バークレイズは「ECBが政策を現状維持することはリスクを伴う」と確信 #EURJPY | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N1P9AH6JIJWN01.html
NY外為(28日):ユーロ年初来高値、インフレ率が予想上回る
  2月28日(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで上昇し、年初来の高値水準をつけた。ユーロ圏のインフレ率がアナリスト予想を上回ったことを背景に、欧州中央銀行(ECB)が来週の会合で追加緩和に動くとの観測が後退した。
円は対ドルで上昇。ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は、ロシアがウクライナに対する侵攻を開始したと述べた。ユーロは主要16通貨の大半に対して値上がりした。2月のユーロ圏消費者物価指数 (速報値)は前年同月比0.8%上昇した。
HSBCホールディングスの為替ストラテジスト、ロバート・リンチ氏は「きょうの指標発表でマーケットは不意打ちを食らったため、対ドルのユーロには急激かつ大規模な踏み上げが起きた」と指摘。「市場はユーロについて、上昇によって見込まれる影響よりも、下落のリスクを注視していた」と述べた。
ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで前日比0.7%高の1ユ-ロ=1.3802ドル。一時は1.3825ドルと、昨年12月27日以来の高値水準をつけた。週間では4週連続上昇。ユーロは対円で前日比0.3%高の1ユーロ=140円49銭、一時は0.6%下げる場面もあった。円は対ドルで0.3%高の1ドル=101円80銭。
ブルームバーグがまとめたデータによると、月間ベースでは主要31通貨中27通貨がドルに対して上昇した。特にインドネシア・ルピアは5.2%、ポーランド・ズロチは4.7%それぞれ上げた。

ウクライナ情勢
先進10カ国の通貨で構成されるブルームバーグ相関加重通貨指数によると、円は今年に入って3.4%上昇。ユーロはほぼ変わらず、ドルは0.4%下落となっている。
円はこの日、対ドルで3週間ぶりの大幅高となった。ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は、ロシアがウクライナ南部のクリミア自治共和国に侵攻したと発言。武装集団がクリミアの空港や他の施設を掌握したとの報道も伝わった。
ソシエテ・ジェネラルのシニア為替ストラテジスト、セバスチャン・ゲーリー氏は「リスク回避が続いていることや利益確定の動きによって、対円でのドルに下落圧力がかかっている」と指摘。「危機でしばしば起きるように、流動的な状況だ」と述べた。
2月のユーロ圏消費者物価指数はブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値の0.7%を上回った。ECBは中期的に2%をやや下回る水準を目指している。 

「リスクを伴う」
バークレイズの為替調査グローバル責任者ホセ・ウィン氏(ニューヨーク在勤)は電子メールのリポートで、「ディスインフレ傾向が続いていることを考慮すれば、ECBが政策を現状維持することはリスクを伴うと確信する」と指摘。「中期的にはECBの緩和的な金融政策スタンスを背景に、ユーロは対ドルで下落するだろう」と述べた。
ECBのドラギ総裁は6日、追加緩和の決定を下す前にさらなる情報が必要だとの認識を示していた。その上で「われわれには行動する意思も準備もある」と述べた。次回会合は3月6日に開かれる。
原題:Euro Rises to 2014 High as Inflation Damps ECB Bets; YuanDrops(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Andrea Wong awong268@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net
更新日時: 2014/03/01 07:34 JST


http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N1PTLQ6VDKIB01.html
欧州債:ドイツ債下落、インフレ率予想上回る-ギリシャ債高い

  2月28日(ブルームバーグ):28日の欧州債市場では、ドイツ国債相場が4日ぶりに下落。この日発表されたユーロ圏の2月のインフレ率が予想を上回り、欧州中央銀行(ECB)が金融緩和拡大に動く可能性が弱まった。

ドイツ10年債利回りは昨年7月以来の低水準付近から上昇。フランスとオランダ、ベルギーの国債利回りも上昇した。ECBは3月6日に定例政策委員会を開く。欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表した2月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.8%上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト41人の予想中央値の0.7%を上回った。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の債券ストラテジスト、ハービンダー・シャン氏(ロンドン在勤)は「ECBが行動する緊急性はないことが示唆された」と指摘。その上で「大きな構図で考えれば、状況は変わっていない。インフレ率は依然として低く、当面は驚くほど下向きだ」と語った。

ロンドン時間午後4時19分現在、ドイツ10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.63%。前日は昨年7月24日以来の低水準となる1.55%まで下げた。同国債(表面利率1.75%、2024年2月償還)の価格はこの日0.585下げて101.13。利回りは前週末比では3bp低下した。

フランス10年債利回りは7bp上昇の2.20%。同年限のオランダ国債利回りも7bp上昇し1.85%。ベルギー10年債利回りは6bp上昇の2.34%となった。

一方、欧州が債務危機を克服しつつあるとの見方でギリシャ債相場は上昇。10年債利回りは2010年5月以来の低水準となる6.76%まで低下後、ロンドン時間午後4時10分現在は6bp低下の6.96%。前週末比では66bp下げた。12年3月には過去最高の44.2%に達していた。  

