な身体を活かして軽業師のような芸もやってたらしい。そのあたりもっとエノケン向きの俳優もいそうな気もしたのだが、実際に見ると、劇団の座長、演出家という面にスポットをあてた起用のように思えた。
エノケン・笠置といえば、以前、東京、浅草までみに出掛けていた
虎姫一座が最初にフューチャーしてた演目だ!しかし、惜しいな❗
もう少し、踏ん張れば、エノケン・笠置 さらに、阿久悠、筒美京平などの昭和歌謡がブームを呼ぶ予感を感じる昨今、、
浅草に虎姫一座が輝き続ける可能性もあったのに、、
しかし、戦前も含めて、クラシック音楽やジャズ、ロックと同じように昭和歌謡という分野は、受けつがれてほしい。