【原発】西山元審議官が福島除染推進チームに異動(11/11/18) | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111118/dms1111181646020-n1.htm
“不倫騒動”西山元審議官が除染チーム次長に!きれいにするヅラ
2011.11.18
$乖離のぶろぐ(*´∀`)東日本製を買うな!核汚染を減らそう

西山英彦元審議官【拡大】

 あのスーパーエリート官僚が左遷!? 環境省は18日、福島第1原発事故で原子力安全・保安院の広報担当を務め、その後、女性問題で停職1カ月の処分を受けた経産省元官房審議官、西山英彦氏(54)を、併任の形で福島除染推進チームの次長にする人事を発表した。農水省と国交省からも1人ずつ除染チーム次長に併任、福島で除染業務を指揮する。

 西山氏は6月、週刊誌に20代後半とみられる女性職員と路上キスをしていた疑惑が報じられた後、勤務時間中に省内で抱き合ったりするなど不適切な行為を繰り返していたことが発覚。9月に懲戒処分を受けていた。

 西山氏は、東大法学部卒業後に旧通産省に入省、米ハーバード大法科大学院も修了している。キッチリ固まった髪形がトレードマークの西山氏には、ぜひ、被災地復興に尽力してほしい。





(゚ω゚)ズラに放射性物質が溜まってしまう。たぶん、ズラは取ってがんばると思うよ。


(゚ω゚)女に好かれる=人気がある証拠である。悪い結果にはならないだろう。
(゚ω゚)最後には線量が減らないと、住民といっしょになって避難を訴えるような気がする。
(゚ω゚)西やんは、誠実な人だと思う。だから、女にも人気がある。

【原発】西山元審議官が福島除染推進チームに異動(11/11/18)
http://youtu.be/I4-_cPO5BAI

ANNnewsCH さんが 2011/11/17 にアップロード

経済産業省は、原子力安全・保安院の記者会見でスポークスマンを務めた西山英彦氏を18日付で環境省に出向させる人事を発令しました。
・・・記事の続き、その他のニュースはコチラから!
[テレ朝news] http://www.tv-asahi.co.jp/ann/
カテゴリ:





http://sun.ap.teacup.com/souun/6005.html
2011/11/17
「野生化牛調査:セシウムは筋肉に血液の20~30倍量:胎児は親牛の1.3倍:『テルル129m』!」  原子力・核問題
野生化牛調査:セシウムは筋肉に血液の20~30倍量:胎児は親牛の1.3倍:『テルル129m』!や放射性銀も 投稿者 あっしら 日時 2011 年 11 月 14 日 から転載します。

 まず、このような調査が、政府の管理下ではなく東北大学の“自主調査”でしか行われなかったことは、政府の放射能汚染に対する取り組みのデタラメさを物語っている。

 政府が、明確な目的を定め、確かな陣容で、きちんとした予算措置をほどこし、結果をわかりやすい資料のかたちで公表し、人々の今後の健康管理に役立てなければならないからである。

 セシウム汚染藁で汚染した牛肉が見つかったときに、それらの牛を管理飼育し、その後の経過や内部被曝を調査すべきという内容の投稿も行った。

 放射能汚染や津波被害で多くの日本人が棄民の憂き目にあっているなか、内部被曝問題を煽る気はないし、調査対象の牛が警戒地域ということでとりわけ高濃度に汚染しているともいえるが、食材・大気・水・土壌など体内に入り込む可能性があるものに対する“自主的”な注意は怠らないほうがいい。

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 セシウムの内部被曝の部位別状況については記事をお読みいただくとして、気になるデータも公表されている。

26頭中5頭にごく微量だが、「放射性テルル129m」が腎臓にたまっていたのが検出されていたという。

 3.11事故発生の翌朝にテルル132(半減期やく3日)が敷地外の浪江町で検出されていたことが6月初めに公表された。
これは、政府・東電が遅くとも3月12日朝の時点ではメルトダウンを認知していたことを意味し、深刻な過酷事故であることを知りながら、住民避難やヨウ素剤投与(β崩壊でヨウ素132に)などで的確な対応をしなかったことを証左するデータである。

