皆様へのお願い
【オンライン処方】
*DHEAは再開しました。
*現在、メラトニンのみ欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
【 1通目 】
お忙しい中、ご回答していただきありがとうございます。
まずご質問の件にお答えいたします。
▪️年齢は41歳です。
▪️病院は変わっていません。
ルティナス → ルテウムには変更していただけたので、
夫婦で話し合った結果、
凍結胚盤胞がなくなるまでは同じ病院でやりきろうとなりました。
次の移植で凍結胚盤胞がなくなるので、
その時は転院は考えています。
▪️2023年7月に凍結胚盤胞移植(5AA)→ 陰性
▪️8月〜12月→治療は何もせず
妊活について心身共に疲れも感じていたし、
退職するまでは仕事に集中したかったので
レルミナの副作用がおきても困るため。
▪️12月 → 退職
▪️1月〜6月 → レルミナ服用
▪️現在 → 生理再開したら移植
子宮腺筋症に関しては、少し小さくなったとは言われました。
私の状態での運動に関して、
とても分かりやすく教えていただき、ありがとうございます。
陽性判定だった場合は、
すべて控えることにして、
家事などの日常生活以外は安静にしたいと思います。
新たに2つご質問させていただきたいのですが、
①胚移植後から判定日までの間、
今までなら仕事に行っていたので、
仕事がない状態での過ごし方について悩みます。
なるべく家にいた方がいいのか‥
あまりに動かなさすぎる事は逆に血流によくないのでしょうか?
歩数を減らしたウォーキングだけは行おうかなと思うのですが、
それも控えた方がよいと思われますか?
②子宮腺筋症の治療について、
レルミナより、本来はジェノゲストのほうが効果があるものなのでは?
と思いましたが、
効果的には変わりはないのでしょうか?
お忙しい中に大変恐縮ではございますが、
ご回答よろしくお願いいたします。
【 2通目 】
何度も申し訳ありません。
間違いがありましたので、訂正させて下さい。
レルミナ使用期間は、5月までの間違いでした。
今年1月〜5月です。
年齢的なことを考えるともう後もありませんし、
もっと早く進めたら良かったと思ったので、
今後はあまり間をあけたりせずに、
不妊治療に専念していきたいと思っています。
![くま](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/166.png)
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![看板持ち](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/603.png)
状態まとめ
⬜︎ ご年齢:41歳
⬜︎ 今までにわかっている疾患:
抗リン脂質抗体症候群(重症)、子宮腺筋症
⬜︎ 流産について:
流産2回、化学流産1回。
1回目 妊娠5週完全流産
2回目 妊娠7週完全流産
【 不育症検査 】
⬜︎ 抗CL IgG
1回目52.3→2回目58.1
⬜︎ 抗β2GPI IgG
1回目431.2→2回目311.3
*その他の項目はひっかからず。
⬜︎ 治療:直近の1回だけ、
バイアスピリン+ヘパリン使用。
アスピリンは移植日、
ヘパリンは胎嚢確認後。
休みについて
2023年8月〜12月は、
休まれていたとのことで、
それはもちろん仕方ないことです。
不妊治療はご年齢の勝負とは言え、
どうしても、
心身の負担は大きいです。
様々なご事情から、
お休みされる方はいらっしゃいますので、
病院や医師のことは、
気にしなくて大丈夫ですよ。
子宮腺筋症の治療について
“②子宮腺筋症の治療について、
レルミナより、
本来はジェノゲストのほうが効果があるものなのでは?と思いましたが、
効果的には変わりはないのでしょうか?“
レルミナとジエノゲスト
先に、ご質問②について、
お答えいたします。
子宮内膜症・子宮腺筋症の治療で、
半年くらい、
「レルミナ」や「ジエノゲスト」を、
処方することがあります。
不妊治療ではなく、
子宮内膜症・子宮腺筋症の治療ならば、
どちらの薬でも大差はないです。
治るものではない
ジエノゲストでも、ディナゲストでも、
レルミナでも、
そこまで効果が変わることはなく、
残念ながら、
内膜症が劇的に良くなるとことはなく、
病変が広がらないように防ぎ、
少し小さくなれば良いな、
という感じです。
そのため、ご質問者様のように、
治療を1年くらい休みたいという時や、
まだ現時点では妊娠を望んでいない方には、
良い治療になり得ます。
レルミナやジエノゲストで、
子宮内膜症の悪化を防いで、
妊孕性を温存する
(将来に向けて妊娠できるように尽くす)
という意味では、
処方することがあります。
妊娠率を上げるものではない
あくまでも、どちらの薬も、
子宮内膜症の特効薬ではありません。
子宮内膜症は、
現在の医学では治ることはなく、
薬で少し小さくなる時はありますが、
それでも、
一定数は、割と早い段階で戻ります。
レルミナや、
ジエノゲストを服用すれば、
必ずしも、
妊娠率が上がるという訳ではないです。
それは、
妊娠率を上げる治療薬ではないからです。
長期間の服用
子宮内膜症の治療のためには、
ジエノゲストやレルミナを、
半年程度、わりと長期間服用します。
しかし、
少し病変が小さくなったとしても、
妊娠しやすくなったり、
流産しにくくなるかは、
不確実です。
半年で妊娠率は確実に低下する
ただ、服用している半年のあいだに、
確実に妊娠率・出産率は下がります。
そのため、
妊娠を望まない時期・期間や、
妊活を休む期間であれば、
服用しても良いと思います。
ただし、
妊娠率や出産率の上昇は、
期待しないことです。
理由は上記の通り、
効果があったとして、
横ばいか、
病変が少し小さくなる程度が相場なことと、
時間の経過で妊娠率は低下する為、
これら全てを差し引きして、
妊娠率自体の上昇は、
なかなか見込めません。
今、妊娠を望んでいる場合は、
体外受精をすべきで、
ご年齢が高いほど、
体外受精を優先させるべきです。
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医療法人社団 岩城産婦人科
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