英国債はドイツ債に追随して値下がり。10年債利回り は4bp上昇の2.72%。同国債(表面利率2.25%、2023年9月償還)価格は0.355下げ96.09。

原題:German Bonds Drop as Euro-Area Inflation Tempers ECBSpeculation(抜粋)Greek Yields Fall Below 7% as Crisis Source Regains Confidence(抜粋)Pound Reaches Two-Week High on Bets U.K. Recovery Gathering Pace(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Neal Armstrong narmstrong8@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Paul Dobson pdobson2@bloomberg.net
更新日時: 2014/03/01 03:08 JST


2014年02月28日09:25JST 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は27日、ユーロ圏がデフレ状態にないことは明白だとの見方を示した。
 総裁はドイツ連邦銀行(中央銀行)が主催した会合での講演で、「ユーロ圏の平均インフレ率は現在0.8%で、デフレに陥っていないのは明白だ」と語った。総裁発言は事前に配布された講演原稿で明らかにされた。ECBは「2%をやや下回る水準」を中期インフレ目標に掲げている。
 今回の発言は、次回のECB定例理事会を1週間後の3月6日に控えて行われた。ドラギ総裁は23日、2016年のインフレ見通し発表が予定されているこの理事会について、重要な会合になり得ることを示唆した。同行がこれだけ長期の予測を明らかにするのは初めて。
 ユーロ圏のインフレ率は数カ月にわたりECB目標水準を大きく下回っているおり、これがデフレ懸念を増大させている。エコノミストは、消費者物価の下落が長く続き、消費や賃金、企業利益が落ち込むことをデフレと定義している。
 この日の講演でドラギ総裁は、1月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)確定値が前年同月比0.8%上昇となったことについて、物価安定維持を責務とするECBの目標水準よりかなり低いと認めた。ただ、物価上昇圧力が弱い背景にはエネルギー価格の低下や内需の低迷もあると指摘した。
 ECBは今月初めの定例理事会で主要政策金利を据え置いた。しかし、アナリストらは、ECBのインフレ見通しでインフレ率が目標を大きく下回った状態の継続が示された場合、追加利下げその他の刺激策を講じる根拠が十分あるとみている。
 ドラギ総裁が講演を行ったこの会合には、スロベニア銀行(中央銀行)総裁を務める欧州中央銀行(ECB)のヤズベツ理事も出席した。ヤズベツ理事は、利下げが適切な手段だという確信はないが、これについて詳細な議論は行われるはずだと述べた。
 ドラギ総裁は、ECBが重要視しているインフレ期待は、中長期について引き続き中銀の政策目標に「整合するかたちでしっかり抑制されている」と述べた。
 「現在起きているのは低インフレの長期化だ。ただその後、インフレ率は2%に近いがこれを下回る水準へと徐々に上昇するだろう」と述べた。
 また、「もちろん、低インフレの長期化自体もリスクだ」としたうえで、「これは、ゼロインフレからの安全マージンがごくわずかだということを意味しており、このため、構造調整に向けた努力がより困難となる」と述べた。


http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJEA1Q02N20140227?sp=true
ECB総裁がデフレ否定、物価安定への下方リスクに警戒
2014年 02月 28日 06:20 JST

ビジネス
米FRBの利上げ、15年半ばと予想=アトランタ連銀総裁
ユーロ圏危機、金融市場の混乱は収束=オランダ中銀総裁
英政策金利、今後は長期平均の5%を大きく下回る公算─委員=現地紙
欧州株式市場=続落、終盤にかけ下げ幅縮小

[フランクフルト 27日 ロイター] -欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は27日、ユーロ圏はデフレに陥っていないが、ECBは物価安定に対する潜在的な下方リスクを警戒しており、必要なら行動する用意があるとの見解を示した。
ただ、3月6日の理事会でECBが何らかの措置を決定するかについては何も手掛かりを示さなかった。
ロイター調査では、3分の1のエコノミストがECBは3月6日の理事会で、主要政策金利であるリファイナンス金利を0.25%から引き下げると予想。下げ幅の予想は5─15ベーシスポイント(bp)が大勢となっている。
同総裁は講演で、将来的なデフレの兆しとなる家計消費の抑制はユーロ圏では見られないと指摘。「ユーロ圏のインフレ率は平均0.8%となっており、明らかにデフレには陥っていない」と述べた。
また、「ユーロ圏の中長期的なインフレ期待は、2%に近いがこれを下回る水準とするECBの目標に沿ってしっかりと抑制され続けている」との見方を示した。
ドラギ総裁は、エネルギー価格の下落が物価を押し下げる一因となったと指摘。ただ、消費者の間で支出を先送りする動きは見られないとした。
そのうえで、「経済の緩みの吸収が阻害されれば、一段とマイナスの動きが出る可能性がある」と警告。「このため、物価安定に対するさらなる下向リスクが台頭する兆しがあるか引き続き注視し、対応する用意を整えている」と述べた。
ユーロ圏経済については、回復は徐々に根付きつつあるとしながらも、「回復のペースは幾分緩慢で、一様ではない」との見方を示した。
また、「ECBの主要政策金利は長期間にわたり現行水準、もしくはこれを下回る水準にとどまる」と述べ、ECBのフォワードガイダンスを確認した。
ECBの債券買い入れ策(OMT)については、「他のすべてのECBの金融政策措置と同様、OMTは(EU基本) 条約が定める物価安定に関する責務にECBが確実に沿う一助となった」との立場を示した。

