豊洲市場 盛り土無し、ベンゼン爆発、他の手抜き工事は? Update2 | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
(゚ω゚)これは、壊して作り直しか?

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189920/1
豊洲新市場“盛り土案潰し” 真犯人は石原元都知事だった
2016年9月15日
担当局長に直接指示した石原慎太郎元都知事(C)日刊ゲンダイ

 信じられないデタラメが次々と発覚する豊洲新市場騒動で、新事実が浮上した。「私はだまされた」と被害者面していた石原慎太郎元都知事が、実は盛り土案潰しの“真犯人”だったというのだ。

 石原氏は13日のBSテレビで、豊洲新市場の建物下に盛り土がされず、コンクリートで固めた地下空間がつくられていた問題について、「私はだまされた。手を抜いて、していない仕事をしたことにして、予算措置をした。都の役人は腐敗している」とまくし立てていた。

 ところが、在任中の2008年、敷地全体に盛り土するとの専門家会議の提言に難癖をつけ、地下にコンクリートの箱を埋め込む工法を都庁幹部に強く推していたことが分かったのだ。

 15日の東京新聞によると、石原氏は08年5月10日の定例会見で、豊洲の土壌汚染対策について「(盛り土案より)もっと費用のかからない、しかし効果の高い技術を模索したい」と語っていた。

 さらに同月30日の会見では「担当の局長にも言ったんですがね。もっと違う発想でものを考えたらどうだと。どこかに土を全部持っていって(略)3メートル、2メートル、1メートルとか、そういうコンクリートの箱を埋め込むことで、その上に市場としてのインフラを支える。その方がずっと安くて早く終わるんじゃないか」と語っていた。

 このとき石原氏が得意げに語った工法こそ、いま大問題になっている豊洲新市場の姿だ。

 一連の石原発言は、専門家会議が盛り土案を提言して解散した08年7月の直前だった。都庁の役人がすぐに消えてなくなる専門家会議の意向より、超ワンマンの石原知事の指示に従った可能性が高い。

 これまで、なぜ都庁の役人が盛り土案をハナから無視して作業を進めてきたのか謎だったが、石原知事の発言に従ったとしたら納得がいく。

 豊洲新市場のデタラメ工事の真犯人は「石原慎太郎元東京都知事」だった可能性が高くなってきた。


(゚ω゚)手抜き工事もしてるだろ? 柱を叩くと音がするとか。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/189836/2
豊洲市場「爆発」の恐れも 地下空洞に引火性ガスの危険性
2016年9月15日バックナンバー
都民の「台所」ではなく「火薬庫」に(C)日刊ゲンダイ


 何から何まで全てがデタラメだ。東京・築地市場の移転予定地である豊洲市場の建物下で土壌汚染対策の盛り土がされず、空洞になっていた問題。「青果棟」の地下ではコンクリートすら敷かれておらず、砕石層がムキ出しだったというから唖然呆然だ。

 恐ろしいのは、この空間の視察を求めた共産党都議に対し、都の担当者が「酸欠」を理由に断ったという話だ。この説明通りなら、移転中止は必至。大惨事を招く危険性が現実味を帯びてくるからだ。

 そもそも、外部識者の専門家会議がなぜ、盛り土を提言したのかというと、汚染土壌から発がん性の高いベンゼンなどの有害物質が揮発し、建物に拡散するのを防ぐためだ。それが汚染土壌の上を砕石層で覆っただけなんて、シロートが考えても揮発したベンゼンが空気中に広がっていることが容易に想像できる。

 ベンゼンは発がん性以外に「引火性」も高い化学物資だ。工業会などの資料によると、〈揮発性が高くかつ引火性の強い液体であり、空気との揮発性混合ガスを形成〉〈屋内、屋外または下水溝で爆発の危険がある〉と注意喚起されている。

