バズビー " 1μSv/hから避難すべき。東京は核実験当時の300倍汚染。など” | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
(゚ω゚)宮城~静岡くらいは、住めないと思ったほうがよさそうだ。

http://umi238.blog79.fc2.com/blog-entry-75.html
7-20 クリス・バズビー記者会見 自由報道協会
///自由報道協会記者会見文字起こし。途中から。
IWJ2チャンネルに一連のバズビーさん関連録画があるはずです。


20年間の研究の結果いえることは
今回の線量による内部被曝は安全などではないということ。

吸収線量と内部被曝は違う。
(この辺聞き逃した)

ECRRのリスクモデルは2003年に内部被曝者の
疫学的調査に基づいて作られた。
原発の近隣地域に住む住民また60年代の
核実験の死の灰にさらされた人々の研究に基づいている。

その後の世界における癌の蔓延は、
これら放射性物質によるものだと考えられる。

このモデルは、チェルノブイリの研究によって実証された。
ことに2004年のスウェーデン北部における研究でさらに確認された。

我々が扱ってきたケースと現在の福島のケースは全く同じだ。
だから私は福島近隣に住む人々にとって
現在の線量は内部被曝的観点から見て脅威であり、
これらの核種からは高い人数の癌等が予想されるため
対策について助言するためにきた。

というのも現在の日本政府はICRPのリスクモデルを採用している。
これによると、毎時1マイクロというような低線量地域では安全だとしている。
しかし、被曝量が自然放射線量より高い場合、
それは周囲が放射性核種によって汚染されていることを意味する。

これに関して重要なニュースがある。
私は東京と福島の100キロ圏から送られた車のエアフィルターを研究している。
車も人間と同様に空気を吸うため、研究するには好材料だ。
車のフィルターにひっかかるものを分析した結果、
高い濃度のセシウム134、137その他を
福島、東京双方のエアフィルターから検出した。

そして特別なプラスチックのフィルムを使った結果、
エアフィルターの中に、α核種のホットパーティクルも発見された。
つまりプルトやウランだ。
しかし、このフィルターは、ガイガーカウンターを持って線量をはかっても
線量は低い。

というわけで私は毎時1マイクロ以上の汚染地域からは避難するよう提案する。
100キロ以上のエリアにおいても、空気中の汚染度は、
世界核実験のピーク時に(63年ごろに)汚染に比較して1000倍にもあたる。


我々は、もし現在の人口がそのままこれらの地域に留まった場合、
100キロ圏内で癌の発生率が23%ほど上昇し、
10万人単位のがん患者が出ると思われる。


これらの情報はだいぶ前から存在していたのに、
政府がそれを無視して「安全だ」という無責任さは犯罪的である。

この他にも提案がある。
そのひとつは、健康被害調査を行う独立機関を設置し、
癌の発生率に結びつくデータを集め、証拠を残すことだ。

しかし時間がないので、このぐらいにして皆さんからの質問をお受けしたい。


Q1:
エアーフィルターからプルトとウランが検出したそうだがどこを走っていたのか?
(注・α核種というだけでプルトやウランという核種まではわかっていません)

A:
ひとつは千葉市と東京を100日間往復し続けた車。
セシウムと134と137が核実験ピーク時の300倍。
(空気中汚染は730ミリBq/m3、核実験ピーク時が2.4ミリBq/m3)

もうひとつは福島から100キロ圏外で100キロ
走った結果(四台分)ということしか知らない。
それを郵送してくれた人物がここにいないので詳しいことはわからない。

Q2:
プルトニウムは福島の一台から検出されたのか?