*情報を追加しました。



2014年02月27日17:09JST 26日の外国為替市場では、ユーロがついに1.3685ドルの下値支持水準を割り込み、55日移動平均にあたる1.3658ドルを試した。コメルツ銀行のアナリスト、カレン・ジョーンズ氏によると、ユーロは反発しても長続きしない公算が大きく、上値は1.3710ドル~1.3715ドルで抑えられるはずだという。一方、目先の下値支持水準は2月12日安値の1.3562ドル、次いで1.3526ドルに想定しているとのことだ。現在、ユーロは1.3655ドル前後で推移している。


2014年02月25日15:21JST トリシェ前欧州中央銀行(ECB)総裁は24日、ユーロ圏の足元のインフレ率が低いことから、政策担当者らはデフレリスクを排除すべきでないとの見方を示した。
 前総裁は、中長期的なインフレ見通しはECBやそのほかの中央銀行にとって非常に重要なものだと強調。中長期的に見ると、域内のインフレ率はユーロ発足後の15年間で平均2.03%になると指摘した。
 とはいえ、トリシェ前総裁は物価と賃金の停滞が続くという懸念を払拭(ふっしょく)できないと言う。同日発表された1月のユーロ圏の消費者物価指数(CPI)(確報値)が01年の統計開始以降、単月としては最大の下落率を記録した。
 全米企業エコノミスト協会(NABE)が主催した会合で、ヒッチンス財政金融政策センターのディレクター、デイビッド・ウェッセル氏との質疑応答中に、トリシェ前総裁は「デフレは新たな難題になるかもしれない」と話した。
 欧州連合(EU)の統計機関ユーロスタットが24日発表した1月のユーロ圏18カ国のCPIは前月比で1.1%低下した。前年同月比では昨年12月と同じ0.8%の上昇と、ECBが目標とする「2%をやや下回る水準」を大幅に下回ったものの、速報値の0.7%からは上方修正された。
 ECBのドラギ総裁は23日、ようやく回復に向かいつつあるユーロ圏経済を支えるために追加緩和を実施するかどうかを判断する上で、3月6日に開く次回の定例理事会が重要な会合になる可能性を示唆した。
 ドラギ総裁はオーストラリアで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、「行動するかしないかを決めるのに必要な情報は、それまでに一通りそろうだろう」と述べた。
 米連邦準備制度理事会(FRB)もまた、大規模な景気てこ入れ策に反し、公式目標を下回るインフレへの対処に苦慮している。FRB関係者らは、引き続き状況を注視していくと述べつつも、インフレ見通しの底堅さから、インフレが公式目標である2%付近まで押し上げられるとみている。


http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N1ICTS6JIJWE01.html
埋まっていくドラギ総裁のジグソーパズル、決断まであと10日
  2月24日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁によるユーロ圏経済の「監査」は今週、最重要局面を迎えた。ECBの当局者らは最新の経済予測の最終版作成に入っているほか、インフレについても最新のデータが出る。
行動するかどうかをドラギ総裁が決断しなければならない3月のECB政策委員会は10日後に迫っている。24日発表されたIfo経済研究所の2月のドイツ企業景況感指数は予想を上回った。週内にはさらに2月のユーロ圏景況感指数、2月のユーロ圏消費者物価指数が発表され、ドラギ総裁のジグソーパズルはどんどん埋まっていく。
総裁は今月6日、追加措置を見送った理由に「一段の情報が必要」な状況を挙げ、その後1カ月のデータに強い注目が集まることになった。ユーロ圏では2013年10-12月(第4四半期)の成長率がエコノミスト予想を上回った一方、2月の総合景気指数 は前月から低下した。ドラギ総裁は23日、行動する「用意がある」との発言を繰り返し、来週の決断に向け舞台を整えた。
ギヨーム・メヌエット氏らシティグループのエコノミストは24日のリポートで、「ECBの政策委員会では依然としてハト派が圧倒的多数だと思う」とし、インフレ率が「過去最低を更新する公算が大きい」ことなどを理由に「3月の利下げを予想している」と記述した。
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト40人の調査では、2月のユーロ圏インフレ率は0.7%が見込まれている。24日発表された1月の水準は0.8%と、速報値の0.7%から上方修正された。2月のインフレ率と同時に28日発表される1月の失業率は、過去最悪に近い12%での横ばいとみられる。
原題:Draghi Data Jigsaw Takes Shape as ECB Readies Showdown:Economy(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Scott Hamilton shamilton8@bloomberg.net;ウィーン Kristian Siedenburg ksiedenburg@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net;Mark Evans mevans8@bloomberg.net
更新日時: 2014/02/25 03:07 JST


2014年02月24日21:30JST ユーロが前週末21日につけた値幅は、20日の値幅内に収まっていた。このように、ある日の高値と安値が前日の値幅内に収まる「はらみ足」となったため、バークレイズはユーロの見通しを引き続き中立的とし、予想レンジを1.3660ドル~1.3810ドルで変えていない。ユーロの天井がしっかり形成された兆候を示すには、日足の終値が1.3660ドルを下回る必要があるが、1.3810ドルを突破すれば強気相場が再開し、昨年12月につけた2年ぶり高値の1.3895ドル付近に向かう可能性が高まるという。現在、ユーロは1.3725ドル前後で推移している。


http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N14T9F6KLVR801.html
【ECB要人発言録】デフレで必要なら行動の用意-ドラギ氏
  2月24日(ブルームバーグ):2月17日から23日までの欧州中央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名をクリックしてください)。

