木枯らしの朝 | やるせない読書日記

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書評を中心に映画・音楽評・散歩などの身辺雑記
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遅く起床。晴れた空、木枯らしが吹いてうすら寒い。朝食でトマトとリンゴを無理に食べる。昨日は日本がセルビア


モンテネグロに勝った。「北一輝論」を少し読む。


  北は「不忠」として迫害されることを覚悟のうえで、天皇制の巨大な幻影に挑みかかる。彼は純正国体論を


  秘めながら、その本義の視座から、天皇が神でないことはもちろん、国家の主権者でもないことを日本歴史


  の事実から説きあかし、万世一系天皇制神話の虚構を看破する。皇室を「主権者としてにあらずして、只近


  畿幾数万里の地に於いてのみ或る尊敬を以って仰がれたる大いなる家族なりき」と、その発生根元をつきと


  めて、天皇制の神話が明治の時点で新たに設定された明治政府権威づけの創作であると洞察する。(略)


このような天皇制の理解は右翼とは異なるものだ。


午後は茗荷谷に行く。3時半頃、茗荷谷を出て池袋まで歩こうとしたが護国寺までで止めて地下鉄に乗る。上板


で今日はじめてのコーヒーをグリーンサラダと一緒に飲む。併せて500円。あまりうまいコーヒーではない。あっと


いう間に時間がすぎていく。怖ろしい。