A:
α核種を検出したというだけ。これはほぼウランかプルト。
γ線の分析から見ると一定量のウランが見られる。
現在詳細分析をしており、ウランとプルトの組成分析をしている。

我々は昨日会津若松で、携帯用のγスペクトロメーターを使って
土壌を検査した。結果濃縮ウラン、ウラン235のピークも二箇所で
見られている。

Q3:
今回福島にきた理由の一人に子供の集団疎開の原告のためがあると聞いた。
日本では年20mSvは安全だとして子供を外で運動させたりなんだりしているが
日本政府の行動をどう思う。

A:
政府ぱ犯罪的レベルの無責任さだ。
突然法律を瞬間的な判断によって変更することなどできるわけがない。
ヨーロッパではこんなことは許されない。
今後、子供の死者が多く出ることが予測される。


さらに言うならば、被曝量の基準は内部被曝を一切含んでいない。
もし内部被曝をきちんと考慮するのならば、
会津若松の人々も既に20ミリシーベルト以上被曝していると考えられる。

Q4:
チェルノブイリの疫学調査の結果、イングランド、ギリシャ、ドイツ、ベラルーシにおいて
妊婦の被曝量が増えた。
これらの論文を三回読んだがどうしても

・UKとドイツの場合1万人に補正した場合、白血病が1%しか増えていない。
ギリシャにおいては三倍という数字が出ているというが、
なぜなのかと考えている。

A:
あなたがそう思われるのは、恐らく線量を倍にすれば正比例して
被害も倍だと考えているからだろう。

しかし疫学からの証明を見れば、被曝量と被害の関係は
直線的正比例ではない。
線量が上がるとともに、線は上がり、一度下がり、再び上がる。
この理由は現在においてはかなりよく理解されている。
主な理由は、場所によって細胞の種類・密度が違うからだ。
線量が上がるとまずは敏感な細胞群が死滅する。

胎児の被曝量を上げて行くと、白血病の発生量があがる。
しかし、一定以上に被曝量が上がると胎児が死亡して流産となる。
白血病は減少したことになる。

チェルノブイリ後、ベラルーシではファンタスティックな出産率の激減があった。
現在においても、ベラルーシで生まれる4/5人の子供は病気だ。
これは福島の状況においても重要な要素だろう。


Q:ドイツTV
吸引による内部被曝ではなく、食品による内部被曝のリスクはどうか

A:
食品における重要な内部被曝は乳製品によるもの。
進化の過程によって消化系は腸内の無用物を排出する機能が高い。
しかし呼吸器系には一度吸引したものを排出するする機能が低く、
そのため、消化系被曝によるダメージ効率は、
呼吸器系を介する被曝によるダメージ効率より高い。

これは今計らせてすらいないが、飲食物の重要な被曝経路としては、
水のトリチウム(H3)、乳製品のストロンチウム90、ウラン、
そして魚介類。ことに海岸線近く、また海底の泥の近くで生息するもの。

Q:ナナオさん
ふくいちから今も毎時10億ベクレル放出されているとされているが、
この現状が健康に与える影響に関する見解を聞きたい。

A:
今あなたたちが目前にしてるのは、
想像を超えた大災害だ。
どうすればいいのか、誰もわからない。
簡単な答えなどない。

私は、これが世界史上最悪の災害になると思っている。
最初の瞬間から、私はそういうことを言ってきた。
なぜ笑っているのか自分でもよくわからない。
とにかく、早急に対策がとられねばならない。

これは日本だけの問題ではない。世界全体の問題だ。
そして高いレベルで、国連などで大きな権力と資金を使って
早急に大きな対策をとらねばならない。
IAEAのような機関が劇的な対策を採る必要があり、
またそれは早急に行われる必要があると考えている。
わたしはいくつか

核分裂が続行し、汚染が広がる。
そうして人々の死亡率が上がる。

現在、我々には何があるか見ることができない。
昨日会津若松に行ったが、全てはふつうだった。
木々は木々であり、犬が歩いていた。
だが、機器を持って行くと辺り中が放射性物質できらめき、
人々が目に見えない蛇に噛まれ続けていることがわかる。