は排気口などの設備が一切ないと言っているに等しい。ということは、「引火性の高いガス」が密閉空間にたまり続けていることになる。つまり、一歩間違えれば「大爆発」の可能性もゼロじゃないのだ。

 都はあらためてコンクリートを敷く方針のようだが、「酸欠」や「がん」に加え、「爆発」の危険性がある場所の工事を誰が引き受けるのか。福島原発の廃炉作業じゃあるまいし、全面マスクをかぶって作業――なんて事態になれば最悪だ。そんな場所に「都民の台所」を設置していいはずがない。豊洲移転の計画当初から、土壌汚染対策の重要性を訴えてきた日本環境学会の坂巻幸雄・元副会長はこう言う。

「今、起きている問題は、我々がどんなに都に対策を求めても応じず、最初から移転ありきで突っ走ってきたツケが出ていると言っていい。都は豊洲市場の建物内外のベンゼンの大気濃度を測って公表していますが、青果棟は他の測定場所と比べて数値が高いのです。爆発するかはともかく、揮発したベンゼンが地下空間にたまり続けている可能性はあると思います」

 もはや小手先の対策でどうにかできる問題じゃない。まずは、強引に移転計画を進めた石原慎太郎元知事や歴代の担当職員の責任を徹底追及し、これまで整備に費やしたカネを請求するべきだ。


------------下記は2016-09-11 07:49:12の内容 ---------------


https://youtu.be/JnMAvS4eJ_s
豊洲市場の盛り土されず 都庁担当記者解説


https://youtu.be/3lonG0Pk4k0

http://news.livedoor.com/article/detail/12001837/
豊洲市場 主要な建物の地盤で盛り土されず
2016年9月10日 17時17分

日テレNEWS24

 築地市場の移転先・豊洲市場について、東京都は土壌汚染対策として敷地に「盛り土」をしたと説明していたが、主な建物の地盤で行われていないことが分かった。

 豊洲市場はガス工場の跡地で、以前、敷地内の土壌からは基準値を大幅に上回るベンゼンなどの有害物質が検出されたため、東京都は858億円かけて汚染された土壌2メートル分を取り除き、敷地全体に高さ4.5メートルの盛り土をして「安全性が確認された」と説明していた。しかし、実際には水産仲卸売場棟、水産卸売場棟、青果棟など、食品を取り扱う主要な建物の地盤で盛り土が行われていなかったことが明らかとなった。


http://mainichi.jp/articles/20160911/ddm/003/070/057000c
質問なるほドリ
豊洲市場のベンゼンって何?=回答・鳴海崇

毎日新聞2016年9月11日 東京朝刊

発がん性ある物質 都市ガス製造で蓄積

 なるほドリ 土壌汚染(どじょうおせん)で東京の築地市場(つきじしじょう)が引っ越しできなくなったって?

 記者 11月7日に予定されていた東京都中央卸売(おろしうり)市場築地市場(中央区)の豊洲(とよす)市場(江東区)への移転開場について、小池百合子(こいけゆりこ)都知事が延期を決めました。豊洲市場予定地の東京ガス工場跡地から2008年に環境基準値(かんきょうきじゅんち)の4万3000倍に達するベンゼンが検出され、14年11月から続いている地下水のモニタリング調査が終わっていないためです。9月中にプロジェクトチームを発足させ、移転するかどうか改めて検討します。

 Q ベンゼンって?

 A 無色で引火性(いんかせい)の高い液体の化学物質(かがくぶっしつ)です。製品評価技術基盤機構(せいひんひょうかぎじゅつきばんきこう)(NITE)によると、ガソリンに含まれるため、大半の発生源は車からの排ガスです。豊洲の場合は都市ガスが製造される際にできて、蓄積(ちくせき)されたとみられます。発がん性があり、目や喉(のど)など粘膜(ねんまく)への刺激(しげき)や皮膚(ひふ)の炎症(えんしょう)などを引き起こし、高濃度になると目まいや頭痛、嘔吐(おうと)といった中毒症状が出ます。

 Q そんなに危険な化学物質が、食べ物を扱う場所で検出されて大丈夫なの?

