府中刑務所、鷹の道、すた丼、高校生だらけのサイぜリア | やるせない読書日記

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想い出マシーンのミズノーさんと11時に池袋。ミズノーさんの提案で府中から国分寺まで歩いて野川の


水源地が国分寺近辺にあるのでそこを見てみようということになる。彼はこの前下赤塚ののとに行


った話しをする。東京以外の人は知らないと思うが、服の安売り屋でもともと子供服の専門店だったらしい


が大人ものも取り扱っていて靴下10円、シャツ300円とかジーパン1000円とかで売っていてる。ひとし


きり話して「そういえば、昔池袋の東武の前がじゃりがしいてあるロータリーでさ。そこにふくふく饅頭売って


いる食堂があってそこが字はわからないけど『のとや』だったなあ」それは四十年以上前の話である。


新宿から快速で府中まで20分かからない。12時少し前に府中駅。はじめて降りる駅である。大国魂神社


が南口にあり見に行く。欅の大きな参道。伊勢丹まである以外とおしゃれな街である。この神社がどういう


謂れがあるのか分らないが立派な神社である。十円のお賽銭で参拝。「そういえば、昔は家に仏壇のほかに


も神棚があったよな」そういえば僕の家にもあった気がした。春のように暖かい気候のなか国分寺街道を北上


する。都立農業高校を過ぎて少し行って左折して府中刑務所の見学。府中街道の面して刑務所がある。高い


塀はカラフルにペンキで塗られている。府中刑務所をぐるっと廻って再び国分寺街道。明星学苑、ひたすら


歩いて東八街道を渡り、15分くらい歩いて野川に出る。ミズノーさん持参の地図によると野川の水源はこの近く


の中央線の向こう側の日立の工場の中にある。国分寺の跡があるので鷹の道という清流の流れる小川の散歩


道を歩く。蛍など棲息している表示がある。野生のカーラなど生えている。少し行くと国分寺跡に出る。広々とし


た公園に土台と思われる大きな石が幾つかある。また鷹の道を歩いて途中で野川沿いに水源地を目指すが、


中央線に行き当たりその向こうに工場らしき建物。やはり野川の水源の池は工場の敷地にあった。国分寺駅


は右手に曲がれば直ぐ。昔の深夜放送の話になり、想い出マシーンはセイ・ヤングとオールナイト・ニッポンに


ついて語り始めた。僕はかぜ耕士の「たむたむたいむ」という番組が好きだった。ただラジオで他愛もないこと


話しているのを聞いているだけで満足していたのだから不思議だ。国立についたのが1時40分くらいで結構


歩いた。いい靴ではなかったので足がいたくなる。飯でも食おうと東京経済大学近くの「すた丼」という店に入る。


客は若者ばかり。すた丼という550円の豚肉の丼を食べる。若者向きでものすごくご飯が多い。無理して食べ


るが、腹がむちゃくちゃくちい。若者とオヤジでは食べられる量が違う。コーヒーが飲みたくなりサイゼリアでド


リンクバー。禁煙コーナーに行くと、周りは高校生ばかりだった。地図でみると学芸大付属とか早稲田実業と


かその他、高校がやたら多い。ただし練馬あたりのできの悪い高校生とは違いドリンクバーのメロンジュース


にコーラを混ぜたりしていない。ひっきりなしに話している。年をとるにつれて話すことなんてなくなるがまだ


いろんなものに幻滅していない分だけ口が動くのだろう。


帰りは中央線で新宿まで、疲れて眠たくなったが胃がくちくて眠ることができなかった。


 

だるま    
刑務所

看板



小川