<2月23日>ドラギECB総裁(シドニーでのG20財務相・中央銀行総裁会議の終了後に記者団に):デフレの兆候は見られない。ECBはこのリスクを認識している。政策委員会はこうしたリスクが強まる場合には行動を取る意志と用意がある。

バイトマン独連銀総裁(シドニーでのG20財務相・中銀総裁会議で記者団に):ドイツの成長がユーロ圏をデフレから守る。ユーロ圏でのデフレのリスクは非常に少ない。世界経済は改善されつつあるが、依然弱い。

バイトマン独連銀総裁(シドニーでのG20財務相・中銀総裁会議後にブルームバーグ・ニュースに):私は不胎化措置を停止する可能性を排除しない。(マイナスの中銀預金金利は)未踏の領域であるため、どんな反応や効果があるか分からない。

<2月22日>プラート理事(週刊紙エスプレソとのインタビュー):足元の景気回復に伴い、インフレ率は中長期的に1%近くに向かうとわれわれは考えており、物価上昇圧力はかなり弱いと言える。物価安定目標が達成されないとわれわれが判断した場合に利用できるツールボックスがある。

<2月21日>リイカネン・フィンランド中銀総裁(タロウスエラマ誌のインタビューで):ユーロ圏はデフレではない。ECB政策委員会はこれまで多くのことが実施可能だったが、さらに多くのことをなし得る。

<2月19日>バイトマン独連銀総裁(フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)とのインタビューで):インフレ率は現在非常に低く、中期的なインフレ 見通しも弱いが、それはデフレ的な展開となることを意味しない。

バイトマン独連銀総裁(フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)とのインタビューで):国債を購入すれば中銀が政治の人質になってしまう。債券購入は金融政策決定を複雑にするだろう。

<2月18日>プラート理事(ポルトガルのエストリルで):今後数年間に成長が想定以上の上振れとなる公算が大きそうだ

プラート理事(ポルトガルのエストリルで):マンデート(責務)を果たすために必要とされることを行う。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ロンドンのイベントで):われわれが現在直面している問題は、政策金利の追加引き下げがあるなら預金金利も下げることになり、預金金利はマイナスになることを意味することだ。中銀にとってはデフレよりもインフレとの闘いの方が容易だ。

<2月17日>ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ロンドンで):現状では金利の役割を大げさに受け止めるべきではない。金利がこのように非常に低い環境にあるだけに、小幅な変更では、率直に言って大きな違いはもたらさないと思う。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ロンドンで講演):インフレ率が2%を超えた状態がやや長く続かない限り、政策金利は現行またはそれ以下の水準に維持される公算だ。

前週の発言録はここをクリックしてください。
更新日時: 2014/02/24 07:32 JST


2014年02月24日08:41JST 【シドニー】欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は23日、ようやく回復に向かいつつあるユーロ圏経済を支えるために追加緩和を実施するかどうかを判断する上で、3月6日に開く次回の定例理事会が重要な会合になる可能性を示唆した。
 ドラギ総裁は当地で開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、「行動するかしないかを決めるのに必要な情報は、それまでに一通りそろうだろう」と述べた。
 ドラギ総裁が次回理事会の重要性を強調したことで、市場ではECBが同会合で利下げに踏み切るとの観測が強まりそうだ。ユーロ圏のインフレ率はECBの目標水準を数カ月にわたり大きく下回っており、足元ではデフレ懸念がくすぶる。ECBは3月の理事会で、2016年のインフレ見通しを発表する。同行がこれだけ長期の予測を明らかにするのは初めて。
 ユーロ圏の年間インフレ率は0.7%と低く、物価安定の維持という責務(中期的に2%弱にとどまる水準と定義)の達成には程遠いが、それでもECBは2月の理事会で主要政策金利をいずれも据え置いた。しかし、アナリストらの予想によると、ECB職員のインフレ見通しが2%弱をなお大幅に下回るのであれば、ECBには利下げ、あるいは他の緩和策を講じる根拠が十分にあるだろう。
 ECBのチーフエコノミストであるプラート専務理事は22日、ユーロ圏の物価上昇圧力の弱さが慢性化しつつあることを認めた。
 プラート専務理事は「われわれは物価上昇圧力が弱いことや、こうした物価動向の弱さが中期的なものになりつつあることを認めている」と述べた。ポルトガル紙エクスプレソに掲載されたインタビューの内容をECBが22日に発表した。
 デフレ懸念については、プラート専務理事もドラギ総裁も否定している。ドラギ総裁は、ユーロ圏のインフレ期待はしっかり抑制されていると語った。
 総裁は「現在も進展は見られるが、景気回復の下振れリスクはなお存在する」とし、欧州の景気回復は「小幅かつ脆弱(ぜいじゃく)で、活動水準は一様ではない」と述べた。
 その一方で、両者ともユーロ圏の景気回復が腰折れしないよう、必要があれば即座に行動すると断言した。ECB関係者はこの数カ月、量的緩和として知られる大規模な資産購入やオーバーナイト物預金のマイナス金利導入といった非伝統的手段について公の場で議論している。


