劣化ウラン弾 第1部 | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
http://youtu.be/FD_Zfal7MBk
【イラクレポート】地獄の兵器実験場(2/2)
$乖離のぶろぐ(*´∀`)

http://takedanet.com/2011/05/post_5c55.html
臨時 ホットスポット情報 子供を守ってください

関東の一部に放射線の強い場所があります。柏、松戸、流山、三郷の4市です。放射性物質は「県境」などは判りませんから、測定値に従って行動することが必要です.

(゚ω゚)武田先生も千葉県柏の線量が多いと気づいたか・・。

http://ameblo.jp/pochifx/entry-10885915745.html
> 2011-05-09 03:50:00 pochifxの投稿
> 福島の癌予想、千葉に劣化ウラン弾
(゚ω゚)1~2μSv/hは劣化ウラン弾に相当すると書いたが、
(゚ω゚)もう少し、劣化ウラン弾を調べてみる。

http://members.jcom.home.ne.jp/no_du_sapporo/aboutdu.html
【劣化ウランの基礎知識】
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劣化ウラン
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 核燃料や核兵器を製造するために、天然ウランを濃縮する過程でできる副産物です。  ウラン235を取り除いた後に残り、ほとんどがウラン238でできています。核分裂をしないので、劣化ウランと呼ばれていますが、放射線を出すことに変わりはありません。半減期(放射能の強さが元の半分になるまでの時間)は45億年です。
 ウラン235に比べて、通常の状態で体外から被曝する危険性が低いため、人体に影響はない、と言われてきました。そのため、日本の民間機を含めた、航空機の部品に使われていた時期もありました。しかし、ウラン238を主成分とする劣化ウラン=放射性物質が空気や水、食べ物を通じて直接、体内に入ると、微量であっても、さえぎるものがない状態で長い間、放射線を浴びる体内被曝をおこすと考えられます。
 また、放射線だけではなく、重金属中毒の被害も深刻です。

※本来は「劣化ウラン=denatured uranium」、「減損ウラン=depleted uranium」であり、
  劣化ウランを"depleted uranium"と表記するのは、かなり一般化した誤用だという
  説もあります。
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劣化ウラン弾
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 劣化ウランに少量のチタニウムなどを混ぜて金属状に加工し、主に戦車の装甲を貫通させる徹甲弾の弾芯に用いたものです。
 劣化ウランを用いた砲弾は、従来のタングステン製と比べ、密度が高い(=重い)ため、貫通効果が向上します。しかも、タングステン製より遥かに安価に作ることができます。
 劣化ウラン弾は、標的に命中した時の摩擦熱で燃え上がり、焼夷(しょうい)効果が得られますが、同時に微粒子の塵(エアロゾル)になって周囲に拡散します。
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劣化ウラン弾の弾頭
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 これは一時的な放射線の放出ではなく、放射性物質そのものの飛散を意味しています。この微粒子は、10万分の1~200分の1ミリという非常に小さいもので、空気だけでなく、土壌や水に入り込みます。
  米軍は、湾岸戦争で300~400t、アフガニスタンで500~1,000t、イラク戦争で800~2,000tの劣化ウラン弾を使用した、とされています。また、ボスニアやコソボでも使用されました。
 最近では、バンカーバスターと呼ばれる大型の劣化ウラン砲弾が使用されるようになりました。
 劣化ウラン弾については、今も様々な説があります。米軍や国連の機関(WHO)は、劣化ウラン弾による被曝の危険性を公式に否定しています。
 しかし、それらの安全説を確信させる情報が少ないこと、米軍内部から劣化ウラン弾の使用上の危険を示唆する資料が出てきていること、日本でも原子力発電の使用済み核燃料は厳重に管理されていること、等の理由で、不安や疑問は消えていません。
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イエローケーキ
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 粗精錬によってウラン鉱石から大部分の不純物を除いた「ウラン精鉱」の通称です。黄色の粉末で、ケーキ状のため、こう呼ばれています。酸化ウランU308を40~80%程度含んでいます。
 ツウェイサの街では、戦争で管理されなくなった核施設から、イエローケーキの入った容器(ドラム缶のようなもの)が、イラク住民によって持ち出されました。彼らは中に入っていたイエローケーキを川で洗い流し、容器を自宅の貯水タンクとして利用したのです。米軍は、占領したイラクの核施設を野放しにしたばかりか、住民にその危険性を知らせませんでした。
 後に米軍は、1個3ドルで容器の買い取りを始めましたが、ほとんど回収できていません。見かねたNGOが、代わりの貯水タンクと交換することで回収しました。

