朝起きると | やるせない読書日記

やるせない読書日記

書評を中心に映画・音楽評・散歩などの身辺雑記
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どうも、だるい。花粉がひどくなってきているのかも。


上板でコーヒーを飲んで、大山の「洋包丁」でかきフライ定食。体調わるいせいかもたれる。池袋に行き


ジュンク堂。「メディア」を探すがない。ちくま文庫が売れきれていた。あらま、と思ったが、家に帰ると本棚


にエゥリピデスがあった。よくあることだ。伊藤文学の「薔薇族の人々」という単行本があり、三島が書いた


と云われる「愛の処刑」という小説所収とある。手にとってみると素人の書いたホモの絵や、温泉でヤクザ


者に交尾される青年の漫画など掲載されていてちょっと勘弁という感じだった。こういう性癖のない人間に


はいいものではない。ホモの人がノーマルな(正確には多数派の)男と女がやらしいことをしてるAVとか


観たらものすごく気持ち悪いのかしらなどと思った。上板に帰り、散髪。また頭が青いおばさん。まゆを剃ら


ないように頼む。何故か知らないがこの前顔を剃ったときまゆ毛を短くされてしまった。家に帰りS君に電話。


マリア・カラスについて色々、教えてもらう。S君はクラシックのCDを一万枚以上もっているのだ。オペラの


「メディア」はカラスの十八番のひとつで「だから、パゾリーニの映画なんかでもでたんじゃないですか」


なるほどね。


夕食後、ちくま文庫で「メディア」を読む。私見だがギリシァ悲劇って昔はそんなに大したものではなくテレビの


モーニングショーみたいに事件やスキャンダルを愉しむ娯楽の要素もあったのではないかと思う。新潮の「黒い


事件簿」みたいなものだったのでは。大衆演劇的に泣いたり悲しんだり怒ったりして愉しんでいたのだと思うが。


天候が平年並みで寒いのも体調が悪い一因かもしれない酒を飲んでもうまくなかった。