【大野病院事件】他の産婦人科医からの意見。 | 岩城産婦人科妊活ブログ

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「大野病院事件」

 

癒着胎盤を剥離して、

女性が死亡

医師が刑事裁判にかけられる

 

※福島地方裁判所平成20年8月20日判決

(判例時報2295号6頁)

 

 

 

 

 

サムネイル

スーツ 解説を担当致します。

弁護士の、
甲野 裕大(こうの ゆうだい)
です。


【取り扱い分野】

不妊治療分野/離婚分野

・不妊治療クリニック顧問
・凍結胚トラブル
・精子提供、卵子提供
・不妊治療中の離婚
・不倫
など

 
  

 121.子宮摘出で出血は防げたか

 

 

(2) 裁判所は、次に、

子宮摘出に移行すれば、

大量出血は回避できたか

を検討した。

 

 

⬜︎ 子宮摘出をしたとしても

大量出血の結果は変わらなければ、

被告人に過失はない

という結論になる為、

重要な検討になる。

 

 
 

 122.胎盤の状態と、出血量の比較

 

 

⬜︎ 確かに、弁護人の指摘の通り、

正常分娩でも出血が多い時もある。

 

 

⬜︎ また、前置胎盤の場合は、

通常のより、

剥離後の出血が多くなる傾向にある

 

 

⬜︎ しかし、同時に、

前置胎盤だけの場合と、

前置胎盤+癒着胎盤がある場合では、

前置胎盤+癒着胎盤の方が、

はるかに出血量が多くなる。

 

 
 

 123.鑑定した医師たちの証言

 

 

*弁護人側・検察官側から、

それぞれ選ばれた医師が鑑定医になる。

 

 

証言 ①


「臨床的に癒着胎盤を診断するには、

通常より出血が多く

剥離後になかなか出血が止まらない事も、

診断項目で、

出血の仕方が通常とは異なる


  


 

証言 ②


「臨床的には、

胎盤の剥離で出血が止まらないことが、

癒着胎盤といっているので、

胎盤を剥離したら出血が多くなる


 


証言 ③


「医師として経験上、

癒着胎盤で、

 5000ml〜6000mlの出血があった

 

  

証言 ④


出血が多くなる理由は、

癒着胎盤では脱落膜が欠損して、

絨毛組織が直接子宮筋に接している

または、

子宮筋に侵入しているから、

癒着を剥離したら、

そこからの出血が多い」

 



 124.鑑定結果

 

 

⬜︎ 用手剥離がすでに完了した部分からは、

出血量はあまり見られなかった。



⬜︎ 出血が多かったのは、

クーパーを使用した部分


 

 

 125.回避できたと認定

 


⬜︎ 胎盤剥離を中止して、

子宮摘出に移行していれば、

出血量は相当に少なくなったであろう

と言える。



⬜︎ 裁判所は、

今回の結果は回避できた

と認定した。



 
続きます。

解説:弁護士 甲野裕大
 甲(きのえ)リーガル法律事務所
  

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文・イラスト:理事 岩城桃子  
 

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