Q:ライブドア
食べ物について。食物安全基準、ヨウ素131で2000Bq/Kg.
これらの基準についてどう思う。

A:
ヨウ素131は半減期が短いので、
食物はヨウ素が分裂しきるまで待てばよろしい。

しかしそれ以外の汚染に関しては、
ことに福島200キロ圏内には外からきれいな食物を輸入すること。

2,000Bq/Kgは高すぎる。本来ならば10、いや0Bq/Kgにすべき。
これならば確実に安全を保障できる。

Q:(bloomberg)
どれぐらいの子供や人々が避難すべきだと考えているのか。

A:
これはプラグマティックな、どうすべきかという質問だ。
まず、強制退避区域を決める。
それにはヘリとγカメラを使って濃度を検査した結果に
基づいて決めるべき。同心円ではなく。
ここは立ち入り禁止にし、警察が立ち入りを管理する。
避難しないで住むほどのところにおいては、
外からきれいな食物を与える必要があり、
また健康被害に関しても補償されるべきと考える。
彼らは暴力を受けているのと同じことだからだ。

Q:木野さん
ICRPの基準ではシーベルトを使っているが、
チェルノではBq/m2で避難基準を使っていた。
空間線量で基準を使うと不安定になる気がするが、
これらの違いはどういう意味か

A:
このシーベルトという被曝量が初めて使われたころ、
ベクレルと並列されて出されていた。
両者の間では容易に換算が可能。
1microSv/h = 300Bq/m2 (セシウム換算)
1.5microSv/h = 500Bq/m2というのが
国連の「放射能汚染区域」の定義。

マイクロシーベルトで測れば、
自然放射線と同様の扱いになる。
そこら中が汚染物質で満ちているというイメージにはならない。
おそらく単位を使ったのはそのため。

追加すると、スウェーデンのトンデル氏は
100kBq/m2ごとに癌の発生率が11%上がると言っている。


Q:おしどりさん
事故後北西に流れたプルームはほとんどI-131だったと言われているが
事故後光線量被曝した作業員はWBCの検査をした結果、ほとんど、
95%以上ヨウ素の被曝だったと言われている。
内部被曝を住民がマスクもせず50マイクロという線量下で露地野菜を食べ、
かなり被曝したと思われる。
もうヨウ素は半減期で消えてしまって過去の被曝量を調べられない。
過去の被曝量を推定する方法はあるのか。

A:
WBCは使えない。γ核種しか見ない。γ核種はあまり問題じゃない。
γ、β、α核種は一緒には移動しない。
だが場所によって核種のスペクトルは確認できるためある程度の推測はできる。
とはいえ核種のスペクトルをどの程度記録しているのかは知らない。
(木村さんがやってるようなヤツで、後にセシウムの被曝量と
空気中・土壌の汚染のスペクトルがあればある程度計算できるということ?)

さらに、WBCの利用は隠蔽の一端に利用されており、
科学のためではなく安心させるために使われているというのが
私の考えだ。
被曝量が小さかったから健康被害とは関係ない、と
後に言うための方策ではないか。


Q:かみでさん
今東京にいる少なくない人たちが政府は本当のことなど言ってない。
関東地方の食べ物は危険だ。2年3年とたっていったら東京で安全な食べ物など
本当はなくなるような状況なのに政府が隠していると思っている人が多い。
本当のところこれから日本はどうなっていくのか、博士の見解と助言を聞きたい。

A:
福島の放射能が東京にきていることは
自分ではかって確認したから間違いない。
東京の人口は多いので、健康被害は多くの人に出る。
今後10年であなたがたはそれを見ることになる。
人々は政府に対してすべての食物および環境における放射能のモニターをし、
ネット等でいつでも全ての人々に公開されるよう
圧力をかける必要があるだろう。
その情報に基づいてどう行動を取るかは個人の選択だ。