 今回検出された「テルル129m」は半減期が約34日で、β崩壊でヨウ素129になる。ヨウ素129の半減期は約1600万年(有名なヨウ素131は約8日・ヨウ素132は2.3時間)である。
調査での検出が9月末として、6ヶ月以上経過しているから、F1でメルトダウン以降再臨界などで新たに生成されていないのなら、「テルル129m」は当初の1/64ほどになっている。検出限界値はわからないが、6ヶ月後でも微量とはいえ検出されていることは要注意だ。(ヨウ素129が検出されていない?のは疑問)

 「テルル129m」については、6月初めに、1号機の取水口付近で採取した海水から検出されたと東電から発表されている。
 それを報じた読売新聞は、「事故後3か月を過ぎて新しい核種が検出されたため、高濃度汚染水の流出などが疑われるが、東電は「採水の際に、なんらかの原因で混入したのではないか。ほかの放射性物質の検出値に変動はないので、汚染水が漏れるなどの異常事態が起きているとは考えられない」としている」と書いていた。

 週刊現代は、テルル129m検出情報をもとに、欧州放射線リスク委員会の科学委員長クリス・バズビー博士から次のような説明を引き出し掲載した。
「テルルが検出されたというのは、とても興味深いデータですね。なぜならこれは、核分裂によって生じる物質なのですが、半減期が33日ととても短いからです。半減期が短いものが、原発事故より3ヵ月がたった6月に採取したフィルターから検出されたということは、核分裂が今も続いている可能性---つまりは再臨界を起こしている可能性を示唆しています。最初に放出された量がわからないので、これが確かなことかどうかは断言できませんが、再臨界が起きていたのかどうか、政府や東電は調査し、その結果を公表すべきです」


 原発事故とそれに伴う放射能汚染は、政府・東電・メディアが関連情報の露出を徐々に絞ってきたこともあり、ある割合の国民はときに思い出すという感じで風化しているようにも思える。

 政府は、口先で大丈夫といったり、健康調査と称した“人体実験デーや”収集に励むのではなく、牛など動物には申し訳ないが、不幸にして巻き込んだ動物の管理飼育を通じて貴重なデータを入手し、それを公表するとともに、ほんとうの意味での健康管理に役立てるための研究に傾注しなければならない。


※ 関連投稿

「政府が震災後これまで見せなかったほどの速さで汚染肉牛買い上げを政策化するワケ」
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/692.html

「参議院質疑:あまりにひどすぎるチャランポラン・デタラメの保安院・枝野氏:テルル132問題:福島さんも「予定調和」」
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/716.html

「[国会テルル132検出問題:お詫びと訂正]ですが、原子力安全・保安院はよりずっとアクラツで度し難い「犯罪組織」だった!!」
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/797.html



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http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E0E2E2978DE3E0E3E3E0E2E3E39180E2E2E2E2;at=DGXZZO0195583008122009000000
セシウム、牛の筋肉に蓄積 福島の警戒区域、東北大調査

2011/11/12 13:11

 東北大学加齢医学研究所の福本学教授らのグループは、福島第1原子力発電所の事故に伴い警戒区域に指定された地域で野生化した牛の内部被曝(ひばく)状況を調査した。放射性セシウムが筋肉に多く蓄積しており、濃度は血液中の20~30倍だった。セシウムの濃度は親牛に比べて胎児では臓器にかかわらず、ほぼ1.3倍高いことも分かった。

 別の2種類の放射性物質も腎臓や肝臓に集積していた。研究成果は13日に仙台市で開く国立大学協会防災・日本再生シンポジウム「放射性物質の拡散と大学人の役割」で発表する。

 研究グループは8月下旬から9月半ばにかけて警戒区域内で、屋内で飼っている牛や野生化した牛計26頭を捕獲し、その胎児4頭を含め内臓や筋肉、血液中の放射線の被曝線量を測定した。

 放射性セシウムは筋肉にたまりやすいといわれてきたが、今回の調査で改めて裏付けられた。血液中の濃度が1キログラム当たり60ベクレルの場合、ももの筋肉の濃度は同1800ベクレルだった。舌や肝臓などの濃度は筋肉よりも低く、血中濃度の10倍程度。甲状腺には放射性セシウムはほとんど沈着していなかった。

