豊かな将来を夢見ながら、1人病室で不安の中で息を引き取った事。 | 岩城産婦人科妊活ブログ

岩城産婦人科妊活ブログ

【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

ぽってり苺 皆様へのお願い ぽってり苺

 


  

現在、DHEAとメラトニンは欠品してます。

お申し込みいただけません。

 


 

   

看板持ち ご質問など頂く際に、

匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

 
  
 

 

26歳女性を襲った、

激しい腹痛は、

子宮外妊娠卵管破裂

 

 

医師が診断を間違えて、

数時間後死亡

 

 

※東京地裁平成20年1月31日判決

(LLB/DB 判例秘書登載)

 

 

 

 

 

 

サムネイル

スーツ 解説を担当致します。

弁護士の、
甲野 裕大(こうの ゆうだい)
です。


【取り扱い分野】

不妊治療分野/離婚分野

・不妊治療クリニック顧問
・凍結胚トラブル
・精子提供、卵子提供
・不妊治療中の離婚
・不倫
など

 

  

 前回までのまとめ

 

 
<平成17年4月14日>

 

21:30

妻(26歳)が、

夫の経営するレストランで勤務中、

激しい腹痛を訴える

 

夫が救急車を呼ぶ

 

 

22:25

Y病院に到着、Z医師が診察

 

胸部・腹部レントゲンで、

急性腹症」と診断。

 

*エコー、妊娠判定、血液検査は行わず。

 

 

<4月15日>

 

2:00

ナースコールで息苦しさを訴える

 

3:30

ナースコールで息苦しさを訴える

 

6:45

看護師が病室に行くと、

意識消失・心肺停止で、

蘇生を試みるが、死亡が確認された

 

 

死因は、

子宮外妊娠での右卵管破裂で、

腹腔内の多量出血

 

 

 

 

 12.遺族が病院を訴える

 

 

⬜︎ 妻が激しい腹痛を訴えて、

Y病院に救急搬送されたが、

翌日、子宮外妊娠で、

右卵管破裂に基づく腹膜腔多量出血で死亡。

 


 

⬜︎ 遺族が裁判を起こした。

 

⬜︎ 裁判を起こしたのは、

夫・父・母。

 

 

⬜︎ 「診療を担当したZ医師は、

疾患の鑑別の為に検査を行うべきだった

と主張して、

約9900万円の、

損害賠償を請求する裁判を起こした

 

 
 

 13.裁判所の判断

 

 

⬜︎ 診察時か、

または、

急性腹症と診断した時、

ショック状態が疑われた妻に、

血液検査・妊娠反応検査・腹部超音波検査・CTなどの検査で、

原因疾患の鑑別を行うべき義務があった

 

 

⬜︎ しかし、Z医師はこれらの検査を、

いずれも実施しなかったので、

過失(注意義務違反)がある

と認定。

 

 

⬜︎ つまり、裁判所は、

死亡の原因はZ医師の過失である

と認定。

 

 
   

 14.裁判所の指摘と認定①

 

 

⬜︎ 妻は死亡当時26歳と若かった

 

 

⬜︎ 平成16年5月4日に、

夫Bと結婚し

死亡日は、

平成17年4月14日で、

結婚して1年も経たず亡くなった

 

 

⬜︎ 妻は、

2人でレストランを営みつつ、

将来を夢見ていた

 

 
 

 14.裁判所の指摘と認定②

 

 

⬜︎ 14日午後11時30分頃に、

Y病院に入院した後、

妻は、15日午前2時・午前3時半と、

息苦しさを訴えて

ナースコールをするなどしていた。

 

 

⬜︎ しかし、午前6時45分には、

心停止状態で発見された

 

 

⬜︎ 豊かな将来を夢見ながら、

一人病室で意識喪失、心肺停止に陥り

不安と心細さの内に、

その生涯を終えた無念さは、

察するに余りある。

 

 
 

 15.裁判所の指摘と認定③

 

 

⬜︎ 子宮外妊娠は、

妊娠適齢期の女性の、

急性腹症の代表的な鑑別疾患である。

 

