水曜日は大塚で抽象画。あんまりやる気なし。初め無茶苦茶に色を流して
その後、作品にするという工程。で、俺は適当にに色を滲ませ、画用紙を
左右斜めにしたりする。（ここで意図が加わると駄目らしい）。その後、色
のない処にある程度の恣意をもって彩色。この時、一緒に習っている主婦の
方に食用の彩色材をかしてもらって適当に塗ると発色が良くて様になった。
でも先生、これ今までコツコツやってきたオーソドックスなデッサンって
全然、役にたってないですよね。いや、そんな事ないですよ。バランスとか
構成力に生きてますよ。通常の写実画にもこの経験は還元できますよ。
12時30分に講義終了。大塚の赤尾でトンカツ定食とビール。池袋の東武
でザリガニを買う。飼うなら一匹のほうがいいですよ。なんで。喧嘩するん
ですよ。餌を充分にあげたら大丈夫なんじゃないの。いやあ駄目ですね。
やっぱり愚劣な生き物なのだ。これなら死んだとき悲しまなくて済むし、
世話をかけることもないだろう。大きくなったら食ってやろう。
若い転院は無造作に一匹を選び、二重のビニール袋に赤黒い下品な生物
を突っ込んで空気を入れた。電車の中でもそいつはガサコソしてた。
用意した水槽にザリガニを入れた。隠れ家用に小さな鉢も用意してある。
水底をゴソゴソ這い回り、ザリガニ用の餌を上げると下品な食い方をしていた。
翌日、水槽を覗くと想定した鉢の中にはいない。おかしいなと水草を見ると
その下に隠れていた。なんて奴だとつぶやいてチャリに乗って歯医者へ。人は
自分に似たものを飼うという。例えばヤクザ屋さんはドーベルマンが好きだ。で
もザリガニは流石に下品すぎるな。
歯医者に行って、イオンに寄りチノパンや食品を買って家に帰ったのが
12時過ぎ。さて、ザリガニはどうしてるかと見ると水底にも鉢にもいない。
水草を取ってみるがいない。
前にも水槽の中の貝を二つ盗まれたことがあった。今回もそうだろうか。
網の設置も考えたが、まさかザリガニを盗む奴もいるまいと思ったが。水槽
はモルタルを捏ねるプラスチック製のかなり大きなもので垂直になっている
壁面をザリガニが登って逃亡するとは思えないが。
まあ、でもいいやザリガニだから。しかし、これを盗む奴を想像すると、
ザリガニの醜悪な姿に似た小汚い年寄りなんではないか。
でも、ザリガニを盗む人間いるのかね。
「仏教とは何か」106頁まで読む。