 ほかに「放射性テルル129m」が腎臓、「放射性銀110m」が肝臓にたまっていた。放射性テルルは26頭中5頭でごく微量検出。放射性銀は26頭すべての肝臓に蓄積していた。被曝線量はほとんどが1キログラム当たり100ベクレル以下だったが、最大同500ベクレル蓄積している牛もいた。肝臓にたまった放射性銀の濃度は血中濃度の25倍だった。放射性のテルルと銀の内部被曝状況が分かったのは初めてという。

 内部被曝線量は屋内飼育より、野生化した牛のほうが高かった。放射性物質に汚染された草を食べたり水を飲んだりしたとみられる。

 研究グループは今後も調査を続け、ぼうこうなどの内部被曝の実態を詳しく分析する計画。福本教授は「放射性テルルは血中では検出されなかった。放射性セシウムや放射性銀については血中濃度を測れば、筋肉や肝臓にどの程度沈着しているか予測できることが分かり、人にも応用できる可能性がある」と話している。


http://chikyuza.net/n/archives/16817
“肥田舜太郎(広島原爆被爆医師)氏の発言-低線量被曝の時代を生き抜く”など  地震と原発事故情報 その237

2011年 11月 17日
交流の広場
たんぽぽ舎

<たんぽぽ舎>

◆ 地震と原発事故情報 その237 ◆
4つの情報をお知らせします(11月17日)

★1.肥田舜太郎(広島原爆被爆医師)氏の発言-低線量被曝の時代を生き抜く
★2.<テント日誌 11/16(水)>
広がりを見せる「みんなの反原発ひろば」
―経産省前テントひろば 67日目―
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内
11/29鎌田慧(さとし)さんの講演会
★4.「原発住民投票」の提唱者の民主主義観の底の浅さ-今必要なのは、
原発廃止の運動の強化だ
★1.肥田舜太郎(広島原爆被爆医師)氏の発言-低線量被曝の時代を生き抜く
◯1945年8月、私は広島陸軍病院に勤務していました。6日朝は6キロ離れた村
に深夜往診をして幸い原爆の直爆死を免れました。
それから65年間、私は多くの被爆者を診察してきました。直爆を受けた人々の
死は壮絶でした。火傷や外傷とともに、発熱、紫斑、目、鼻、口、陰部を含む体
中からの出血の急性原爆症で死んでいったのです。
しかし、医師である私にさらに強烈なショックをもたらしたのは、あとから入
市した人々が似たような症状を呈して死んでいった姿でした。
以来私は、生涯、不明の病気で苦しんだ、放射性物質を体内に取込んだ内部被
曝者を数多く診察しており、彼らこそ核の時代の最大の被害者だと感じてきました。
◯ところがマッカーサー将軍が、原爆被害を米軍の軍事機密に指定し、被爆者に
は「喋るな、書き残すな」と命じ、医師、学者には被害の研究を禁止して、違反
者は重罪に処すと宣言したため、占領下の7年間、被爆者は放置されたままにさ
れました。
さらに、1949年に廣島と長崎に設置されたABCC(後の放射線影響協会)が、
「内部被曝は放射線が微量で、人体には全く無害」と強力に宣伝したため、「だ
るさ」を訴える内部被曝者の慢性症状「ブラブラ病」は神経症状とされ、中には
仮病とまで言われて、被爆者の苦しみをさらに広げました。
◯私は原発労働者の中にも、ぶらぶら病の症状を呈した患者を診たことがありま
す。電力会社は今までたびたび放射線の放出を伴った原発事故の直後に「健康に
影響がない」と発表してきました。医師でもないのに電力会社の責任者がなぜそ
のようなことが言えるのか。真面目に言っているとしたら茶番です。
今回の福島原発事故でも、労働者三人が亡くなっていますが、電力会社は放射
能との因果関係を否定しています。どのような根拠で否定できるのでしょうか。
実際私の元には、数百人の相談者が既に来ており、鼻血、下痢、発熱、甲状腺
の腫れ、紫斑の出ている子どもも出ています。福島や東北地方はもちろん、東京
を含む関東、遠くは山梨県や静岡県からの相談もあります。
子供さんに放射線被害の初期症状がでた福島や関東平野の母親は、これから、
どう生きたらよいのか深刻に悩んでいます。放射能は自分の家族だけの安全を許
しません。
人類にとって唯一の生き延びる道は原爆、原発を全廃することだけです。あり
がとうございます。