 

⬜︎ 妻は急激な腹痛を訴えて、

Y病院に搬送され、

診察時には全身状態が悪化しており、

ショック状態が疑われた。

 

 

⬜︎ その為、仮に本人が、

生理は約30日前にあった

と答えたとしても、

不正出血を、

生理と誤解した可能性も考慮すべき

 

 

⬜︎ そして、

子宮外妊娠、卵管破裂の可能性を、

念頭におきつつ、

慎重に妊娠反応検査、超音波検査等で、

緊急開腹手術を要する疾患を、

除外することが不可欠であった。

 

 

⬜︎ それにもかかわらず、

必要な検査を行わないまま、

緊急性がないものと速断し、

検査義務を怠ったものであって、

注意義務違反の程度は重い。

 

 
 

 16.裁判所の指摘と認定④

 

 

⬜︎ ただ一方で、Y病院やZ医師は、

自らの責任を認め、

謝罪の意思を示している

 

 
 
続きます。
 
解説:弁護士 甲野裕大
 甲(きのえ)リーガル法律事務所
  

てんびん座 LINEでのご相談・ご連絡は無料です。

 

LINE: 

  

Tel:03-6416-1595

 

E-mail:

yudai_kono@kinoe-legal-law.com

メールも無料です。  
  
文・イラスト:理事 岩城桃子  
 

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

 


ぽってり苺オンライン処方のお申し込みはこちらぽってり苺

 

 

ルテウム、 

ウトロゲスタンは、

再開しました。

 

 

市区町村までの住所など省略された入力は、

処方が出来ない場合があります。
 

2回目以降もこのフォームからのご利用をお願いします。


問診票は順次新しくなるため、
古いものは使えません。

 

 

wordpress@iwaki-sanfujinka-blog.com

よりメールが届きますので受信設定で迷惑フィルターの解除をお願いします。

送信専用のメールアドレスです。

受信はできません。

 


 

  

{emoji:指差し} 質問はこちらからも受付中{emoji:気づき}
 

haibaiyoshi@gmail.com

 

 

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚

ブログ、コメントなどで、当院がお答えする内容は、あくまでもお話をいただいた情報に基づいた一般的な見解をお示しするもので、実際の診察(セカンドオピニンオンを含む。)ではありません。

直接医師と対面しての診察、検査を行なっていないため、お伝えした内容の正確性を保障するものでは全くありませんので、予めこの点を十分ご理解ください。

 

当院の医師の診察(セカンドオピニオン含む。)をご希望の方は、恐れ入りますが電話やメール等での診察は行っておりませんので、ご来院をお願いいたします。

 

また、当院でのオンライン処方をご利用の方も含め、メールやメッセージで直接のご相談をいただいた場合、当ブログでご回答が可能な範囲の内容を当ブログで取り扱わせていただく以外は、個別のご相談ご回答に応じることはできかねますので、予めご了承ください。

(メールやメッセージでご相談をいただいても個別のご相談に対してメールやメッセージでの回答は行っておりませんのでご注意ください。)

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚..:*・゚

当ブログの内容には細心の注意を払っておりますが、当ブログの内容はあくまでも投稿時点における研究発表の内容や、医療水準に基づいて記載しているものであり、内容について将来にわたりその正当性を保障するものではありません。

当ブログの内容の利用はブログをご覧になられる皆様の責任と判断に基づいて行って下さいますようお願い申し上げます。

上記利用に伴い生じた結果につきまして、当院はその一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい。

実際に、お身体のことで、ご体調などについてのお悩み、お困りのことなどございましたら、必ず、専門の医療機関を受診の上、医師の診察を受けていただきますようお願い申し上げます。

+†+――+†+――+†+――

当ブログの内容、テキスト、画像等にかかる著作権等の権利は、すべて当院に帰属します。

当ブログのテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

+†+――+†+――+†+――

医療法人社団 岩城産婦人科

北海道苫小牧市緑町1-21-1

0144-38-3800

image