http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071501000601.html
劣化ウラン弾で白血病児10倍に 米軍使用、イラク南部で
2009/07/15 17:19 【共同通信】
 湾岸戦争(1991年)、イラク戦争(2003年)で主要な戦闘の舞台となり、米軍が劣化ウラン弾を使用したバスラなどイラク南部で、子供の白血病症例が10倍以上になっていることを、国立バスラ母子病院のジナン・ガリブ腫瘍科医長(40)が15日までに明らかにした。
 ガリブ医長は、劣化ウラン弾のウランで「土地や野菜、破壊された戦車が汚染された」との見方を示し、子供の白血病急増の原因だと指摘している。
 ガリブ医長によると、湾岸戦争前まで、同病院で扱うイラク南部の子供の白血病症例は年間14~16件だったが、同戦争後40~50件に急増、さらにイラク戦争後の08年には167件となったという。湾岸戦争前と比較して、白血病にかかった子供が10倍以上になった計算だ。
 劣化ウラン弾は弾芯に劣化ウランが用いられた弾丸や砲弾。微粒子となったウランが拡散して人体に入って体内被ばくを引き起こし、住民や兵士に白血病やリンパ腫が続出したとの指摘があり、米国などでは健康被害への賠償を求める元兵士らの集団訴訟が起きている。(バスラ共同)

http://logsoku.com/thread/news5.2ch.net/newsplus/1071973144/
【社会】劣化ウラン線量計を全員携行 陸上自衛隊北部方面隊が家族説明会

1 : 擬古牛φ ★ : 03/12/21 11:19 ID:??? [2回発言]
★劣化ウラン線量計を全員携行 北部方面隊が家族説明会
陸上自衛隊北部方面隊(総監部・札幌)は20日、イラク派遣要員候補者850人の
家族に対する説明会を旭川、上富良野など道内各地の駐屯地で始めた。関係者によると、
家族から劣化ウラン弾による被曝を心配する質問が出たため、放射線を測定するために
線量計を全員に携帯させ、危険値が出た場所では活動しないことを明らかにしたという。
派遣に関する説明会は初めて。23日までに道内15カ所の駐屯地で開催する。

第一次派遣部隊の中核を占める第二師団司令部がある旭川駐屯地の説明会は
非公開で開かれ、隊員と家族約200人が出席、約2時間にわたって説明した。
家族が、劣化ウラン弾による被曝の恐れを指摘すると、同師団幹部は、全員が
線量計を携帯するとし「活動地域や宿営地の放射線量を測定して安全を確認する。
危険な数値が出た場所では活動しない」と答えたという。
説明会では、自衛隊専門調査団が撮影した派遣予定地のイラク南部サマワ市や
宿営地となる砂漠のビデオ映像が流され、宿営地の警備体制などにも触れた。
家族支援策として道内の駐屯地約20カ所に設ける家族センターにテレビ電話や
パソコンを置き、現地と24時間連絡が取れるようにするとの説明もあった。

出席したある派遣隊員の母親は「現地のビデオを見て、安全と説明されたので安心した」
と話した。ただ、ほかの隊員の妻は「これまで新聞に書いてあるような内容ばかりだった」
と言い、別の妻は「家族として、どのような準備をしたらよいかをもっと知りたかった。
説明会そのものが、質問しづらい雰囲気だった」と不満をもらした。

同師団広報室は「家族には一定の理解を得られた」とコメント。家族説明会は今後、
実際の派遣まで数回に渡って開かれる。

北海道新聞 http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20031221&j=0022&k=200312213429