たとえば英国では、ほぼ全ての食物、環境媒体などの放射能は
毎年検査され、公開されている。1962年以来。

Q:
水のトリチウム(水素同位体)の検査をしていないという話。
どれぐらいの数値だとどういう被害が予想されるのか。

A:
ECRRはICRPから危険性を無視された重要な要素と考えている。
動物の発育障害を促すことを知られている。特に胎児。
DNAへのダメージ効率が高い。
だがβ線が低いため、被曝量ベースの計算をした場合
そのリスクは相当の過小評価につながる。
だが水を大量に使用している福島からは
大量のトリチウム発生が予測される。

また、トリチウムは集合する性質で知られている。
そうしてトリチウムの霧を発生させたりする。
それを吸引する恐れがある。水蒸気と同じなので体に吸収される。



http://umi238.blog79.fc2.com/blog-entry-73.html
7月18日 クリスバズビー講演 質疑応答書き起こし
Q:とても気をつけていた人の尿検査
・セシウム134、137  0.37Bq/Kg, 0.45Bq/Kg
この値についてどう思うか。

CB:セシウムのレベルは大したことはないが、
その人が同時にストロンチウム90やウランも体内に取り込んでいる可能性がある。
そのデータに関しては非常に興味がある。
(バズビーさん、笑いのセンスがちょっと不謹慎・笑)

(あれ?通訳さん間違えた?
この人避難してたんでしょ?なのに「家の中にいた」って言っちゃったよ?
全然わたしの聞き間違いかもしれません(笑)
「家の中にいても空気に入るから、家を密閉したんじゃないかぎり被爆はする」、
という返事)

Q: 室内一戸建てで0.2-0.5マイクロというレベルですが、気をつけて生活していれば大丈夫か?
乳児や幼児に健康被害にならないのか。

CB: ものすごく大雑把な計算ならできる。
平均して自然放射線より0.5ぐらい高い(外も入れてってこと?)から、
300kBq/m2, つまりトンデルの典型的ケースであり、
癌の発生率が今後11%上昇すると予測できる。

これには実に多くの仮定が含まれている。
だから正確なことはいえないけれど、
今の時点で何も言わないよりは何がわかっているか、大体でも
わかるほうがマシという程度の情報でしかない。

Q: 給食の被爆が心配。どうしたらいいのか?

CB: 毒物を与えられているのと同じことなんだから、
完全な検査を求めるというのはとても道理にかなった要求。
そう要求するべき。

(訳注・バスビーさんは日本文化に関しては特に知りません。
日本文化固有の事情はなかなかわからないでしょう。)

ことに乳製品に関してはストロンチウムの検査が必要。

Q: 砂埃など、呼吸器を介した内部被爆についてはどうすればよいか。
CB: マスクをつけるのがけっこう重要だと思う。
小さい粒子は止められないが、大きい粒子は止められる。
これは重要。

Q: 今もホットパーティクルは福島から飛んでいるのか?
CB: 飛んでる。Youtubeのライブカメラを見たが、ものすごい量の蒸気が
上がっているのが確認されており、それらが放射性のものだということは
モニタリングで確認されている。
14日にもあった。

Q: 甲状腺の病気を持っていたらどうすればいいのか?橋本病です。
CB: 放射能は甲状腺に影響を与えるが、より活発になるか停滞するかは
被爆量などによってどうなるかよくわからない。だが確実に影響を与える。

Q: ごみ処理の対策はどうすればいいか?制限は8000Bq/Kg?
70,000Bq/Kgの汚泥が見つかった?
CB: 同様の問題がチェルノでもあった。しかし、あまり手はない。
これを焼却すれば汚染は国中に広がる。
埋めると雨に溶けた放射性物質が地下水を汚染する。

我々がスウェーデンなどで発見した結果、
放射性物質は谷にたまり、また河口・海に向かって流れて行く。
そのため、谷間や海岸近くでの癌発生率が高くなる。
高地は影響をうけにくい。

Q: これはおそらく六月に植木の剪定をみんながして、そのごみを燃やしたため?

