皆様へのお願い
【オンライン処方】
＊DHEAは再開しました。
＊現在、メラトニンのみ欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
【1通目】
お返事ありがとうございます。
その後、心拍確認後稽留流産しており
再度レルミナ内服中です。
染色体異常ではありませんでした。
凍結胚があるので採卵はしない予定です。
保険診療前はダクチルを内服しての移植でした。
それで妊娠持続してますし腺筋症がある為、ダクチルはずっと内服したい
です。
今子宮は4cm程になっております。
体外受精と腺筋症、妊婦健診の病院は別です。
【2通目】
先生が妊娠前のダクチル内服をよく思っていない言葉は認識しております🙇♀️
院長の回答 
前回の続きですね。情報まとめ
⬜︎ 現在のご年齢：35歳
⬜︎ 死産時のご年齢：33歳、34歳
⬜︎ 死産の週数：19週の流産/17週の流産
⬜︎ 胎児の絨毛検査：なし？
＊ 不育症検査について ＊
⬜︎ 夫婦染色体検査：なし
⬜︎ 第Ⅻ因子：数値不明
⬜︎ 抗カルジオリピンIgG：6.1
⬜︎ 抗カルジオリピンIgM：5.1
⬜︎ 抗β2-GPI IgG：6.4
⬜︎ 抗β2-GPI IgM：2.6
⬜︎ LAC：0.8
⬜︎ プロテインS：78.8
⬜︎ プロテインC：100
＊ ウイルス性の炎症について ＊
⬜︎ 胎盤の病理検査で、
炎症が認められた。
医学的な見解
移植より前のダクチルの服用は、
「良く思っていない」
という感情の話ではなく、
医学的見解です。
感情だけで言えば、
ご質問者様にも、他の皆さまにも、
希望する薬を処方して、
希望する治療をして差し上げられたら良いな
と思います。
きっと、
大体の医者がそう思っている
と思います。
医学的見解
ただ、患者様が、
希望する薬や治療に対して、
希望に沿いつつも、
医師としての専門知識で、
「適切・不適切」を見極める必要があります。
希望の治療を、
標準治療とも比較します。
医学は、
人間の命にも関わる分野です。
専門知識が、
非常に多く求められます。
そのため、どうしても、
患者様の決定よりも、
医師の裁量が大きくなってしまいます。
希望の治療が危険なとき
希望する治療が危険なときは、
医者は行わないです。
例えば、
「卵巣刺激に、
HMG450や600を使って欲しい」
と言われても、
少なくとも当院では行いません。
「採卵1回で100個採卵したい」
と言われても、
当院ではしません。
危険を伴い、
医学的なメリット(効果)も、
考えられないためです。
保険外になっている薬・治療
「保険で認められていない治療」
というのは、
理由があります。
前提として、
保険にならない治療・薬が、
効果がないとか、意味のない治療とは、
全く思いません。
実際、自費診療の方が、
妊娠率が高かった病院も多くあります。
保険診療と自費診療
⬜︎ 新しい薬・治療ではないが、
検討の結果、
医学的な効果が認められない。
⬜︎ 効果だけではなく、
使用には危険がある。
⬜︎ まだ始まったばかりの治療・薬で、
保険にするには、
医学的根拠(エビデンス)が不足している。
⬜︎ 保険負担にするには、
治療・薬が高すぎる。
(国の予算的に厳しい)
など
理由は様々なので、
保険診療と自費診療を比べて、
医療の質が良い・悪いは、
一概には言えません。
ダクチルについて
ダクチル自体は、
医学的根拠があり、
薬自体は、
適応の疾患・用量・用法を守れば、
保険処方ができます。
しかし、
問題なのは、
移植より前に処方することです。
文・イラスト：理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
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