やっぱり、嫌な抽象画 | やるせない読書日記

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 昨日の夜、十一時頃、中年のオジサンがやってるバーに呑みに行く。

オジサンったて俺より歳下。晩秋の夜は寒く、冬のようだった。先客

に引退したカメラマン氏がいた。以前、同席したとき話して分かった

んだが、この人、俺の中学生の頃の同級生の女性の兄貴だった。俺よ

り二つ上で、中学校は私立のいいところを出た。だから直接、面識は

ないがその女の同級生に怖い兄貴がいるのをなんとなく憶えていた。

 丁度、BSかスカパーで高倉健特集がおわったところで、マスター

と俺とカメラマン氏の話題は東映映画や高倉健に関する諸々の事に

なり、そう言えば、横尾忠則が高倉健が好きで、11PMで対談した時

あがっちゃって話せなくなってしまいましたよ。(これ、俺が高校生

か大学生の頃の話で、もうかれこれ四十二、三年前の放映である)そ

りゃ、当たり前だよ。横尾忠則ってあっちなんだよ。と、カメラマン

氏はしたり顔。なんでも彼が顔を出していた某男性週刊誌の編集長か

ら聞いたネタらしい。う~ん。そうなのか。高倉健が斯道の人であっ

たのは公然の秘密だが、あの高倉健に対する尋常ではない入れ込みを

考慮すれば充分、信憑性はある。三島由紀夫と横尾忠則のホットな交流

もそう考えれば、腑に落ちるところがある。

 芸術家ってのは、尋常じゃないんだよ。成る程ね。明日、昼の仕事が

入ってるマスターにいやな顔されながら1時まで呑んでしまった。

 今朝は奇跡的に目覚めが良かった。あれだけ薬を服用してればね。三十回

は咀嚼してるし、昨日はブロッコリーとキャベツのスープを食べて、米は

あんまり食べないようにして、食前に養命酒、食後に強力わかもと、医者か

らもらった薬、そしてガムを噛んで唾液を胃に送り込む。寝る前にはタケプ

ロンを服用して、体の右側を下にして寝ているのだから少しは良くならくちゃ

ね。

 平和公園まで散歩して、公園近くのおしゃれなカフェで有機コーヒー。9時

過ぎに家を出て大塚。

 今日も抽象画だが、やっぱり、俺、好きになれない。三年間細々と培ってきた

具象の技術が吹っ飛んじまった気がする。先生にジャクソン・ポラックに理論があっ

たことを話され驚く。でも、本当のところ出鱈目じゃないの。

 12時30分に終わり、大塚の天婦羅屋で定食とレモンサワー。2時に中野でギター

の練習。

 芸術的生活の一日が終わり、夕方。五時に夢中。