皆様へのお願い
【オンライン処方】
*DHEAは再開しました。
*現在、メラトニンのみ欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
院長の回答
![指差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/602.png)
情報まとめ
⬜︎ ご年齢:41歳7ヶ月
⬜︎ FSH:10前後
⬜︎ お悩み:① 採卵はできるが、
良好胚盤胞に育たない。
② 発育する卵胞の大きさがバラバラ。
③ 卵子の質を高めたい。
おすすめの処方薬
前回は、
卵子の質を高めるサプリで、
「メラトニン」をオススメしました。
今回オススメするものは、
「タウリン」で、
サプリメントではなく処方薬です。
つまり、基本は、
病院に行かないといけません。
タウリンの効果
⬜︎ アミノ酸の一種で、
主に、魚介類に豊富に含まれます。
タウリンと妊活
① 胚盤胞到達率を改善する働き
② ミトコンドリアの活性化
③ 抗炎症作用【子宮内膜】
④ 精子の動き・受精能力を改善する働き
⑤ 胎児の発育(主に脳)を助ける働き
① 胚盤胞到達率の改善
受精卵が胚盤胞に育つ時に、
タウリンが大量に消費されることが、
わかっています。
体内にタウリンが少ないと、
胚盤胞に育ちにくい
と考えられます。
服用期間は、
採卵の1ヶ月以上前からが、
好ましいです。
早い方では2~3週間の服用で、
効果が現れた方もいらっしゃいますが、
個人差があります。
卵巣刺激と胚盤胞到達率
もちろん、
卵巣刺激の内容・薬の使い方によって、
胚盤胞到達率がとても変わりますが、
排卵誘発剤などは、
医師の方針次第なので、
大きくは変えられないです。
そのため、
患者様側でできることでは、
質の良い胚盤胞を目指す場合は、
タウリンをおすすめします。
② ミトコンドリア活性
タウリンは、
ミトコンドリアのエネルギー源です。
⬜︎ ミトコンドリアは、
「細胞の老化と、
密接に関係している」
と見られています。
⬜︎ 精巣・卵巣・子宮、
それぞれのミトコンドリアの活性化には、
タウリンの処方薬がおすすめです。
⬜︎ ミトコンドリアの活性化では、
高額なサプリより、
タウリンの処方薬が良いと思います。
⬜︎ タウリンの処方薬の方が、
効果だけではなく、
安全性も高いと言えるでしょう。
③ 抗炎症作用
タウリンは、
「抗炎症作用を示す」
と報告されています。
⬜︎ タウリンの処方薬は、
全身的に作用します。
⬜︎ 子宮内膜、卵巣、精巣、
それぞれの細胞に、
抗炎症作用があると見られます。
⬜︎ 服用開始期間は、
採卵周期と同様で、
最低でも移植周期の1ヶ月前から
がおすすめです。
④ 精子の動き・受精能力を改善
⬜︎ タウリンは、
「元々、男性が服用すると良いもの」
ということが有名で、
その理由は、
『精子の動き・形・受精の能力
などに関係している』
とされているためです。
⬜︎ 精子が作られる時に、
タウリンは必須の原料です。
⬜︎ そのため、
タウリンが足りないと、
受精の能力・動き・形が悪くなる
と報告されています。
⬜︎ 男性不妊がある方は、
タイミング法・人工授精、
体外受精・顕微授精、
全ての治療に共通しておすすめです。
⑤ 胎児の発育を助ける
⬜︎ タウリンは、
「細胞分裂を助ける」
とわかっています。
⬜︎ 妊娠のごく初期、
とても早い段階で脳を形成します。
⬜︎ タウリンは、
特に、脳に対して発育を、
促してくれます。
⬜︎ 脳の細胞の分裂を促す効果から、
『タウリンの服用で、
胎児の一部先天性の異常を予防する』
と報告されています。
処方内容と効果の違い
処方薬は、
基本的全ての薬で、
以下のことを、
処方する医師が決めます。
⬜︎ 服用のタイミング
⬜︎ 服用期間
⬜︎ 1日の服用量
⬜︎ 1日の中での服用タイミング
⬜︎ 連日か1日おきか2日おきか など
これらの条件次第で、
効果・作用は異なります。
ご通院先が、
胚盤胞到達率を上げるような、
タウリンの処方内容にしてくださると、
1番良いかと思います。
*最悪、当院のオンライン処方に、
取り扱いがあります。
治療:「タウリン強化療法」
文・イラスト:理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
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