どうも佐川です。






杉本玲緒奈が役者を始めてから約1年半が経ちました。



一応、いちおう、イチオウ、mngの程でやらしてもろてます。ichioh






作品に関することはもちろん、杉本玲緒奈個人に対することも含めて、感じたことは基本的に都度伝えていて、きっと傷付けてることもあるだろうなってくらい毎度ド直球に伝えてます。


最低限の言葉選びはしますが、柔らかく伝えるよりストレートに伝えた方が彼女には伝わりやすいし、その意図も汲み取ってくれてる気がします。


単純にふたりとも難しいことが苦手なのも、ある。



彼女は典型的な「褒められて伸びるタイプ」ですが、同時に「指摘されたことを素直に吸収できるタイプ」とも思ってます。








最近の彼女の活動に対して感じてることが多々あったので、先日すべて伝えてきました。




彼女に対して疑問を抱くことはたまにあるんですけど、今回は彼女の今後にも影響しそうなことであり、自分自身もそんな彼女のサポートをこのまま続けることに不安を感じたので、全部ぶん投げてきました。


無論、彼女だけの問題ではなくて、いろんな環境や状況があってのことで、彼女は彼女で考えていることがあって、それも含めた上で、擦り合わせの作業を行いました。







彼女が役者を志す前からそうなのですが、彼女と自分は性格や人柄は全然違うものの作品や人に対する根本的な認識はなんとなく似ている気がしていました。

それは単に好きなものがおなじということではなく、何かに対して感じる違和感の種類やポイントが似ている、ということです。


それもあって、当初に描いていた役者としての目標や将来像、フリーで活動することの意味について、おなじような認識を持ってここまで来たつもりでした。


それは、活動を続けることで変化していくものでもあり、原点として変わらないものでもあり、それを見失いそうになったときに手を差し伸べるのが自分の役目だとおもってます。






そして、今回、初めてその実践編を味わった気がします。



いや、実際大したことはしてないんですけど、自分の中ではわりとカロリー高めでした。





彼女はべつに流されやすいわけでもなく、どちらかといえば自分の意志をしっかり持った頑固な人間だとおもいます。



ただ、流されやすくはなくても、影響は受けやすいんだとおもいます。

「頑固でありつつも素直で人が大好き」

そんな人間です、杉本玲緒奈は。




出演を重ねるほど、それだけいろんな人と出会って、繋がって、お世話になって、いろんな機会も増えていって。

そうやって、関わったすべての人、それも一人一人に、きちんと感謝や愛を伝えたい性分の彼女です。

とっても綺麗事っぽいんですけど、本当に文字通り、すべての人に感謝したいと彼女はおもってます。

本人に言われたわけじゃないですが、それは日頃彼女と話してて痛いくらい伝わってくることです。

「みなさま」の4文字には到底収まりきらない、たっくさんの人たちが詰まってます。




だからこそ、今回の擦り合わせは必要でした。







「舞台は役者だけではできなくて、観に来てくれるお客様がいなければ成り立たない」とよく役者の方が言ってますが、本当にその通りだとおもいます。

観客も観客で、その作品が好きだったり、役者さんを応援したいから足を運ぶわけなので、それもお互い様であって、どちらも必要でお互いに成り立ち合ってることを考えると、やっぱり「舞台」ってとんでもなく儚くてリアルで尊いものに感じます。




mngというポジションになったことで、稽古や運営の話を聞いて、今まで知らなかった事情も徐々に知っていき、まっさらなお客さん状態で作品を見守ることは必然的に難しくなりました。


それは、個人的にとても有難くて幸いなことではありますが、時に不便に感じることもあります。


どの作品もそうなのですが「mngである前に一観客として作品に触れて楽しむこと」を常日頃から意識しています。

mngとして言えることも大切ですが、やはり何の立場も関係なく観客として純粋に感じたことが本物であり、すべての結果なので、それを全力で伝えたいです。





はちゃめちゃに極端に例えるなら、稽古でどんなに素晴らしい演技や雰囲気を創り出していても本番で出来なければ仕方ないってことです。

もう、ものすンごく偏った例えですけどね。


実際、お客様にはその日観たものだけが全てで、演者や裏側の事情なんて知ったこっちゃないです。

どんなに多くのものを積み重ねて来ても、その瞬間に発揮できなければそれまでであって、理由も経過も事情も全部関係ないんです。


だから、mngとして事情を汲み取ったり努力や成果は認めることはあっても、一観客としてそれを許容することは決してない、ということです。


ただ厳しく接したいわけではなく、どんなときでも同情や慰めで無駄な安心に浸かりながら育って欲しくないし、夢を持ちつつも自分の足で現実を歩んで行って欲しいとおもってます。






今回、自分の中でギリギリまで悩んだ末に出した決断は、一観客としては素直な行いでしたが、mngとしては失格だったとおもいます。




でも、それでよかったとおもってます。



自分で言うと、ただの自己満足でしかなくなるんですけどね。






きっと、彼女にも伝わったことでしょう。










「今後も杉本玲緒奈を宜しくお願いします」なんてこちらが言わずとも、いつも、たくさんの方々が劇場に足を運んでくれて、いろんな形でエールを届けてくれて、もうこれ以上宜しくお願いできないくらいです。




改めて、ありがとうございます。







こちらの方が名ばかりのmngで面目も何もないですが、今後も杉本玲緒奈と共にいろんなものを積み重ねて行くつもりなので、どうか、彼女のことをぽっくり見守っていただけたら幸いです。















nov 2022

杉本玲緒奈 mng