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牧草使用の自粛 10市町に県通知

2012年02月25日

 牛の餌になる牧草について、県は24日、白石市など10市町に2011~12年産を使うのを自粛するよう伝えた。農林水産省が3日、放射性物質について、より厳しい新許容値を設けたため。昨年解除された地域は再び自粛を迫られる。

 自粛が通知されたのは白石、角田、蔵王、七ケ宿、大河原、村田、柴田、川崎、丸森、栗原の各市町。

 牧草の従来の放射性セシウムの暫定許容値は1キロあたり300ベクレルだったが、国が100ベクレルに引き下げた。

 県は昨年5月、旧許容値で県内全域に自粛を要請。その後、許容値を下回った地域から順次解除し、昨年8月末には全域で解いていた。しかし、新基準で昨年のモニタリング結果を分析したところ、12年産についても「基準を超える可能性が高い」と判断した。

 県は10市町以外の地域についても今後検査を進め、自粛が必要かどうか今月中にも判断するが、「対象地域が増える可能性が高い」(畜産課)という。

 自粛解除のためには、草地を除染した後で生産された牧草の放射性物質が基準値以下になる必要がある。