2014年02月24日08:07JST 【ロンドン】今週はドイツの企業景況感やユーロ圏のインフレに関する指標が注目材料となる。
 ドイツのIfo経済研究所がグリニッジ標準時(GMT)24日午前9時(日本時間午後6時)に発表する2月の企業景況感指数は1月から小幅低下する見通し。ダウ・ジョーンズ経済通信がまとめたエコノミスト調査の中心予想は110.5(1月は110.6)となっている。
 その1時間後に発表される1月のユーロ圏総合消費者物価指数(CPI)は、域内のインフレが欧州中央銀行(ECB)の中期目標(2%をやや下回る水準)をまた大きく下回る公算が大きい。エコノミストの間では、前月比1.1%低下、前年同月比0.7%上昇が予想されている。
 ユーロ圏全体でみると物価は上昇しており、ギリシャとキプロスで物価が下落している事実を覆い隠している。ただその上昇率は低いため、域内経済をてこ入れするための追加措置をECBに求める圧力が強まっている。
 このほかGMT28日午前10時(日本時間午後7時)には、1月のユーロ圏失業率が発表される。エコノミスト調査では、昨年12月の12.0%から横ばいとなり、過去最高に近い水準にとどまると予想されている。


2014年02月23日12:54JST 【フランクフルト】欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は22日、ユーロ圏では物価上昇圧力の弱さが中期的な現象になりつつあるとの見方を示し、ECBとして必要と判断すれば行動に出ると約束した。
 プラート専務理事は「われわれは物価上昇圧力が弱いことや、こうした物価動向の弱さが中期的なものになりつつあることを認めている」と述べた。ポルトガル紙エクスプレソに掲載されたインタビューの内容をECBが22日に発表した。
 ECBには物価安定(インフレ率が中期的に2%弱にとどまった状態と定義)を維持するという責務があるが、ユーロ圏のインフレ率は現在0.7%となっている。足元のインフレ減速をよそに、ECBは今月初めの理事会で主要政策金利をいずれも据え置いた。ただ、ドラギECB総裁は月例の記者会見で、早ければ3月にもECBが行動に出る可能性を示唆した。
 プラート専務理事は、物価上昇圧力が現時点では「かなり弱い」ことを認めながらも、ECBではデフレリスクが存在するとは考えていないと語った。
 今後については、ECBには必要に応じて自由に使える手段がまだあると述べた。ECB関係者らは非伝統的な選択肢として、量的緩和として知られる大規模な資産購入やオーバーナイト物預金のマイナス金利導入などについて公式に議論している。
 専務理事は「われわれの責務がリスクにさらされるようなら、躊躇(ちゅうちょ)なく行動する」と語った。
 また、ドイツの憲法裁判所がECBの債券購入策「アウトライト・マネタリー・トランザクションズ(OMT)」の合憲性をめぐる判断を欧州連合(EU)司法裁判所に付託したことは正しかったと付け加えた。
 「この件はEU司法裁に付託されることになったが、これは良い判断だというのがECBの見解だ」と述べた。
 ドイツ憲法裁は今月、OMTはECBの責務を逸脱している可能性があると指摘した上で、OMTの合憲性をめぐる判断をルクセンブルクのEU司法裁に付託した。憲法裁は、EU司法裁が何らかの意見を示した後、それが国内法と整合性があるかどうか判断する権利を留保した。


2014年02月22日08:24JST 【ロンドン】来週はドイツの企業景況感やユーロ圏のインフレに関する指標が注目材料となる。
 ドイツのIfo経済研究所がグリニッジ標準時(GMT)24日午前9時(日本時間午後6時)に発表する2月の企業景況感指数は1月から小幅低下する見通し。ダウ・ジョーンズ経済通信がまとめたエコノミスト調査の中心予想は110.5(1月は110.6)となっている。
 その1時間後に発表される1月のユーロ圏総合消費者物価指数(CPI)は、域内のインフレが欧州中央銀行(ECB)の中期目標(2%をやや下回る水準)をまた大きく下回る公算が大きい。エコノミストの間では、前月比1.1%低下、前年同月比0.7%上昇が予想されている。
 ユーロ圏全体でみると物価は上昇しており、ギリシャとキプロスで物価が下落している事実を覆い隠している。ただその上昇率は低いため、域内経済をてこ入れするための追加措置をECBに求める圧力が強まっている。
 このほかGMT28日午前10時(日本時間午後7時)には、1月のユーロ圏失業率が発表される。エコノミスト調査では、昨年12月の12.0%から横ばいとなり、過去最高に近い水準にとどまると予想されている。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N199PH6JTSZG01.html
IMF:G20にリスク警告、ユーロ圏のデフレと新興市場の混乱
  2月19日(ブルームバーグ):新興国市場の混乱長期化やユーロ圏でのデフレといったリスクが世界経済見通しを脅かしていると、国際通貨基金(IMF)のスタッフが指摘した。
IMFは週末にシドニーで開催される20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議向けに準備されたリポートで、景気回復はまだ弱く「著しい下向きのリスクが残っている」と説明。2014年の世界経済成長率が3.7%(13年は3%)になるとする1月時点の予想は、最近のトルコやブラジルなどの市場の不安定な動きが一時的なものに終わるかどうかにかかっていると記述した。 
同リポートでは「新興国での資本流出や金利上昇、急激な通貨安は引き続き主要な懸念材料だ」と指摘。「長期的なインフレ見通しが低下する可能性のあるユーロ圏では非常に低いインフレを要因に新たなリスクが生じ、経済活動への深刻なショックが起きた場合のデフレリスクを高めている」と続けた。
原題:IMF Warns G-20 of Risks of Deflation, Emerging-MarketTurmoil(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Sandrine Rastello srastello@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2014/02/20 03:55 JST


http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYEA1D08F20140214?sp=true
ユーロ/ドルが3週間ぶり高値、予想上回る欧州成長率受け=NY市場
2014年 02月 15日 08:43 JST

