皆様へのお願い
【オンライン処方】
*DHEA・メラトニンは再開しました。
*メラトニンは、
おひとり様3個までとなります。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
黄体ホルモン
ヒスロン、プロベラ、
メドロキシプロゲステロン
酢酸エステルと、
胎児の先天異常について
ルトラールについて
ルトラールを安全に服用
前回は、
ルトラールの胎児の先天異常について、
ご説明しました。
ただ、ルトラールを、
妊娠の可能性がない時に服用する分には、
大きなリスクはないでしょう。
例えば、
カウフマン療法での服用や、
消退出血を起こすために1週間〜10日、
服用するくらいならば、
胎児への先天異常のリスクには、
繋がらないでしょう。
ヒスロン・プロべラ
今回は、
ヒスロン・プロベラについてです。
⬜︎「ヒスロン」「プロベラ」は、
同じ成分の薬です。
⬜︎ 有効成分(一般名)を、
「メドロキシプロゲステロン酢酸エステル」
と言います。
⬜︎ つまり、
「ヒスロン」「プロベラ」
「メドロキシプロゲステロン酢酸エステル」
これらは、名前が異なりますが、
全て同じ薬です。
元々の治療対象疾患
⬜︎ ヒスロンは、
元々は、乳がんや子宮体癌など、
癌の治療薬として使われています。
“DNA 合成抑制作用、
下垂体・副腎・性腺系への抑制作用
及び抗エストロゲン作用などにより
抗腫瘍効果を発現すると考えられている“
引用元:添付文書
ヒスロン5
メドロキシプロゲステロン酢酸エステル
胎児の先天異常のリスク
⬜︎ 妊娠中、特に妊娠の初期〜中期に、
ヒスロンを服用すると、
胎児の泌尿器に異常が起こる可能性
があります。
ルトラールと、大体は同じような形です。
⬜︎ そして、泌尿器の異常から、
不妊症になることもあります。
“妊娠初期・中期に投与した場合には、
女子胎児の外性器男性化
又は
男性胎児の女性化
が起こることがある。“
引用元:添付文書
ヒスロン5
メドロキシプロゲステロン酢酸エステル
黄体補充に使う事は避ける
・タイミング法の周期
・人工授精の周期
・体外受精の新鮮胚移植
・凍結胚移植の移植周期
これらの、
着床の可能性がある全ての周期で、
ヒスロンの服用を控える事、
ですね。
ヒスロンの禁忌
⬜︎ また、もしも、
妊娠に向けて・妊娠中に、
ヒスロンを服用していて、
流産の可能性があるときにも、
注意が必要です。
【禁忌】
「稽留流産の患者」
妊娠維持作用により
子宮内で死亡している胎児の排出が
困難になるおそれがある。
引用元:添付文書
ヒスロン5
メドロキシプロゲステロン酢酸エステル
保険診療不可
⬜︎ これらのリスクから、
体外受精で、
保険診療で保体補充の為に、
ヒスロンを処方することはできません。
アンドロゲン作用
⬜︎ ヒスロンも、
ルトラールとほとんど同様で、
アンドロゲン作用が起こってしまうことで、
胎児の性器がうまく形成されない、
ということになります。
*アンドロゲン作用とは、
胎児期に泌尿器を形成する時に、
深く関与する。
⬜︎ 見た目だけの問題ではなく、
うまく形成されないことから、
尿がしにくい、
精子がうまく作られないなど、
機能異常も生じる恐れがあります。
⬜︎ また、胎児期のホルモン環境は、
心と体の性の一致・不一致
つまり、
性同一性障害との関連も示唆されています。
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医療法人社団 岩城産婦人科
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