汚染状況重点調査地域の一関市、シイタケ産地再生へ一歩 一関、生産者が出荷再開 | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16808
平成25年6月21日
放射性物質汚染対処特措法に基づく汚染状況重点調査地域の指定の解除について(お知らせ)


http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20140105_12
シイタケ産地再生へ一歩 一関、生産者が出荷再開

 
 東京電力福島第1原発事故の影響に伴い、2012年3月から一関市産の施設栽培原木シイタケに出されていた県の「出荷自粛要請」が昨年12月に解除され、一部の生産者が出荷を再開している。原木が値上がりし、露地栽培の再開見通しも立たないなど課題山積だが、「産地再生への一歩にしたい」と意欲的に作業に励んでいる。

 同市で施設栽培をしていた17戸のうち、出荷自粛要請が解除されたのは4戸。放射性物質の影響を低減させる栽培に取り組むなどし、調査の結果、基準値を下回った。

 同市千厩町の男性(65)は12月中旬から地元の道の駅や農協を通して関東の市場への出荷を再開した。震災前の半分の規模のほだ木約6千本でハウス栽培しており「自分で働いて収入を得るのが一番。お客さんの『待っていた』という声が何よりうれしい」と、ほっとした表情を見せる。ただ、生産コストは高い。原発事故の影響で原木の供給元だった県南部から仕入れられず、現在は県北部から調達。価格は震災前の1本当たり160~170円が、同300円近くに値上がりした。

 露地栽培で使ったほだ木もハウスの暖房の燃料に活用していたが、放射性物質の影響で不可能に。出荷自粛してきた期間に傷んだ施設の修繕費もかかる。ほだ木1本当たりの収量増を目指し、工夫の日々だ。

(2014/01/05)