CB: それは葉に付着した放射性物質だろう。
木が吸収したというほどの時間はない。
葉は静電気状態などの関係から、放射性物質を付着させやすい。
ネバダの核実験後の植物栽培試験でそのような結果が出ている。

Q: ひまわり作戦について
CB:「そういう除洗法も聞くが、ひまわりが放射性物質を吸着するからといって、その育ったひまわりをどうするかが問題。いずれにしても、そのひまわりを環境から遮断しないといけない」


Q: 葉に放射性物質が付着しやすいのなら、子供に草むしりをさせるのは危険?
CB: それは危険。まず地面に近い。
土いじりをして埃だらけになる。泥遊びになる。
マスクはするほうがいい。できるならそんな作業はしないほうがいい。

Q: ヨーロッパではECRRの研究などでセラフィールド相手の訴訟などは起こっているのか?
CB: セラフィールドではないが、核実験に関する訴訟はイングランドでやっている。
それらには全部勝利している。6件か7件。
アメリカでも3、4件以上訴訟をやっている。これらは示談成立で
法廷での争いにまでは発展しなかった。

2010年6月に重要なケースがあった。
湾岸戦争帰還兵であり、死因裁定裁判?だった。陪審員の前で死因を特定する。
劣化ウランが死因に関するというECRRの主張が受け入れられた。
陪審員はICRPとECRRのモデルを比較し、どちらを正しいとするか選択をせまられた。
13人の陪審員全員がECRRのモデルを選択した。

Q: ヨーロッパのメディアは核の危険性について報道していますか?
日本では隠蔽されているがどう思うか?

CB: メディアとレポーターによる。
ECRRに同調するような記者は、大きなストーリーを展開させたりする。
だが隠蔽は確かに存在している。
最近、パリ?という雑誌(150万部)が3ページ特集を組んだ。

Q: 去年の新型インフルのときは皆マスクをしていたのに、今回の反応はどうか。
CB: 新型インフルは、誰かのせいだったわけじゃない。責任追及は起こらない。

Q: 野田市で最高値が0.66マイクロ。現在0.07。どのぐらいの密度で測定すれば信頼できるのか?
公園においてはたとえば公園の真ん中ではかるだけ。

CB: 通常、1mのグリッド(格子)で(公園なら公園の)全体を区切る。
この1mを歩いては、測定値が出るのを待ち、記録。
それを繰り返す。通常記録者が別に一人いる。

0.07はおそらく自然放射線。心配することはない。
0.66はおそらく放射性ヨウ素によるものと思われる。

3/11、IAEAにも記録のない何かが福島であった。
わかっているのは、上がったこと。上がって、高い位置に留まり続けたこと。
それはヨウ素ではなく、セシウムや半減期の長い何かがその時点で
漏れ出したということ。

Q: (質問の意図が違うらしい)
公式の記録では0.07だとか最高値ですら0.66といわれているが、
実際に計測してみると、6マイクロ出たとか、貯水池の近くで10マイクロだとかいう数字が出ている。
(そういう意味で、どれぐらいの密度で計測するべきなのか、
どういう密度でしか計測していないから行政の計測値は信頼できないとか、
そういう判断基準の話かな?)

(でも通訳さんにイマイチ質問の意図が伝わってないっぽい。
通訳さんは、「知れば知るほど状態が悪くなるけどどうすればいいの?」
という部分に注目してしまったようだ)

CB: 知れば知るほど状態が悪くなるというのは現実。
「風や空気によって放射性物質は運ばれるから、場所によって違うのは当然だ」

CB:私の提案を、要望書にして提出するのはどうだろうか?
形ができ、要求をしやすくなる。福島提言でも東京提言でもいい。
お互いに愚痴を言っていてもしょうがない。
そのような形を作っていくのがいいと思う。

