考えられないほどとても古い聴診器で、胎児心拍を聴くのみ。 | 岩城産婦人科妊活ブログ

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【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

ぽってり苺 皆様へのお願い ぽってり苺

 


 

【オンライン処方】

 

DHEAメラトニンは再開しました。

  

*メラトニンは、

おひとり様3個までとなります。

 


 

   

看板持ち ご質問など頂く際に、

匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

  
 

 

不妊治療多胎妊娠

妊婦健診での変化双子

 

   
  

 

 

サムネイル

スーツ 解説を担当致します。

弁護士の、
甲野 裕大(こうの ゆうだい)
です。


【取り扱い分野】

不妊治療分野/離婚分野

・不妊治療クリニック顧問
・凍結胚トラブル
・精子提供、卵子提供
・不妊治療中の離婚
・不倫
など

 
 

 前回までのまとめ

 

昭和59年 7月19日

妊娠希望とトリコモナス治療の為、

通院を開始する。

基礎体温とタイミング指示

1ヶ月ごとホルモン剤を投与。

 

 

最終月経:9月10日

高温期:10月6日〜持続

妊娠判定陽性:10月31日

 

▶︎ 最終月経からではなく、

基礎体温から、

排卵を10月4日と考えて

妊娠週数を計算した。

 

妊娠15週:尿糖+、尿蛋白偽陽性

妊娠17週:双子とわかる

妊娠27週:塩分制限の開始・採血

 

妊娠29週:採血の結果、

ヘモグロビン 10.5

赤血球397万

▶︎ 軽度の貧血で鉄剤・ビタミンB12処方

 

尿蛋白が偽陽性

▶︎ 塩分・水分制限を指示。

 

 

妊娠31週(5月1日):胎児心音 正常

尿糖ー、尿蛋白+

血圧 142/98

足に浮腫+2

▶︎ 軽度の妊娠中毒症で翌日入院

 

 

【入院1日目(5月2日)】

ベッド上安静

X線で双子が逆子と正常

▶︎ 懸鉤(けんこう)のリスク

 

1日2回の心音測定、

1日3回の血圧測定、

毎日の蓄尿、

毎日の尿検査を指示

 

【入院2日目(5月3日)】

腹部の緊張・張り

 

【入院3日目(5月4日)】

腹部の緊張・張り

混合点滴を開始

 

   

  

 23.入院4〜6日目の不調

 

 

⬜︎ 5月5日(入院4日目)、

5月6日(入院5日目)、

5月7日(入院6日目)、

連日、時々軽度の腹部緊満があった

 

 

⬜︎ 5月7日(入院6日目)には、

朝食を全部食べた後、嘔吐し

午前10時頃には、

胃部の不快感は無くなった。

 

 

【 看護記録 】

5月5日(入院4日目)

14時 右(臍下) 13-12-13

胎動活発にて変わりなし

(左については記載なし)

 

18時 右 9-10-10

胎動活発にて変わりなし

(左については記載なし)

 

20時30分

右 12-12-12

左(臍上) 11-11-12

良好、分娩監視装置

 

 

【 看護記録 】

5月6日(入院5日目)

10時 右 12-12-11

左 10-10-11

良好、分娩監視装置にて

 

20時 右 12-12-12

左 11-11-12

良好

 

 

【 看護記録 】

5月7日(入院6日目)

10時 右臍下 11-11-12

左臍上やや中央 12-13-13

良好、胎動活発

 

18時 右 12-12-11

左 12-12-13

 胎動活発にて緊満・出血なく、

変わりなし

 

 
 

 24.入院7日目のエコー

 

 

⬜︎ Y医師は、

5月8日(入院7日目)、

妊娠33週の女性Aを内診した

 

 

・ 先進部は頭部でなく、

子宮口は閉鎖していることを確認した。

 

 

・ エコー検査で、

児頭大横径(頭の大きさ)を計測し、

 骨盤位(逆子)で、

先進部が下にあった一児は84㎜

頭位(正常)の二児は87㎜

 

 

【▶︎ 解説:逆子の胎児が子宮口側にいて、

向きが正常の胎児は上にいる状態。】

 

 
  

 25.入院7日目の発育の差

 

 

⬜︎ 両児間に、

特に異常な発育差は認められず、

胎児心音も両児とも正常で、

異常所見はなかった。

 

 

⬜︎ Y医師は、

エコー画像を見せながら、

胎児の状態を本人に説明した

 

 

【 看護記録 】

5月8日(入院7日目)

9時 右 13-12-12

左 12-11-12

胎動活発なり、

緊満出血なく変わりなし

 

18時 右 12-12-12

左 11-12-12

胎動活発、

両下肢浮腫 軽減するも、

しびれ感軽度あり、

緊満出血一で変わりなし

 

5月9日【入院8日目】

9時 右 12-12-11

左 11-11-12

良好

 

18時 右(臍側腹部) 13-12-12

左(臍上) 13-14-13

胎動活発なり

 

 

⬜︎ また、5月5日〜5月10日は、

(入院4日目〜9日目)

血圧は安定して、

下腿浮腫もおさまり

尿検査の結果にも、

特に異常所見は認められなかった

 

 
 

 26.入院9日目:検査をしない

 

 

⬜︎ 5月10日(入院9日目)過ぎから、

お腹が張ったので、

Y医師にそのことを伝えた。

 

 

⬜︎ しかし、

流産防止鎮痙剤のエデレルなどの、

薬を与えられたのみだった。

 

 

⬜︎ エコー検査、

胎児モニタリング等の、

科学的な胎児の状態の確認は、

実施されなかった

 

 
 

 27.入院9日目:看護師も検査せず

 

 

⬜︎ また、女性Aは、

胎児が心音の混同が生じやすい双胎で、

しかも、本人からも、

お腹の異常の訴えがあったのに

Y病院の看護婦らは、

トラウベという、

筒状の心音器で計測していた

 

 

⬜︎ かつ、分娩監視装置(CTG)を使うときも、

本来の用法に従い、

記録用紙を使って、

各胎児の心音を測定記録することはしなかった

 

  

  

 解説:トラウベとは

 

 

鉛筆 トラウベとは、

1816年にフランス人医師のラエンネックが、

発明して作ったと言われています。

 

 

鉛筆 ラッパ状の筒で、

大抵が木製です。

 

 

鉛筆 腹部にあて、

耳をつけて聴診します

 

 

鉛筆 発明の元は、

フランエネックが、

子供の内緒話をする時に使われていた、

筒状のものを見て

聴診器を考えついたと言われています。

 

 

 

 

引用元:和歌山県立博物館

 

 

産科聴診器(トラウベ式/水牛製)

 

発売年:大正時代

 

 

引用元:印西市立印旛医科器械歴史資料館

 

 
 

 現在は使われない

 

 

うさぎ その後、

分娩監視装置(CTG,NST)の開発で、

正確に胎児心拍を測れるようになり、

現在では使われておらず、

すごく昔の古い医療器具です。

 

 

うさぎ 現在も、昭和60年でも、

トラウベなんて使われていませんでした。

 

 

うさぎ トラウベは、

音が不明瞭で診断が不正確になり、

また、聴いている本人にしか確認できず、

客観的なデータにならないので、

もう使われません。

 

 

雷 この時代(昭和60年)には、

すでに分娩監視装置があるので、

使っていたことにとても驚きです。

 

 
 
続きます。
 
医学的解説:院長 岩城雅範
 
法的解説:弁護士 甲野裕大
 甲(きのえ)リーガル法律事務所
  

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