お食事は、こちらをいただきました。
右上のシュレッダーにかけられた人参は細いのに歯応えがすごくて、牧場で馬に生の人参をあげた時のことを思い出しました。
あの、骨みたいな咀嚼音、ちょっと怖い。
クロワッサンみたいなパンが美味しかったです。
食事を終えて待機している時に
その日のゲストの高橋健介さんが突如会場に現れました。
初めて生で拝見したのですが、
顔というより頭そのものがちっさすぎて、先程お生まれになられましたか?と心の中で問うた。
そんで、目の力すご…ってなりました。
目が大きくて目力すごいタイプの人じゃなくて、形は切れ長なんだけど意志の強さだったりフェロモンだったりミステリアスな感じだったり何なりが滲み出ちゃってるタイプの方の目力すごい人。
やっぱ、役者の人って目がすごい人多い。
目のみで何かを表現したり伝えられる人、すごい。
そんなこんなで、
会場に移動していよいよ開演。
わりと隅の方の席でしたが
それでも役者さんがすぐそばまで来て演技されていて
S席の方なんて何人も話しかけられちゃってて
「推しと目が合った」って言ってるオタクよくいますけど
これは物理的に現実的に誰でも目が合います。
360°目一杯使っての演劇なので
場所によって全然みえるものが違くて
逆に場所によってはみえないところもあって
普段の演劇なら「みえない」となると
むず痒かったりストレスになりがちなのですが
この作品に関してはそれがなくて
むしろ一ヶ所だけでもみるところが多くて目も耳も足りないし
何度観ても楽しそう、と純粋に感じました。
もっと近くで観てみたいと感じた場面もあったけど
キャストに話しかけられる可能性があると思うと
やっぱり一生S席には手を出せない気がする。なんたる葛藤…。
ちなみに、
今回の舞台は配信もあったんですけど
配信は配信で生観劇の人は観られない別会場の様子が観られる特権があって
配信って主に会場に来られない人が観るためにあるものとばかりおもってたので
これもまた新しい形式だなと感じました。
キャストさん別の感想もちらっと。
↓ ↓ ↓
【高城優斗役 玉城裕規さん】
初見だったのですが、とにかく声に特徴がある方。
今後何かの作品でお見掛けしても、きっと声だけで認識できるはず。
普段はどんな方かわかりませんが、キャラクターの弱気な感じや情けなさがとてもよく表れていました。
泣きじゃくったり抵抗する場面での泣き方や声が、声にならない声で、本物すぎて、息を呑みました。
【佐倉匠役 和田琢磨さん】
登場した瞬間に「爽やかが歩いて来た!!!」とおもいました。
陽気で屈託のない愛くるしいキャラクターがピッタリでした。
終盤のシーンでは本当に何を言ってるのか意味が理解できなくて、でも驚くほどに必死で本気で、それが益々わからなくて、訳の分からない恐ろしさをじわじわと感じさせられました。
振り幅すごすぎて、確実に「どした???」ってなる。
【三村玲一役 三浦涼介さん】
沸点低めで、すぐ大声を出して、言動が荒っぽくて、個人的には苦手な人種だけど、思わず「うわ〜〜こういう人いるよね〜〜〜〜」と感じてしまう、わりとよくいるタイプのキャラクター。
とにかく細長くて、マネキンでした。
毎公演変わる靴下が可愛くて、そういう遊び心あるこだわりにとても魅力を感じました。
後日、何かの取材映像を見た時に、役とのギャップが凄すぎて、どちらかといえば穏やかそうな話し方や人柄に驚かされました。
あれ、全部演技だったんですか…?(それはそう)
【葉山正太郎役 陳内将さん】
舞台「東京リベンジャーズ」の映像を観てから気になっていた役者さんで、それから映像で何作品か観て、今回初めて生で拝見できました。
登場早々、匠が絡んだ女性に小さく謝っていたのですが、思わず「うわ!ドラケンのやつ!本物!!!!!」と興奮してしまいました。
あの、後からさりげなく小さく謝るやつ、もう陳内さんの持ちネタにしたらいいとおもいます。
先に映像で観ていた方なので、声を聞いたり表情が変わるたびに「本物なんだ…」と的外れな感情を抱いていました。すみません。
なんとなくですが、全体的に話し方が声優っぽいと感じました。
2.5次元舞台で経験を積んでる方って、上手く表現できないんですけど、それぞれになんとなく特色があって、何かある度に「さすが」と感じさせられることが多いです。
特に立ち振る舞いが立派だと感じることが多く、陳内さんも本当に堂々としていて安心感のある演技でした。
個人的には、あのキュッとした口角が大好きです。
今思うと、あんなに優しそうな垂れ目なのにドラケン役に何の違和感も感じなかったって、スゴい。流石。
【白石双葉役 定本楓馬さん】
なかなか登場しなくて「おや?もしやこれはなかなかのキーマン的役柄なのでは」と勘繰っていたら、想像を超えたキャラクターで心臓の高鳴り(そのままの意味)が止まりませんでした。