◇(編集部より)
この文章は、11月15日の記者会見(午後)の時に配布された肥田(ひだ)さんの文
章です。夕方からの「スペースたんぽぽ」での講演内容と同趣旨ですので、参加
されなかった方のために掲載しました。
なお、11月15日の講演での4人の発言(肥田舜太郎さん、竹野内真理さん、佐
藤幸子さん、梅田隆亮さん)の内容を含んだDVDは、10日ほどで完成する予定
です。ご希望の方はたんぽぽ舎あてご連絡下さい。
(DVD1枚1000円、送料1枚80円、合計1080円)

★2.<テント日誌 11/16(水)>
広がりを見せる「みんなの反原発ひろば」
― 経産省前テントひろば 67日目 ―
今日の経産省前テントひろばは、平和な一日でした。
寒さの厳しい朝にかかわらず、9時過ぎから座り込みを始める人がおり、ひとり、
またひとりと増えていきました。
お昼ころには7人くらいが座り込んでいました。
愛知から来た男性は用事のついでに寄ってくださり、お菓子の差し入れも。
反原発のステッカーを置いていってくださいました。
日中は、毛布や手袋の差し入れも頂き、大変ありがたかったです。
寒さが厳しさを増す中、風雨に弱いテントをいかに補強し、宿泊や集会を快適に
行うことができるかが課題です。
午後18時ころには、東京電力本社前にて「TEPCO kills US」というテーマで、
反原発パフォーマンスをしたアーティストの方々(主催は、「原発いらない全国
の女たち」座り込みアクションで、絵を描くパフォーマンスをした増山麗奈さん)
がテントひろばの座り込みに加わり、ますますにぎやかになりました。
この日は、栃木や茨城、東京から兵庫に避難されている方、医療関係の方がい
た関係で、放射能の危険性について率直な意見交換が行われました。
また、個人的に東海村の村長に手紙を送った方が、村長からの返事を読み上げ、
村長に対する支持を呼びかけました。
夜は、飲食物の差し入れが多くあり、その場に集まった20人ほどのみなさんで
分け合い、思い思いに語り合いました。
ここが霞が関の真ん中で、日々権力と闘争している最前線の拠点であるというこ
とを一瞬忘れそうなほど、穏やかな時間でした。
しかし、テントひろばに集まる方々は、テントひろばの存在意義を強く認識され
ており、口々に持続させたいとおっしゃっていました。
また、どうやって原発を止めればいいのか、どうやって生きていけばいいのか、
穏やかな交流の中で、真剣に話し合っているのです。
人の輪は確実に広がっています。「反原発のみんなのひろば」である経産省テン
トひろばは、まさに「みんなのひろば」になりつつあります。(文責 ひまわり)

★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内
脱原発1000万人署名の推進を目的に、鎌田慧(さとし)さんの講演会が
実現しました。
日 時:11月29日(火)18:30~
会 場:船橋市勤労市民センター
※鎌田慧さんは青森県弘前市出身。青森県立弘前高等学校卒業後に上京し、零細
工場で働く。ガリ版印刷の会社を退社した後、早稲田大学第一文学部露文科に入
学。大学卒業後、業界紙(鉄鋼新聞社)記者を経てフリーライターとなる。トヨ
タ本社工場の季節労働者の実態を自身の経験から描いた『自動車絶望工場』以来、
一貫して社会の中で虐げられた側に立って、現地を足で巡ってルポルタージュを
書き続けている方です。
原発関係でも著作が多く、さようなら原発1000万人署名の呼びかけ人です。
福島瑞穂さんとの対談の動画がアップされています。
http://www.youtube.com/watch?v=dakWWLvW-oE
400人の会場をいっぱいにしましょう。
お誘いあわせてご来場ください。  市民ネットワークふなばし

