朝食を食べてから図書館。予約していた種村季弘の「江戸東京≪奇想≫徘徊記」を
チャリで借りに行く。晴天で夏のように暑い。秋祭りの山車や神輿が小さな路地を練り歩いて
いる。子供神輿が道を蛇行している。秋祭りはもっと爽やかな秋空の下で催行されなくて
は。本当に日本に四季なんてもうない様な気がする。図書館で本を借りて無愛想なオヤジ
のスパゲッティやでゴーヤとベーコンのスパゲッティ。この前、食べたときは美味かったが
今日はさほどではない。チャリに乗ってそのまま茗荷谷。暑い。昨日の酒のせいで頭がぼっと
する。茗荷谷の図書室で読書。エンゲルスをむりやり読む。途中で居眠りする。これが結構
楽しい。すぐ忘れてしまう夢を見て、上空を通り過ぎる飛行機の音で目覚める。それから
種村の本をパラパラ。澁澤がスーパーインテリというだけあって物知り。でなければ本など
出せない。階下の休憩室に「無限大の宇宙ー埴谷雄高 『死霊』展」のチラシを見る。県立
神奈川近代文学館で10月6日から11月25日まで。没後10年とあり十年もたつのかと感無量
になる。
4時30分にあがってまたチャリで上板まで。友人の喫茶店に行き、アイスミルクとお土産のケー
キで600円。いろいろ喋って6時30分。
夕暮の空に尖った三日月。