(とこの辺りから「まあそう落ち込まずがんばっていこうや」的雰囲気にちょっとなる)

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7月19日 岩上さんバズビーさんインタビュー書き起こし
***ご指摘感謝。訂正部分太字にしてます。

(頭んとこ聞き逃してます)

I: 100キロ圏内の健康被害は多岐に及ぶ?
CB: その通り、100キロだけでなく200キロ、千葉や東京でも様々な報告が上がっている。
セシウムが検出されているということは他の放射性物質もあるということだ。

I: 二次被爆が懸念。汚染された土地からの食物、汚泥の焼却灰の再利用他。200Bq/1kg
CB: そういうことをしていると、低線量被爆が日本中に広がる。
汚染した物が多く集まるところで被爆が増える。
だから第三者機関を設置して、これらの汚染物質の汚染度をモニターするしかない。

CB:ことに魚介類に汚染がかたよりやすいので、太平洋側の海産物には注意しなければならない。

I: 缶詰や加工品はに関する懸念(?音切れた)
CB: チェルノでも全く同様のことがあった。売れないバターの山を輸出しようとした。
輸入検査をしない国には輸出できた。ロシアが他国に汚染食品を押し付けた

CB: 規定値を作ることの問題は、たとえば汚染された米があるとする。
それを汚染されていない米と混ぜると、規定値以下の汚染になり、
それを売り出せることになる。
結果としては、倍の量の米からより低い被爆がより多くの人に広がることになり、
将来癌になる人の確率としては同じことだ。
だから基準値というのは、ものを売るためのトリックだ。

I: 外部被爆と内部被爆の危険度の比較、また吸引と口径摂取の危険度の比較は?
CB: 外部被爆に比較し内部被爆は300 -1000倍の危険性。
ストロンチウム、セシウムなどなど、ふつうの核分裂生成物スペクトルが
キャベツやたまねぎにくっついていたとすると、
ICRPモデルが算出するリスクの約600倍。


CB: 進化の途上において、空気中に放射性物質が漂っていたことはなかった。
一方、食べてはいけないものを排出する機能はある程度備えている。
人間は進化上の理由から経口摂取により多くの対策機能を持っているが、
吸引に対しては対策機能がない。よって吸引のほうが危険。

我々の肺は、大気と直接に触れている。
肺には大量の血液が流れ込み、肺から吸引したものを拾い上げる。
腸とは違う。

I: 大人と子供の感受性の差は?
CB: 胎児にまでなると50倍、0-5才で約10倍、10-15ぐらいで5倍ぐらい。
I: 感受性に関するICRP と ECRRの差は?
CB: 我々は幼児死亡率に対するリスクモデルを持っている。
ICRPは癌と遺伝障害に関するリスクモデルしかない。
ECRRが算出した幼児死亡率のリスクは1mSvにあたり3%の増加。

I: 科学的見地だけではなく政治的な意味でもICRPを批判しているが、
科学が金で買われるという話についてもう少し詳しく。

CB:
現時点で、ほとんどの科学者は買われている。
真に独立した科学者をさがすことは難しい。

科学者はかつて、科学に興味を持っていた。
自然を理解したいと望み、情熱をもっていた。
しかし今や科学は金のための仕事だ。
科学者たちは大学に行き、科学者として就職する。
科学の研究に資金を出す者も、
経済活動を損なうような「科学」は求められない。
わたしはそれが間違っていると言ってきた。
政治がそのシステム(彼らにとって有用な研究に
資金を出し、専門家の助言を得る)を悪用してきた。

ICRPは科学ではない。
ひとつ理解してほしいのは、ICRPは科学者の集まりではないということだ。
彼らはただ、机の背後に座っている人々だ。

科学を実践する場所がない。
大学は経済的に貢献する形の教育を優先するばかりで、
もう科学を実践する場所がない。

ICRPは1952年にはじまった宗教の司祭たちだ。
間違いを指摘されたらいかにごまかすかだ。

一方ECRRは科学者の集まりだ。
我々は批判を受ければ、それに関して研究を重ね、
自らの仮説の間違いを正す。
我々は外で泥をすくって実験をする。
ICRPのメンバーはそんなことはしない。

