栃木市への小旅行 | やるせない読書日記

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東京はほとんど散歩したので、今日は栃木市でも行ってみようというミズノーさんの提案で10時に大宮。


しかし大宮までこんなに遠かったのか、池袋から380円もかかる。ミズノーさんと東武野田線に乗り込む。


栃木市まで780円。運河があり倉敷ばりに蔵が多くある町らしい。直通はなく電車を乗り継ぎ栃木市。だ


いたい1時間30分くらいかかる。近代的な駅舎を出ると、予想通りだが寂れていた。町並みはきれいだ


が人がまばらである。ま、コーヒーということで駅前のマック。女の子が何人かいたが軽くなまっていた。


少し歩くと川沿いに蔵が並んでいる場所がある。空気もきれいで川に鯉も泳いでいるが、東京の野川の


ほうが水が澄んでいる。下水処理が東京のほうが進んでいる。ここでは民家の雑廃水が川に流れ込み


川を汚している。一応観光地なのだが観光客らしき人もまばらで商店街を歩いても土曜なのに閑散とし


ている。山本有三の墓があるお寺に行く。本は読んだことはないが一応名前だけは知っている。「路傍


の石」「真実一路」の作者である。縁もないがお墓の前で合掌。寂れた商店街の天ぷら屋で天丼、750


円、割と美味かった。それにしても地方都市の過疎は凄まじい。大きなパチンコ屋の客が5,6人しかい


ない駅前にもほとんど人がいない。ミズノーさんが三十年もまえディスカバージャパンのころ、この街を


訪れた時はもっと活気があったらしい。どうしてこうなってしまったのか。三時過ぎの電車で帰る。


大宮の駅で人があまりにも多いのに驚く。来月は玉川上水散策か、歌舞伎の幕見にいこうという約束を


して分かれる。


         
さびれた街

かわ3

かわ1