劇中に役者本人のことを考えることはあまりしないようにしてますが、普段の定本さんとは全くの別人で純粋に「役者、スゴい!!!」というアホみたいな感想が一番に出ました。
登場した途端、聞いてる側も理解しきれないようなとんでもない台詞量を吐き出し続けていて、でも話してる内容はちゃんとわかって、淡々とした振る舞いとどことなく溢れ出るサイコパス感にずっとゾクゾクさせられていました。
恐いけど、なかなかハマってる役でした。恐いけど。
贔屓目かもしれませんが、定本さんのあの顔立ちやビジュアルがあってこそ活きる役だと感じました。
途中、別室で痛めつけられた(?)後の様子が一瞬だけ映ったのですが、小動物すぎてびっっっっくりしました。
成人男性があんなにちっさくなれること、初めて知りました。
今でもたった一瞬だけのその映像が頭から離れず、マジ刺激強強でした。
【???? 松島勇之助さん】
一見、何の罪もなさそうな無垢な青年。
何をどうしたって最後の最後まで理解不能で、とにかく激ヤバキャラクターでした。
だけど、彼みたいな人って本当にいるんだろうな、きっと。
まわりは理解できなくとも、彼の中ではきちんと一から十まで筋が通っていて、全部のことが繋がっていて、それが気持ち良くて仕方ない。
考え自体は理解できなくても、彼の表現や言葉、呼吸、動き、すべてがそれを物語っていて、彼のある種の人間らしさはとても感じ取れました。
ある意味では、この作品の登場人物の中で彼が一番人間らしく、ありのままの姿で生きていたかもしれません。
「欲望」は人それぞれ違うけど、それはその人間の真のかたちを表すものかもしれない。
彼からはそんなことを考えさせられました。
個人的には、もう少しサイコパス感が欲しいとおもいました。
終始目を見開いてニコニコしている感じだったので、一瞬だけ表情を変えるなどのメリハリが欲しかったです。
(ちゃんとみえていないだけだったらゴメンナサイ)
そして、これは演出的なことですが、もう少し彼や過去の回想シーンがあっても良かったかな、と感じました。
彼が実際に登場するまでの間、観客の中では写真や仲間からの情報だけを頼りに想像上だけで彼のキャラクターが出来上がっていきます。
映像なり演技なりで、それを補佐する場面があればまた違った気がしました。
あと、
作品を通して気になったことがあって、
※ここからは完全なる独断と偏見の意見なので、閲覧は任意でお願いします。
演劇に関わらず、近頃の作品には同性愛の要素が含まれることが徐々に増えてきて、
それは、きっと、大抵が「多様性の時代」に沿ったものであり、
良くも悪くも何の知識も悪気もなく取り入れられたもので、
なんとなくだけど、それらのほとんどは大した意味を持たないものに感じられます。
そもそもセクシャルに意味なんてないし、
そういった要素すらだれもなにも気に留めないような日常や世界を目指してのことなのかもしれないけど、
それにしても脚本上あまり必要性を感じなかったり
むしろ表面的な取り入れ方が目に付くことが多々あって
免疫が少ない人はそこばかりに焦点が行ってしまいがちな気がします。
そういった人たちも含め、より多くの人々にそういった存在や事案を知ってもらいたい、と言われてしまえば確かにそうなんですけど、いまいち追い付いていないというか、浸透させるにはまだ先は長いのかもしれないと感じずにはいられないし、取り入れるなら取り入れるでもう少しフォーカスを考えるべきかなと感じます。
そういう「要素」自体に嫌悪感はないので、あくまでも「取り入れ方」の話です。
もしかしたら、自分自身が時代に追い付けていないだけなのかもしれないので、何とも言い難いのですが。
少なからず違和感を抱いてしまうのが現状です。
今回、
本当に新しいかたちの舞台で、今後の新たなる舞台の可能性を大いに感じた作品でした。
エンターテイメントってこういうことだと実感しました。
配信がリアルタイムしか観られないというのが個人的にはネックでしたが、それもまた本物感という魅力なのかな、とおもいます。
ただやっぱり、アーカイブはなくとも一度は観たいというのが本音なので、今後に期待したいとおもいます。
そして、
変な言い方かもしれませんが、
視覚的にも内容的にも視聴方法的にも本当に何度でも楽しめる作品なので
一般の作品よりも、よりナチュラルにお金を使ってもらいやすいシステムに思わず感心してしまいました。
こういうジワジワ来る作品や答えを提示しない作品って、楽しみ方や解釈の仕方が人それぞれなので、演劇っぽくて本当に魅力的に感じます。
今更感じたことですが、
演者があんなに近くで演技してたら緊張するけど
逆に演者側も観客のあんなに近くで演技して観られるのって緊張するだろうな〜〜。
次回の観劇は4月予定です!!!!
ほな!!!!!!