(゚ω゚)劣化ウラン弾の怖さが分かる記事

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/index.html
http://megalodon.jp/2011-0511-0411-20/www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/index.html

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000404.html
http://megalodon.jp/2011-0511-0412-23/www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000404.html
1誤射 体中に破片食い込む 骨がん?苦闘の日々 2000/4/4

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000405.html
http://megalodon.jp/2011-0511-0413-14/www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000405.html
2 戦場ツアー 汚染知らず駆け回る 進む病状 職就けず 2000/4/5

 「なぜ選ばれたのか今でも分からない。とにかく三週間、砲弾の貫通痕が残るイラクの戦車や自国の戦車などの砂ぼこりを洗い落とした。優に百台はあったわ」。任務を終え、彼女が帰還したのは五月下旬だった。

  約4カ月中東滞在

 ガーナーさんの体調不良は、サウジアラビアにいる時から始まっていたという。「頭痛や関節痛、それに月経時の大量出血とか…。今まで一度もなかったことばかり」。二十一歳の健康な体は、約四カ月の中東滞在ですっかり変わっていた。

 病状は年々悪化。九三年には健康上の理由で除隊、その間に軍病院の婦人科で二度の手術も受けた。筋肉痛や関節痛で、体中が燃えるように痛んだ。仕事に就くこともできず、近くに住む母親のパールさん(55)や兄弟、友達の援助に頼らざるを得なかった。

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000406.html
http://megalodon.jp/2011-0511-0414-16/www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000406.html
3 二次汚染 性交渉で妻にも被害 夫、危険性教わらず 2000/4/6

 「実はセックスの度に、私の下腹部は燃えるような痛みに襲われていたの。今でこそ、それが重金属で毒された夫の精液が原因だって理解している。でも、九四年に劣化ウランについて調べている人と出会うまでは分からなくて…」

 腹痛、流産、月経時の激しい痛み、頭痛…。劣化ウランを取り込んでしまった彼女の体は、徐々にむしばまれていった。今では香水の香りで気分が悪くなり、太陽光線にも皮膚が敏感に反応する

  体力衰えるばかり

 ステイシーさんの体力も衰えるばかり。下痢、関節や足の痛み、全身のけん怠感…。これまでにカナダの放射線化学者が、二度彼の尿を検査。いずれも劣化ウランが検出された。カリフォルニア州の民間医による血液検査では、重金属汚染と診断された。

 だが、退役軍人省はそれを認めていない。ステイシーさんが受け取る疾病・障害年金も、戦争による「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」が理由である。

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000407.html
http://megalodon.jp/2011-0511-0421-15/www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000407.html
4 遅れてきた戦死者8年間の痛みの果て究明を待たず自殺 2000/4/7

   「最近になってようやく心の落ち着きを取り戻せた感じ。でも、 夜になるとね…」。昨年九月に二男のジェーソンさんを失った母親 のジーナ・ウィットコムさん(51)は、職場の一室で、今は亡き息子 の写真を見つめた。

 オクラホマ州の州都オクラホマシティー。人口約六十万人の街の 中心部に、ジーナさんが勤める銀行はあった。

 「高校を卒業したばかりのジェーソンが、陸軍入隊のために家を 出たのが一九九〇年八月六日。十七歳の彼が、一年後にはつえを使 わないと歩けないなんて夢にも思っていなかったわ」

  数カ月で体調激変

 空てい部隊に配属され、九一年一月、サウジアラビアへ。会社員 の夫のジムさん(55)とともに息子を迎えたのは、本国帰還時に休暇 で戻った四月初めだった。「その時も頭痛や関節の痛みは訴えてい たの。外見は以前と少しも変わらなかったのに」と、ジーナさんは 振り返る。

 七月半ばになって、ノースカロライナ州の基地に息子を訪ねた夫 妻は、自分たちの目を疑った。一八三センチ、八十キロあった筋肉 質の体はやせ細り、足をかばうように歩いた。三カ月余で息子の健 康状態は激変していた。股(こ)関節や足の痛み、胃腸障害、激し い頭痛など症状は時とともに悪化し、九二年四月、四年の契約を待 たず除隊した。

