家にいると心配でテレビをつけてしまう。
ラジオだけで生活していた地震発生からの二日間より、どうしても情報量が多くて神経質になってしまう。
ラジオからは、東北地方の方や関東のあちこちの方がリクエストした励ましの曲が時おり流れたりして、妹と懐かしい曲だね!とか話したりして多少和んだ。
一人暗くした部屋でテレビを見ていると、コメンテーターたちの話しに茫然としてしまうばかり。
さっき、原発のことについてわりやすく説明してくださっていた専門家の方の手がマイクにあたり、一瞬ザザザっと音をひろっただけで心臓がバクバクしてしまった。必要以上に見ないほうがいいのかもね。でも、そうすると今度は原発に関する資料なんかを読みまくってしまう。わからない言葉は全部調べてしまう。何してんだろう、と日常していたことに取り組もうとするけれど心ここにあらず。
わからなかったことも知れてありがたいことではあるけれど。どんどん神経が過敏になる。それにしても、原発について何て今まで無知だったんだろう。浜岡の原発に社会科見学に行ったことはあったけれど、今現在日本にこんな多くの原発があったなんて。
元々、静岡で育ったぽっちーは普段から地震に対しては神経質だった。小さなな地震でも、怖がりだと笑われても急いで身の安全を確保していた。そうやって常日頃から地震に対する意識を高めることが大切だ、小さな地震が起きたときも甘くみてはいけない、と小さい頃から学校で教わってきたから。
幼稚園での避難訓練もよく覚えている。普段は使えない避難用のすべりだいが使えて、本当だったら喜びそうな年頃なのにみんな黙って降りた。だから地震の怖さは叩き込まれている。その時どう行動するかも叩き込まれている。普段から防災グッズも多少は揃えてあり、持ち出す用意もしてあった。
そんなふうに育ってとても感謝しているけれど、それでもここまでくると震度1、2でも手が震えて心臓がバクバクしてしまう。次起こることに対して、自分が冷静に動けるか不安になる。
この状況に頭と体を追いつかせるのに必死。
今日から小さな揺れでも、「ぽっちー大丈夫!!落ち着いて!できるよ!」と声を出すことにしました。家で一人なので余計にね。結構落ち着けます。