★4.―複眼単眼―
「原発住民投票」の提唱者の民主主義観の底の浅さ
「原発国民投票」を呼びかけていた「みんなで決めよう『原発』国民投票」
(今井一事務局長)が突然、東京や大阪での「原発住民投票」運動を呼びかけ始
めた。
今井氏たちは、今年六月末、この原発国民投票運動の構想として、「私たちが
要請している『原発』国民投票法の制定を立法府に受け入れさせるべく、二〇一
一年十一月十一日までに『原発』国民投票の実施を求める『請求人』を百十一万
人、本会の活動に賛同しサポートしてくれる『賛同人』を十一万人獲得するとい
う(語呂合わせのような)目標」を掲げ、運動を始めた。しかし、間もなく、目
標期限が来るのに達成率は一%程度に過ぎない。
そこで今度は「原発『住民』投票」を東京都、大阪市などで行うことを呼びか
けている。今井氏の説明によれば、「原発は、立地先だけの問題ではなく、消費
地の問題であるということを多くの国民に理解してもらう。主権者が、消費地の
人間が、自身で決定して責任を取ることを実現させよう。
そのことによって同志、仲間の輪を飛躍的に広げていく可能性を見出せる。こ
の機会を逃すと、国民投票運動は、近々、尻すぼみになって運動が滞り、結果と
して、署名やカンパを頂戴した大勢の方を裏切ることになる」という。「みんな
で決めよう」「私たちの未来は、政治家に委ねず、自分で決めよう」ということ
を強調し、直接民主制の重要性をいう。このコピーに、あまり深く考えないまま
乗っている人びともいる。
しかし、この今井氏の「国民投票」や民主主義に対する立場には、かつてナチ
スの台頭を許したドイツの「ワイマールの悲劇」の例を挙げるまでもなく、重大
な落とし穴がある。「一票投票」「国民投票」は無前提的に「善」ではない経験
を民主主義の歴史は持っている。
第一に、東京電力福島第一原子力発電所が未曾有の事故を起こし、立地地元の
福島県民をはじめ、近隣住民に多大な被害を与えているのに、電力「大消費地」
の東京都民・大阪市民にたいして、原発賛成でも、反対でもない立場を強調して
「原発稼働か、廃止か」を提起し、選ばせるという運動の思想は、原発の問題を
まったく理解していない底の浅い提起だ。まさに原発とは都市に象徴される弱肉
強食の資本主義がこうした過疎地(辺境)に立地を押しつけて、弱者が原発を受
け入れざるを得ないような構造の下で、存在してきた。
東京都民に福島県民を犠牲にする「原発稼働」を投票で選択する「権利」など
ない。「辺境」を犠牲にした「都市」の電力の浪費はやめなくてはならない。
「辺境」にあぐらをかいて、繁栄を謳歌する「民主主義」は、かつて奴隷制のう
えに特権市民の「民主主義」を展開したギリシャの民主主義のレベルの思想だ。
第二に、地方自治法の規定に基づく住民投票条例制定の直接請求に必要な「有
権者数の五〇分の一」の署名を集めても、条例制定がその議会で否決されたら、
それは元の黙阿弥だ。
原発維持論者の石原慎太郎都知事のもとで、都議会では民主、自民、公明各党
が圧倒的な議席数を占めている。これらの人びとが、いまのままで脱原発を選択
する可能性のある原発住民投票条例制定賛成にまわることはありえない。
第三に、いかなる住民投票条例が議会で作られるのかの問題だ。今回、今井氏
たちが発表した「条例案」は、この間の「憲法国民投票」や「原発国民投票」で
の論争を経て、他の重要な問題が残る(住民投票運動期間、若ものの将来を左右
する原発問題で意思表示する権利の年齢は一六歳でいいのか、テレビ・ラジオ・
新聞の有料広告などマスメディアでの宣伝の公平性をいかに保障するか、などな
ど)とはいえ、最低投票率が設定されたことや、投票権者の「国籍」問題、「年
齢」などでは従来の今井氏らの主張より、一定の「前進」が見られる。しかし、
現在の東京都議会、大阪市議会がこうした市民の要求する条例案を支持し、その
条例制定が実現可能だと考えるのか。例えば投票権者の「国籍」の問題(永住外
国人など)で、世論が盛り上がっていないもとでは、民主党の大半の議員や自民
党の議員の条例の拒否の理由になるのは明らかだ。
第四に、このような「実現不可能」な運動に多くの市民活動家のエネルギーを
投入し、浪費することは、脱原発運動に亀裂を持ち込むことになる恐れがあり、
問題が大きい。いま、緊急に必要なことは、被災地の子どもたちをはじめ住民の
救援を優先させつつ、脱原発の世論を盛り上げながら、ひとつひとつ、原発立地
や周辺自治体に確実に脱原発の橋頭堡を作っていく運動だ。福島県議会につづい
て、浜岡での牧ノ原市議会や焼津市長の永久停止要求や、東海での村長の脱原発
宣言、上関での建設計画の中止の運動などなど、ひとつひとつ民衆の運動で脱原
発を実現するための橋頭堡を作っていくことだ。いま、全国各地で無数に取り組
まれている大小の集会やデモ・パレードなど、これらが世論を作っていく。これ
らこそが脱原発の実現と民主主義をたたかいとっていくことに連なる。(T)
「人民新報」2011年11月15日号・第1283号(統合376号)より
(注):「人民新報」編集部の了解を得て掲載