 「当時は何が原因か、全く分からなかった。劣化ウランなんてい う言葉を聞くようになったのは随分後のことよ」

 ジーナさんによると、ジェーソンさんの部隊の任務は、主として イラク軍が砂漠に設けた武器弾薬庫を破壊することだった。化学兵 器も含まれていたらしい。劣化ウラン弾で破壊されたイラク軍の戦 車、トラックなどが散乱する汚染地帯にも足を踏み入れた。十分テ ストもされていない、抗化学兵器剤の臭化ピリドスチグミン(P B)も強制的に取らされた。

  「原因はストレス」

 「除隊一カ月後の五月に、地元の退役軍人病院を初めて訪ねた の。医師は、息子の年齢で『そんな病気になるはずはない』と、精 神治療を始めた。ストレス、ストレス…最初はこればっかりよ」

 むろん、ジェーソンさんの病気は精神治療で治るはずもなく、九 四年からは車いす生活に。化学物質にも敏感な反応を示した。やが て人との接触を避け、高校時代から知り合いのショーンさん(26)と その年に結婚したのを機に、隣のアーカンソー州の自然動物保護区 へ移り住んだ。

 「美しい自然と澄んだ空気。そこでのボランティア活動をとても 気に入っていたの」。一方で自分の病気の原因を突き止めるため に、血液検査など全米各地のさまざまな研究プログラムにも加わっ ていたという。

  突然、26歳の若さで

 前向きな生き方をしていたジェーソンさん。だが、九九年九月二十 四日、突然の死が訪れる。けん銃によって二十六歳の若い命は散っ た。

 「遺書があったわけではないので、偶発的な事故だった可能性も あるの。でも、検視では自殺ということになっているわ」

 ウィットコム夫妻は、息子の死が自殺だとすれば、頭痛や関節 炎、腹痛など、八年間耐えてきた体中の痛みが極限に達したためだ と自分たちを納得させている。死亡後、肺などの組織を研究機関に も送った。

 「既に亡くなったジェーソンや一万人の湾岸戦争退役軍人には遅 すぎるけど、少しでも原因究明に役立てばと思って」

 原因が分かれば治療法が見つかるかもしれない。しかし、それま でにもジェーソンさんのように「遅れてきた戦死者」の数は、まだ まだ増え続けるのだろう。

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000408.html
http://megalodon.jp/2011-0511-0442-07/www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000408.html
遺伝学者にも相談

 ウエストさんの体調は、イラク南部になお駐留中の九一年四月ご ろから崩れた。激しい頭痛、下痢、関節の痛み…。六月にドイツの 米軍基地へ戻り、九四年二月に除隊するまで、ほとんどをドイツで 過ごした。バーバラさん(31)は、妊娠の都度ナッシュビルに戻り、実 家で大事を取った。

 「バーバラはセックスの度に、下腹部が燃えると言って苦痛を訴 えた。きっと自分が中東から悪いものを持ち帰ったのだろう。二人 ともそう思っていた。でも、本当の理由は何も分からなかった」

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000409.html
http://megalodon.jp/2011-0511-0447-24/www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000409.html
一九九九年四月から、フロリダ州の開業医にかかり、「ホメオパ シー」と呼ばれる自然の治癒力を生かした治療法を採り入れている のだという。食品も有機野菜を中心に有機食品しか口にしない。 「私の体は化学薬品や劣化ウランなどで汚染され、免疫性を失って いたの。昨年の四月までは足も立たなかったのに、今では軽い運動 ができるまでになったのよ」

 十六歳からモデルをしながら、二十二歳で「国のために」と陸軍 に飛び込んだ。九一年の湾岸戦争時は、米軍の医療研究機関がそろ うテキサス州サンアントニオから「戦闘支援病院」のベテラン看護 兵として、夫のアンソニーさん(41)と一人息子のピアース君(一三 歳)を残し、従軍した。

