走らず、歩きで帰って参りました。
道中2キロほど歩くと前方30メートル先、
雨の中ウォーキングに勤しむ おじ様が。
私も走らない分 早歩きせねば、とだんだん縮まる距離。
振り返るおじ様。
なんとなく 傘で顔を隠す私。
小走るおじ様。
ここで追いかけて走ると完全に不審者なので、
そっと早歩きのまま見守る私。
次第に縮まっていく距離。
振り返るおじ様。
傘で顔を隠す私。
小走るおじ様。
…このやり取りを2キロくらいしたところで
走って脇道に逸れたおじ様。
私も別に怖がらせたいわけではないので
ほっとひと安心。したわけですが
1キロほど歩いたところで脇道からおじ様出現。
再び遭遇。
もはや運命？
今度こそ追い越してやろうと思った矢先、
家に到着してしまいましたとさ。
私の負けです。残念。
ほんとは追い越したかったのに
距離は縮まるけどあと一歩のところで走られてしまう。
しかし悔しいながらも、長い道中楽しく帰れました。ありがとう、おじ様。
おじ様は…怖かったろうな。
次は勝つ！待ってろおじ様！
53.4キロ
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