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(゚ω゚)なんだか気休め。。

http://news.goo.ne.jp/article/mycom/world/ecoscience/mycom_357345.html
京大、福島県成人住民の放射性セシウム内部被曝量を推計 -基準値以下と結論
マイナビニュース2011年11月18日(金)12:30
$乖離のぶろぐ(*´∀`)東日本製を買うな!核汚染を減らそう
京都大学の研究チームは、福島県に住む成人について、食事を介した経口、大気粉じんの吸入による放射性セシウム(セシウム134、セシウム137)の内部被曝量評価を実施した。

評価にあたったのは、医学研究科 環境衛生学分野(小泉昭夫教授)および、防災研究所 暴風雨・気象環境分野(石川裕彦教授)の研究チーム。この研究成果をまとめた論文は、日本衛生学会の英文誌「Environmental Health and Preventive Medicine」に掲載された。

論文のタイトルは『Preliminary assessment of ecological exposure of adult residents in Fukushima prefecture to radioactive cesium through ingestion and inhalation(福島県成人住民の放射性セシウムへの経口、吸入曝露の先行評価)』。著者クレジットは、小泉昭夫、原田浩二、新添多聞、足立歩、藤井由希子、人見敏明、小林果、和田安彦、渡辺孝男、石川裕彦となっている。

研究は、福島県成人住民の環境を通じたセシウム134、セシウム137への経口、吸入曝露を評価することを目的に行なわれた。調査期間は2011年7月2日~8日の1週間。通常の食品モニタリングより測定時間を長くし、低濃度まで評価できるようにしたという。また個別の食品だけでなく、日々摂取する様々な食品を1日分ごとにまとめた状態で測定することで、より実態に沿った摂取量を評価した。

経口の評価では、成人一人の1日量の食事を代表するような55セットの食事(水道水を含む)を、福島県内の4地域の商店で購入。また、地域で生産された牛乳(21試料)、野菜類(43試料)も購入したほか、同時に吸入の評価として、12地点において大容量空気捕集装置を用いた大気中エアロゾル採取を行なった。

また、対照となる19セットの食事を京都府宇治市で2011年7月に収集。セシウム134、セシウム137濃度はゲルマニウム半導体検出器を用いて測定した。

結果、福島県では55セットの食事の内、36セットで放射能を検出。京都府では19セットの内、1セットで検出されたという。預託実効線量の中央値は年間3.0μSv。最小値は検出限界以下(年間1.2μSv以下)、最大値は年間83.1μSvであった。牛乳、野菜類のうち、暫定基準値(牛乳200Bq/kg、野菜類500Bq/kg)を超えたものはなかったという。

一方、大気粉じん(ダスト)の吸入による実効線量は9地点で年間3μSv以下と推定。ただし、福島第一原発から半径20km地点の近傍では比較的高い線量を示したという。(飯舘村:年間14.7μSv、浪江町:年間76.9μSv、葛尾村:年間27.7μSv)。

結論として、福島県内での経口、吸入によるセシウム134、セシウム137への曝露は認められたが、総じて基準値以下、としている。