2月14日、終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロ圏域内総生産(GDP)が予想を上回ったことで、ユーロが対ドルで約3週間ぶりの高値をつけた。ワルシャワで2011年1月撮影(2014年 ロイター/Kacper Pempel)
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ビジネス
伊格付け見通しを「安定的」に引き上げ=ムーディーズ
米ITC、中台の太陽光発電向け製品が国内産業侵害の恐れと仮決定
伊国債利回りが8年ぶりの低水準付近 新政権への期待で
米国の利益にかなう行動が他国にも恩恵与える─ダラス地区連銀総裁

[ニューヨーク 14日 ロイター] -

ドル/円    終値   101.79/84

始値   101.79/83

前営業日終値   102.15/17

ユーロ/ドル  終値   1.3692/95

始値   1.3704/07

前営業日終値   1.3679/81

14日終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロ圏域内総生産(GDP)が予想を上回ったことで、ユーロが対ドルで約3週間ぶりの高値をつけた。


ドルは対円でも下落し0.28%安の101.87円。

ドル/スイスフランは0.2%安の0.8918フラン。

ユーロ/ドルは一時1.3715ドルまで上昇し、終盤は1.3699ドルとなった。

ユーロ圏の第4・四半期GDPが前期比0.3%増と予想を上回る一方で、1月の米鉱工業生産指数は4年半ぶりの大幅な落ち込みを記録した。

ユーロ圏GDPを受けて欧州中央銀行(ECB)が3月の理事会で利下げに踏み切るとの観測は後退するとみられる。

ラボバンクの主任為替ストラテジスト、ジェーン・フォーリー氏は「成長率が堅調な結果となれば、デフレの可能性が低下し(ECBの)ドラギ総裁が行動を起こす公算も小さくなると市場は受け止める」と述べた。

同氏は「少なくとも数カ月間」ドラギ総裁はインフレの動向を見守るとの見方を示し、3月の理事会では政策変更はないと予想した。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは一時80.065まで下落し年初来最低水準をつけた。終盤は0.16%下落の80.199。

ポンドは対ドルで4日続伸し0.5%高の1.6739ドル。対ドルでの上昇を受けて主要通貨に対して約5年ぶりの高値をつけた。

前日下落した豪ドル/米ドルは反発し0.6%高の0.9033米ドル。中国の消費者物価指数が2.5%上昇し予想とおおむね一致する結果となったことが支援した。

中国はオーストラリアの主要な輸出市場のため、中国経済に対する市場の見方が豪ドル相場に反映される傾向がある。



2014年02月13日06:36JST 12日の外国為替市場では、ユーロがドルなど主要通貨に対して下落した。欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事が、ECBはマイナス預金金利の導入を検討する方針と語ったことが嫌気された。
 ロイター通信はこの日、クーレ専務理事がECBはユーロ高を抑制し、家計・企業への融資を促進する措置として、マイナス金利の導入を「極めて真剣に」検討する方針だと述べたと報じた。報道を受けてユーロは1.3564ドルまで下げる場面もあったが、その後は下げ幅を縮小した。
 マイナス金利が導入されれば、余剰資金を貸し出しに回さず、ユーロシステム(ECBとユーロ圏18カ国の中央銀行で構成)に預け入れている市中銀行は金利を支払うことになる。この政策では、より多くの資金が金融システムに流入し、ユーロ建て資産を保有するメリットが低減するため、ユーロ相場を押し下げる可能性が高い。
 一方、英ポンドはドルに対して強含んだ。英中銀イングランド銀行が12日公表した四半期インフレ報告で、インフレは抑えられており、英国経済の今年の成長率が従来予想を大きく上回るとの見方を示したことが追い風となった。


http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJEA1B00O20140212?sp=true
ECB、中銀預金のマイナス金利を「非常に真剣に検討」=専務理事
2014年 02月 13日 06:26 JST

2月12日、ECBのクーレ専務理事は、ユーロ圏全体により均一に資金が回るようECBの中銀預金金利をマイナスに引き下げることは「可能性が大いにある選択肢」との見方を示した。フランクフルトで2013年2月撮影(2014年 ロイター/Ralph Orlowski)
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ビジネス
欧州銀行監督一元化、局所的な資産バブル阻止できる=ECB総裁
米上院が債務上限引き上げ法案可決、大統領署名経て成立へ
1月の米財政収支は104億ドルの赤字、予想下回る
欧州株式市場=続伸、増配期待から銀行株に買い

[フランクフルト 12日 ロイター] -欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は、ユーロ圏全体により均一に資金が回るようECBの中銀預金金利をマイナスに引き下げることは「可能性が大いにある選択肢」との見方を示した。