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000411.html
http://megalodon.jp/2011-0511-0455-11/www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000411.html
 「劣化ウラン弾による汚染から兵士を防護するために製作した、 十五分の教育用ビデオだよ。プロジェクト・ディレクターとして、 一九九四年から二年がかりで作った」  

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A3%E5%8C%96%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%B3%E5%BC%BE
実戦での使用

1991年の湾岸戦争で、米軍がイラク戦車部隊に使用した。使用量は公式には約300トンである。
その後、NATO による PKF 多国籍軍がボスニア紛争およびコソボ紛争に介入し、ボスニアで約1万発、コソボでは約3万発の劣化ウラン弾を使用したことを公式に認めている。
また、2003年3月以降のイラク戦争でも、米軍は劣化ウラン弾を大量に使用したといわれている。人道支援・戦後復興支援のためにイラクに派遣された陸上自衛隊が駐留したサマーワ郊外においても、米軍がイラク戦争時に使用したものとみられる劣化ウラン弾が複数発見されている。

(゚ω゚) 1991~1996年までは多くの兵士は知らず被曝してしまったってことか・・

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000412.html
http://megalodon.jp/2011-0511-0502-35/www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000412.html
 九六年三月、退役軍人らを招いて初の公聴会が開かれた。その後、一年八カ月の間に計十四回を重ねた。その間に病気を抱える五十人以上の退役軍人や家族、複数の医師、核物理学者、化学者ら各分野の専門家の証言を得た。

  医療記録なくなる

 「公聴会を通じていろんなことが明るみに出てきた。例えば、退役軍人のほとんどの医療記録がなくなっていたとかね」。コンピューターに入力された記録は、ハードディスクごとフロリダ州タンパ市の軍の記録センターに送られたという。しかし、なぜ紛失したかは究明されないままだ。

 現役時代の医療記録がないと、現在の病気との因果関係が証明できない。このため、退役軍人病院で門前払いに遭うケースも頻発した。

 「議会が調査に乗り出すまでの五年前後は、治療や補償を求める退役兵に、国防総省も退役軍人省も手続きに時間をかけた。揚げ句に拒否。いいところ、ストレスを強調するだけ」。現状を知るにつけ、ニューマンさんは、この仕事から身を引けなくなった。


http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000413.html
http://megalodon.jp/2011-0511-0509-56/www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000413.html
国防総省は一九九八年から、地上戦に参加した兵士たちの被曝の事実だけは公式に認めるようになった。が、疾病との関係についてはかたくなに拒み続ける。将来の紛争や戦争で、劣化ウラン弾をつかう可能性についても否定しない。

http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000414.htm
http://megalodon.jp/2011-0511-0514-46/www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/us/000414.htm
法の制定勝ち取る

 放射線の人体への影響について何一つ教えられなかった被曝(ば く)米兵。「彼らは病魔に侵されても『守秘義務』の縛りをかけら れ、家族にさえ実験参加を伝えることができなかった」と言う。被 曝米兵が特定のがんにかかった際に補償がもらえるまでに約四十 年、ベトナム戦争で枯れ葉剤散布の影響を受けた退役軍人が補償さ れるまでに二十年以上の歳月がかかった。

 「われわれは彼らから多くの教訓を学んだ。そして湾岸戦争から 七年後に、退役軍人病院での無料の病気治療と、疾病・障害年金を 認める『1998年湾岸戦争退役軍人法』を勝ち取った」。サリバ ンさんらは、法制定を「一歩前進」と受け止める。

 100%の補償が認められると年間二万五千ドル(約二百六十七万 円)ほどになる。だが、その数はわずか。しかも、劣化ウランによ る放射能や重金属汚染と、疾病との因果関係が認められたケースは 皆無である。

 「ペンタゴン(米国防総省)の意図ははっきりしている」とサリ バンさんは言う。対戦車砲として優れる劣化ウラン弾を、軍は今後 も使用する。武器製造企業の利益を図り、海外へも売り込む。放射 性廃棄物であるウラン238の処理にも一役買う、というわけであ る。