ケンタウロスとクラプトン | やるせない読書日記

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朝、雨が降っていたので電車通勤。昼になると雨があがる。近くにニューオリンズ料理の店というのが


あり、ランチを食べる。ガンボとかいう料理でうまかった。800円でドリンク、デザート付。本屋に行き、


野上弥生子が翻訳した「ギリシャ・ローマ神話」を購入。職場で金毛毛皮の章をパラパラ読む。イアソン


はケンタウロスに育てられたというネットの情報を確認のため。むむっ。ケンタウロスなど一言も書いてい


ない。ネットによくある素人の嘘情報なのか。気になったので仕事が終わりジュンク堂へ。串田孫一の「


ギリシャ神話」を購入する。追い出された方のアイソンは子供のイアソンを連れてペリオン山に登った。


そうして自分では子供を育てる自信もなく、ケイロンにあずけた。ケイロンはケンタウロス族の一人だが、そ


れはクロノスが妻の目をごまかすために馬に形を変えてオケノアスの娘と交わって出来た子であるために、


形だけはケンタウロスでありながら、聡明でいろいろなことができた。とある。ついでに岩波の「ギリシャ神話」


を買ってみたがこちらにはケンタウロス云々は記述なし。要するに神話であるので様々な伝承があるという


常識的結論を得る。昨晩はまた「王女メディア」の気になるところを再び観る。マリア・カラスは凄い人だとい


うのが良く分かった。パゾリーニのへんてこ映画じゃなくてヴィスコンティあたりのオーソドックスな作風なら


もっと魅力を引き出せただろう。もっともオペラ「椿姫」で二人は組んだらしい。


ジュンク堂を出てから駅構内の売店で韓国製のクラプトンのDVDを買う。1250円。おそらく海賊版ですでに


観たことのあるビデオクリップが多かったが、ティナ・ターナーとの競演とかイヴォンヌ・エリマンとか初めて


観た。一番面白かったのはレゲエのバンドがバックの「アイ・ショット・ザ・シエリフ」でリズムがほんものの


レゲエでクラプトンのギターが弾きにくそうだったことだ。クラプトンのレゲエはなんちゃってなのでリズム


が違う。でもクラプトンはやっぱいいわ。