 A もちろん汚染水が食品にかかったり水道水に混入したりしたら問題です。都は858億円をかけ土壌汚染対策工事をしました。

 Q でも工事が説明通りじゃなかったんだって?

 A 食品を扱う主な建物の下で盛り土を行っていなかったことが判明しました。専門家によると、盛り土がなければベンゼンを遮断(しゃだん)して漏出(ろうしゅつ)を防ぐことが難しくなります。ベンゼンは気化(きか)しやすいので、市場で働く人や訪れた人が吸い込んでしまう事態(じたい)を警戒(けいかい)すべきです。ただ、これまでの地下水の調査では、ベンゼンは環境基準値を下回っています。建物の内部、周辺とも基準値以下のままです。

 Q 安心していいのかしら。

 A かつて汚染されていた事実は消えず、不安な消費者もいるでしょう。「日本の台所」として成功するためには、徹底(てってい)した調査と対策、情報の開示(かいじ)が求められます。(生活報道部)


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160910/k10010679741000.html
豊洲市場の汚染対策 事実と異なる説明 移転計画に影響も

9月10日 11時59分

築地市場からの移転先となる豊洲市場について、東京都は土壌汚染対策として市場の敷地全体に高さ4メートル余りの盛り土を行ったと説明していましたが、主要な建物が建つ部分では実際には盛り土がされていなかったことがわかりました。小池知事は、10日午後にも記者会見を開いて詳細な調査を始めることを明らかにする方針ですが、これまでの都の説明が事実と異なっていたことで、市場の移転計画に影響することも予想されます。

築地市場の移転先となる豊洲市場では平成13年以降、敷地内の土壌から環境基準を大幅に上回るベンゼンなどの有害物質が検出されたことがわかり、東京都はおよそ850億円をかけて汚染された土壌の入れ替え工事を行いました。そして、敷地全体に高さ4.5メートルの盛り土を行ったと説明し、おととし11月、安全性を確認したと公表しました。
しかし、小池知事が豊洲市場への移転の延期を表明した直後の今月初め、東京都が改めて確認したところ、敷地全体のうち、水産卸売場など主要な建物が建つ部分の地下では実際には盛り土がされていなかったことがわかったということです。
小池知事は、10日午後にも記者会見を開いて詳細な調査を始めることを明らかにする方針です。
市場の移転をめぐっては、小池知事が豊洲市場の安全性の確認が不十分だとして先月、移転の延期を表明し、新たな移転の時期については、来年1月に出される水質調査の結果などを踏まえ、判断するとしていました。しかし、都がこれまで行ってきた土壌汚染対策についての説明が事実と異なっていたことで、市場の移転計画に影響することも予想されます。

■築地市場協会会長 「怒り心頭」

当初の予定どおり11月7日の豊洲市場への移転を求めてきた、築地市場の市場業者の団体で作る「築地市場協会」の伊藤裕康会長は「報道を見てびっくりした。東京都は、なぜ、事前に、われわれや都民にきちんと説明しなかったのか。今になってこの様はなんだという思いと、何でちゃんとやらなかったのかという思いで怒り心頭だ」と述べました。その上で伊藤会長は「東京都は、安全への意識が欠けている。都の責任者からは、実際どのような工事をして、安全対策はどうなっているのかさまざまな証拠を示してもらいながら、明確な説明を求めたい」と述べました。

■移転慎重派の仲卸業者 「やっぱりそうだったのか」

67年間、築地市場で水産物の仲卸業を営む会社の関戸富夫社長は、移転に慎重な立場で、延期を求めてきました。関戸社長は、「報道を見て、『やっぱりそうだったのか』と思った。食品を扱う以上、土壌の問題も含めた安全が確保されないままの豊洲への移転は考えられない」と話していました。