死体と戦争 | やるせない読書日記

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 ちくま文庫は好きなので書棚で目につき購入。
 死に対する考察が主題かと思ったら違っていた。かなりグロテスク
な事柄が記載されている。本人も単純に死とかグロテスクなものが好き
なようだ。おもしろくて一気に読んだが途中で気持ち悪くなった。
 銀行の待ち時間に女性週刊誌のどうしょうもないグロ記事を読んでげんなり
した気持ちに近い。事例が凄惨過ぎてどうこう解説しようがない。
 ただ、受験ノイローゼが昂じて頭に電気ドリルを突き刺したというのは笑えた。陰惨な笑いだが。
 戦争はするべきではないし人間は恐ろしい。こんな形でも知識として残し
ておく必要はある。