放射線量 車で詳細調査 文科省 幹線道路、測定始まる | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
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【栃木】
放射線量 車で詳細調査 文科省 幹線道路、測定始まる
2011年12月8日
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地図を広げ、県内の調査地を説明する日本原子力研究開発機構の担当者。後部座席にあるのは放射線量の測定機器=壬生町で
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 文部科学省は七日、県北を中心とした県内の空間放射線量の詳細調査を始めた。測定機器を載せた車で幹線道路を走り、各地域の放射線量を調べる。県内の広域的なデータは、これまで航空機による調査しかなかった。結果は来月末ごろにホームページなどで公表。今後の対策に役立てる。 (内田淳二)
 文科省は今夏、東日本全域で航空機による放射線量の調査を実施。福島県の周辺でも比較的高い線量が確認されたため、全体像を把握しようと、詳細調査を実施することにした。
 対象は、航空機の調査で年間放射線量が一ミリシーベルトに相当する毎時〇・二マイクロシーベルト程度の放射線量が検出された地域。栃木県のほか、茨城や群馬、千葉、宮城の各県など、関東・東北地方の道路数万キロで調べる。県内では那須塩原市や日光市のほか、宇都宮市、鹿沼市など県央でも行う。
 車での測定は、福島県では既に実施している。走行しながら五秒ごとにデータを測定するため、五十~百メートル間隔で放射線量のデータを収集できる。放射線量が高い地域があった場合は、必要に応じて土壌調査も行う。
 測定を担当するのは日本原子力研究開発機構。県内ではこの日、地上一メートルの放射線量が測れる装置を積んだセダン型の車が日光方面を調べた。複数の車で一日百~二百キロを走り、県内での調査は今週中に終わる見通しという。
 壬生町で調査の概要を説明した同機構の担当者は「この調査でより詳しい線量が分かる。この情報を広く提供していきたい」と話していた。