暑さ、寒さも彼岸までという諺がまだ有効なのだろうか、今日は暖かく墓参りには絶好の日和だった。
9時30分くらいに家を出て喫茶店でコーヒーを飲んで、東上線を何回も乗り継いで越生。車中、ロ
ラン・バルトの「サド、フーリエ、ロヨラ」を読む。世評高かった本で面白い。「表象の帝国」は全然、何を
書いてあるか分らなかったが、これは明解である。越生の駅には霊園までの無料巡回バスが出て
いる。前の席にどうみても場末のスナックのママが外人(白人)との間にできた15、6歳の子供と一緒
に坐っている。子供は日本語を話しペット・ボトルを飲んでいる。昔のGIのような相貌で目や鼻は母親そ
っくりである。線香をあげて帰る。池袋まで急行で行き、どこかに散歩にでもと思ったが、2時過ぎてい
たのでその気もなくなり喫茶店でコーヒーとトーストを摂って上板まで帰り、駅前の病院に友人の見舞い。
そうこうしているうちに夕方になり夕食、入浴。去年書いたお彼岸の日記を見ると、今年と同じような感想
だった。