雨の火曜日 | やるせない読書日記

やるせない読書日記

書評を中心に映画・音楽評・散歩などの身辺雑記
礼儀の無いコメントは控えてください。そのようなコメントは
削除します。ご了承ください。

今日も雨降りで寒い。去年の日記を見ると4月17日は18度、だが昨日、一昨日は寒かったと書いてある。だい


たいいつもデジタルに季節が変わるわけないのだ。寒くなったり暑くなったりの変調を繰り返しているのだ。昔


から今の季節は菜種梅雨と呼称されている。朝は寒く感じたが帰りはそうでもなかった。その季節の典型的な


日なんてそう何日もないのだ。今日は昼休み図書館で借りた佐藤晴夫(この人どういう人か僕は詳しく知りませぬ


が)の「閨房の哲学」を読む。澁澤訳では割愛された性描写が全訳されているので楽しみであったが別にどうとい


うこともない。多分、昔は性描写にたいする規制が厳しかったのとサドが単なるエロ本と読まれることを嫌って恣意的


に「閨房哲学」では愛欲場面を全部翻訳しなかったのだろう。佐藤訳は上等なポルノ小説という趣がある。時代によって


翻訳も変わるのだろう。


今日も電車で帰る。夕刊フジにアメリカの乱射事件の記事。日本が銃社会でなくて良かったと思う。