皆様へのお願い
【オンライン処方】
*DHEAは再開しました。
*現在、メラトニンのみ欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
病気の治療で、
妊娠・出産ができなくなった女性。
ウクライナの女性に、
代理母出産を依頼し、
夫婦の受精卵を移植。
ウクライナの代理母が、
ウクライナで出産する。
前回の記事
6.ウクライナで引き取る
⬜︎ 平成31年、
夫婦は子どもを引き取った。
⬜︎ 夫婦は、
ウクライナ国に滞在して、
子どもを監護養育した(育てた)。
7.日本へ帰国
⬜︎ その後、
子どもとウクライナを出国した。
⬜︎ 日本に入国し、
以後、夫婦の家で子どもを育てている。
8.ウクライナの法律
⬜︎ ウクライナ法上、
生殖補助技術(体外受精)をして、
夫婦間で受精した胚(受精卵)を、
他の女性の体内に移植する場合、
「体外受精をした夫婦が子の両親である」
とされる。
⬜︎ ウクライナ人の代理母は、
平成31年、
ウクライナ国E市の公証人(公的な文書を作る人)に、
「生まれた子どもは、
生殖補助技術を用いた、
代理出産で出生したもので、
子どもの出生届には、
遺伝学上の父母となる夫婦が、
父母として記載されること」
に同意すると宣言した。
9.子どもの国籍は決めず
⬜︎ 夫と代理母は、
話し合いのすえ、
子どもの親権者を夫と指定して、
同日、子どもの国籍は留保として、
届出を提出した。
*何歳までにどちらかの国籍に決める、
ということが多い。
10.夫婦が行うべき手続き
⬜︎ 令和元年6月10日、
夫婦は裁判所に申し立てをした。
⬜︎ 家庭裁判所調査官で、
令和元年8月21日・12月18日に、
夫婦宅での面接を含み、
調査を行なった。
11.調査内容と結果
⬜︎ 調査の結果、
子どもは夫婦の監護養育の下で、
概ね順調に成長している。
⬜︎ 医師の経過観察が必要な点も、
夫婦が適切な受診など、
対応が行われていて、
子どもと夫婦との間で、
親子としての愛着関係が築かれていることを確認した。
⬜︎ 夫婦の、
監護意欲(育てる意欲)、
監護能力(育てる能力)、
監護環境(育てる環境)、
また、子どもと夫婦との適合性に、
問題は見当たらない。
12.誰のこどもになるか
⬜︎ 調査での認定事実によれば、
養子になる子の実母、つまり、代理母は、
ウクライナ国籍である。
⬜︎ しかし、養親となるべき夫婦は、
いずれも日本国籍である。
⬜︎ 養子となるべき子どもは、
ウクライナ国籍と日本国籍の、
両方を有する。
⬜︎ ただ、養子になるべき子どもは、
日本に住んでいるため、
日本法が適用される。
13.ウクライナ人の母子関係の終了
⬜︎ 認定事実によれば、
夫婦の養親としての適格性、
夫婦と子どもとの適合性に、
問題はない。
⬜︎ 一方で、代理母は、
そもそも生まれた子どもは、
夫婦を実親として、
夫婦に(育てられること)を、
予定して懐胎した。
⬜︎ また、代理母は、
夫婦の子としての出生届に同意しており、
その同意は、
ウクライナ女性と生まれた子の、
日本法上の母子関係を終了する効果を有する、
日本法上の、
特別養子縁組への同意を含む。
14.特別養子縁組を認める
⬜︎ 裁判所で、
子どもを特別養子として認める。
弁護士解説:養子
前回のアメリカでの代理母出産も、
現在のところも、
代理母出産の場合は、
養子として迎えるしか、
方法はありません。
特別養子には、
年齢や収入などの条件があるものの、
条件さえ当てはまれば、
養子として迎えることができます。
生物学上の実子を、
養子として迎えることには、
もちろん納得はいかないと思いますが、
現時点での法律は、
他人か、養子しかありません。
そして、
「分娩者=法律上の母親」
という法律は、
少なくとも、
しばらくは変わることはないでしょう。
むしろ、
「生殖補助医療でも分娩者が母親」
と明記されたので、
確実なものへと変わってきています。
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