同氏はマイナスの中銀預金金利について、ECB内で「非常に真剣に検討している」選択肢だと述べた。

ただ「期待し過ぎるべきではない」とも付け加えた。ロイターのユーロ圏サミットで語った。

物価情勢について同氏は「ユーロ圏でデフレは確認されていない」と指摘。「低インフレ状態で、緩やかだが2%に再び上昇しつつある」と述べた。

同氏は、インフレ率がどの程度の低さまでなら、副作用を起こさずに済むのかについてECB内で議論されたと指摘。「まだその段階ではないが、そうしたシナリオを引き起こす恐れがあるネガティブなショックにわれわれは警戒し、反応できるようにする必要がある」と述べた。

需要の弱含みが低インフレの主要因となった可能性があると同氏は分析したが、ユーロ圏で総需要が上向きつつあるとの認識も示した。

同氏は、金融政策の指針「フォワードガイダンス」について、特定の数値基準などと結びつける考えに否定的な立場だ。

ドラギ総裁は先週、2016年の見通しを含む新たな情報と分析が3月上旬には入手可能になると述べ、3月緩和に対する市場の警戒感を強める格好となっている。

クーレ氏は「スタッフ予想と理事会の決定に機械的な関連性はない。ユーロ圏経済で確認されるさまざまな動きに関するわれわれの理解によるところが大きく、こうした動き自体が複雑だ」と述べた。

新興国市場の動揺について同氏は「これまでのところ、ユーロ圏への大きな波及効果はみられず、慎重ながらも楽観的な見方を持つ根拠となっている」と話した。

また同氏は、域内行の資産査定(AQR)に伴い、各行の資産圧縮が促される恐れもあると指摘した。

そのうえで、各行が融資の縮小でなく、資本増強で資産状況を整えることが望ましいとの考えも示した。

さらにドイツ憲法裁判所が、ECBの無制限債券買い入れ策(OMT)について、金融政策の責務を超え、財政ファイナンス禁止に抵触する恐れがあると指摘したことを受け、同氏はOMTは引き続き利用可能との認識を示した。

同氏は「OMTの状態は変わっていない。利用できる準備が整っているが、当面使うことが必要となる可能性は相当低いだろう」と述べた。

*情報を追加しました。


2014/02/07 11:39JST 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が利上げを急いでいるようには思えない。ECBは6日の理事会で主要政策金利を0.25%に据え置くと決定し、1月のインフレ率が0.7%にとどまったことで追加金融緩和を期待していた人々を落胆させた。
 ドラギ総裁の発言から判断すると、こうした人々はしばらくの間、がっかりさせられる可能性が高い。
 実際のところ、ECBは追加緩和の可能性を排除していない。ドラギ総裁は、金利が長期にわたって「現行水準かそれ以下にとどまる」との見方をあらためて示し、インフレ見通しに関して新たな情報を収集することが重要だと強調した。3月に公表されるECBスタッフの最新予想には、2016年のインフレ見通しも含まれる予定だ。インフレ率が16年まで引き続き、ECBが目標とする「2%に近いが下回る水準」を大きく下回ると見込まれる場合は、対応を求める圧力が強まるかもしれない。ドラギ総裁は、インフレが現在の低水準にとどまるようなら、ユーロ圏の経済調整はさらに難しくなる恐れがあると指摘した。ECBはまた、新興国市場の混乱にも目を光らせている。
 しかし、他の総裁発言の多くは、ECBが早急に行動する可能性に疑問を呈するものだった。特に、ユーロ圏経済の回復に対する期待は、低インフレへの懸念を上回っているように思われる。ドラギ総裁は、内需は拡大傾向にあり、低インフレは食料品やエネルギー価格によって引き起こされたものだと述べた。また、スペイン、ポルトガル、アイルランド、ギリシャの極端な低インフレや物価下落については、デフレの兆候ではなく「相対的な価格調整」によるものだと話した。
 一方、ECBは銀行融資の低迷が社債市場の急拡大によって補われると期待しているようだ。ドラギ総裁は、銀行の資産査定を実施することで信用状況の根本的な改善が見えにくくなっている可能性があると示唆した。
 これらすべてが、ユーロと債券市場に難題を突き付けている。ECBが行動しなければ、ユーロはドルに対して下落する可能性が低くなりそうだが、ドイツ国債の価格は不安定になる恐れがある。案の定、ドラギ総裁の記者会見に伴い、ユーロは急伸して1.36ドル台をつける一方、5年物のドイツ国債利回りは0.55%から0.62%に上昇(価格は下落)した。
 それでも、新興国危機の深刻化やインフレ見通しの大幅な下方修正によって、あるいは景気回復が失速の兆候を示した場合には、ECBは行動を強いられるかもしれない。しかし投資家らは、ECBの早急な対応を見込んだ取引の解消を検討している可能性が高い。