I: ジャーナリズムの世界でも同様のことが起こっている。
我々も同様にお金がない中独立して好奇心や真実を求める心に従って
動いている。

CB: ジャーナリストとはそういうものだ。
年をとるにつれ、ジャーナリストはお金を儲ける。
(メインストリームの、ということだと思う)
すると、よりシニカルになり、また怠惰になる。
だから適当なことを言うようになるのだ。


(゚ω゚) バズビーさんもICRPは科学ではないと言ってる。

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7月18日 松戸市バズビー講演後半
(なかなかUstreamに入れなくて、聞き逃しちゃった)

(車のエアフィルターの話。
そこに半分ぐらいの核種がひっかかり、空気汚染の分析ができるという話ですね)

千葉-東京間を100日間走り続けた車、
また福島からの車のエアフィルターからのデータ。

セシウム134、137のピークがスペクトルを見るとはっきりと見える。
さらに高感度スペクトラムにかけると、多種の核種が見える。

セシウム
ヨウ素
ラジウム
カリウム その他無数。

さらにα核種を測定する装置を開発した。
この写真に見える小さなぽつぽつした泡のようなものはα粒子の飛跡。
プラスチック上にできる。
だから、フィルター上のα核種濃度を推定できる。
(写真は福島、100km圏のフィルターから採取した写真)

私の同僚が行っている研究によると、
東京の車のフィルターからもホットパーティクルは検出されている。
これらの放射性物質の塊、ホットパーティクル、微粒子は、
目に見えるぐらいのもの。小さな埃の粒。
ただ、光ったりはしないのでただの埃に見える。

千葉フィルターから千葉空気中のセシウム濃度を計算すると、
734mBq/1m3。
世界の核実験ピーク時代のセシウム濃度が2.7mBq/m3
千葉市の空気中のセシウム137濃度は核実験ピーク時の300倍。
福島においては概ね700mBq/m3。


この空気を呼吸器からとりいれると、
内部被曝はセシウム137だけで0.3-0.7ミリシーベルト(期間不明)に達する。
今我々はウランやプルトにも注目している。



100-200km圏で予測される癌の発生率を計算した。
(事故初期の放出をベースにした計算らしい)
これには地上線量と人口が必要である。
地上線量はIAEAと文科省のデータを使った。

さて、ガイガーカウンターで計測できる地上線量のmSv/hは
地表汚染度mBq/m2に換算することができる。
(トンデルの研究は、地表汚染度による癌発生率を出している)

文科省発表の数値は、ヨウ素を含むため高い。
ヨウ素は半減期が短いため、保守的な計算をするためにヨウ素を無視し、
100キロ圏内の平均地表線量は2マイクロ/毎時とした。
しかし、それよりも高い箇所は今もまだ存在する。

100キロ県内の人口は330万人。200キロ圏内だと800万人。
トンデル・モデルを使って計算すると、100キロ圏内では今後十年間で
約十万人の癌発生が予測される。

被曝ベースのECRRモデル計算にすると、今後50年で20万人と予測が出る。
ICRPのモデルになると今後50年で2800人だ。

さらに100-200キロ圏内を、1マイクロ/毎時の平均線量だつたと計算する。
そうすると、ここでも同じような数字が出る。
今後50年で200キロ圏内で合計40万人の癌発生が増加する。

