そういえば、11日の夜に帰宅するため歩いていたときのこと。
あと一時間くらいの距離に差し掛かったときの信号待ちで、一人しゃがみこんで苦しそうに息をするサラリーマンのおじさんがいた。
思わず目があったので、「大丈夫ですか？」と言ったらおじさん苦笑い。
「どこから歩いてるの？」
「新宿の辺りからです。」
「えぇ!?そんなに歩いたの？大丈夫？」
思わず、全然大丈夫だと答えた。全然ではなかったけれど、明らかにおじさんよりは大丈夫な気がしたから。
「そっか、俺も頑張らなきゃなぁ。」
そういっておじさんはさっきより少しだけ元気に歩き出した。
誰かを助けるには、やっぱり自分が元気でしっかりしていないと。
あの日の自分に学んだ。