(゚ω゚)小売、上がっているのか?
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N0KHKF6N9EDU01.html
1月のユーロ圏小売業景気指数:統計概要(表)
2月6日(ブルームバーグ): Markitが発表した1月のユーロ圏の小売業景気指数の概要は以下の通り。
=====================================================================
1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月
2014 2013 2013 2013 2013 2013 2013 2013 2013
=====================================================================
売上(対前月) 50.5 47.7 48.0 47.7 48.6 50.3 49.5 49.1 46.8
3カ月平均 48.7 47.8 48.1 48.9 49.5 49.6 48.5 46.7 44.9
ドイツ 54.6 50.7 52.3 52.1 52.4 55.8 56.0 55.3 51.5
フランス 49.7 46.1 49.6 48.2 47.1 51.6 51.0 48.9 45.3
イタリア 45.2 45.3 39.2 40.3 44.9 40.9 38.2 40.7 42.1
=====================================================================
注:(*)の数値以外は季節調整済み。数値は0から100までのディフュージョン・インデックス(DI)で、調査で「良い」 とした回答から 「悪化」 とした回答を減じた数値。
出所: Markit
記事に関する記者への問い合わせ先:ウィーンKristian Siedenburg または ksiedenburg@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:Marco Babic または mbabic@bloomberg.net
更新日時: 2014/02/06 18:12 JST


(゚ω゚) 14日のGDP発表まではユロ円は上がり続けるかも。
(゚ω゚) 3月に利下げしてもユロ円は、
(゚ω゚) ドル円(年末までは円安傾向だから)が支えて落ちないように思える。

2014/02/07 03:29JST 【フランクフルト】欧州中央銀行(ECB)は6日、ユーロ圏のインフレが極めて低水準で、景気回復が一様でないにもかかわらず、政策金利の据え置きを決定した。だが、その後の記者会見でドラギ総裁は、早ければ3月にも利下げなどの刺激策を打ち出すと明らかにし、金融市場に警告を発した。
 ドラギ総裁は月例の定例記者会見で「現在の不透明性の本質を見極めたい」と語り、新興国市場の最近の混乱やユーロ圏の銀行融資に言及した。低調な域内銀行の融資に対し、昨年末のバランスシート強化が影響した可能性を示唆した。
 また、「物価や経済成長の中期見通しに関して、3月初旬に入手できる追加情報や分析を利用できるようにする」と述べ、ECBが来月に2016年までのインフレ予測を公表すると明らかにした。ECBがこれほどの将来について見通しを発表するのは、これが初めてになる。
 ベレンベルク銀行のエコノミスト、クリスチャン・シュルツ氏は「ECBのスタッフが2016年までインフレが目標値を大きく下回り続けるだろうと結論づければ、ECBはさらに政策を進め、利下げに踏み切ることもあり得る」と予想した。ECBは中期で「2%をやや下回る」インフレを目標に置く。現在明らかにしているインフレ率の予測は、今年が1.1%、15年が1.3%だ。
 先週発表された1月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)上昇率は0.7%にとどまった。
 ドラギ総裁は「われわれには行動する用意があり、意思がある」と続けた。
 中長期のインフレ見通しは引き続き「しっかり抑制されて」いるとの認識を示した。「物価動向の見通しに対する上振れリスクと下振れリスクは引き続き限定的で、これらは中期的にはおおむね均衡した状態が続いている」と述べた。
 新興国市場の乱高下については、ユーロ圏としてはどうすることもできないとした上で、ユーロ圏経済はこうした状況下でも「かなりの抵抗力」を見せていると評価した。
 ユーロ圏の民間部門向け融資はこのところ過去20年間の最低に落ち込み、債務危機からユーロ圏は脱出できるのか疑念が生じている。ただドラギ総裁は、銀行融資が低調だった背景にはECBが近く実施する銀行の資産査定(AQR)を前に、各行が昨年末にバランスシート強化を急いだこともあると指摘した。


2014/02/07 02:00JST 円の下落は欧州中央銀行(ECB)のせいだ。あるトレーダーによれば、ECBの金利据え置き決定を機にユーロ買い・円売りが始まり、それがドル円の取引にも波及した。「ドル円はユーロ円に追随している」という。ユーロ相場は日本時間6日午後10時32分ごろ、136円76銭から138円61銭へと約1%上昇した。その後同11時前にはドルが101円25銭から101円88銭へと0.5%上昇した。現在の相場は1ユーロ=138円55銭、1ドル=101円85銭前後。


2014/02/05 21:17JST BNPパリバのエコノミストらは、ユーロ圏のサービス業景況指数(PMI)が51.6となり、市場予想の51.9をやや下回ったことを受け、欧州中央銀行(ECB)が6日に政策金利を0.15%引き下げることも「あり得る」とみている。ECBは現在、政策金利を0.25%としている。ユーロは現在、1.3516ドルおよび136円73銭近辺で推移している。

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2月14日、EU国内総生産がマイナスだったら130円割れでしょ
2014-02-03 19:54:22
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(゚ω゚)デフレってことで130円以下で、次の発表までは上がらないと思う。
(゚ω゚)どこの経済カレンダーを見ているか、というと・・・。
http://jp.investing.com/economic-calendar/





(゚ω゚)見やすい!

19:00 EUR 国内総生産 (年刊)
実際:
予想:0.5%
前回:-0.3%

重要度:
通貨:
EUR
情報源:
Eurostat (URLをリリース)
公表日時 実際 予想 前回
1月 10, 2014 -0.3% -0.4% -0.4%
12月 04, 2013 -0.4% -0.4% -0.4%
11月 14, 2013 -0.4% -0.3% -0.5%