これはあくまで予測だ。我々はこの予測を確認しなければならないだろう。
だが我々はこの予測には自信を持っている。



日本にはがん患者の登録制度がない。
原子力産業は既に、どこの業界にも自分側の人間を
送り込んでいるということを忘れてはならない。
最近、ウォルフギャング・なんちゃら(ドイツ人)がWHOの健康被害調査委員長に任命されたが、
彼は健康被害に関して、「何もないだろう」と予測していた。
チェルノにおいて同様の調査が行われた結果を見れば、
今回の調査も「何もなかった」という結論になるのは目に見えている。

だから、もし補償その他を本気で求めたいというならば、
今すぐに独立した研究機関を設置しなければならない。
(つまり、公的機関に任せていたら裁判で勝てるようなデータは永久に出てこない)

また、癌ばかりに注目してはならない。
調査は広範に及ぶ健康被害を全て拾う必要がある。
これらの健康被害は癌と「死因の競合」を起こしている。
(他の死因で亡くなった場合は癌死としてカウントされない等)

これらはよく見られる健康被害。
感染症感染率の上昇、糖尿や甲状腺問題の悪化、高血圧等の循環器系障害、
心臓発作、心臓病、肺病、消火器系の病気、腎不全、
女性の不妊、関節炎など。流産・死産率が上がる。
出産時のトラブルが増え、幼児死亡率が上がる。

さて、皆さんを死ぬほど絶望させたので、
ならばこれからどうすればいいかという話をしよう。

第一に、まず毎時1マイクロ以上の線量が確認されている場所からは全ての人々を避難させる。
第二に、もしガイガーカウンターが自然放射線より高い値を示している場合、
それは放射性物質の存在を示している。
問題はγ線ではなく、ガンマ線の発生源である放射性物質なのだ。
だから、そういう場合にはきれいな水と食料を必要とあらば輸入しなければならない。

国連人権憲章によると、全ての人々は自己の健康を守る権利がある。
もし誰かがあなたの健康を害す物質で汚染するならばそれは傷害である。
誰かがあなたに毒を盛る、あるいは棒で殴るのと同じことだ。
だから、汚染された地域に残る人々は全て補償をうける権利がある。
汚染をひきおこした人々によって。

あなたがたは、健康被害調査のための独立機関を設立しなければならない。
サンプルを集め、分析し、被曝に関連があるとおもわれる健康被害に関しては
原子力産業及び政府を相手に訴訟をしなければならない。

わたしの助言は、福島健康被害調査団・財団を設立することだ。
これは日本だけの問題ではない。世界の問題だ。
世界の原子力産業が責任をとるべきなのだ。
日本の東海岸を中心に、汚染を正確に計測する装置を設置し、
大気中の核種分析をしなければならない。
ガンマカメラを使ってヘリで日本中を飛び、
地表のセシウム汚染度をきっちり調べなければならない。

そしてこれらの地図は公表しなければならない。
人々がどこへ行くのは安全でどこに行くのが危険かわかるように。

福島第一の原子炉はいまだ核分裂をくりかえしている。
そのため環境から隔離されなければならない。

そして最後に、この事故の初期にあたって問題を過小化しようとした
科学者や専門家を裁判で裁かなければならない。
これらの多数の人々は実刑を受けるべきだ。

これから私は科学の欺瞞について話しておこうと思っていたんだけど
時間ぎれかな?

なぜ私がここにこういう話をしにこれるかというと、資金源がないからだ。
私にお金をくれる人はいないので、圧力をかけることができない。
何を言われても気にしない。
しかしわたしの同僚たちは、反抗すると圧力を受け、研究資金や職を失っている。

原子力問題は、科学が産業によって金で買われてしまった、
というより大きな問題の一部にすぎない。

わたしの結論は、我々が自ら立ち上がって自らを救わねばならないということだ。
政府は待っていても救ってくれない。

もしこれ以上情報がほしければ、ネット上で手に入れられる。
2010年発表資料は日本語にも訳されている。
www.llrc.org
www.euradcom.org
www.osrrw.org

これで話は終わりにするが、次はあなた方が何かをする番だ。
まずは健康被害の調査団を設立することを助言する。