皆様へのお願い
*現在、DHEAとメラトニンは欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
【 生殖医療の裁判 】
無痛分娩で、
腰椎に針を刺し、
女性の容体が急変。
心肺停止で低酸素脳症になり、
植物状態へ。
前回の記事
前回までのまとめ
⬜︎ 女性Aは昭和51年生まれ、
平成20年に結婚、
平成24年に妊娠、
無痛分娩を希望し予定した。
⬜︎ 妊娠39週0日に破水、
(平成24年11月5日)
Y病院に入院。
⬜︎ 妊娠39週2日の経緯
【平成24年11月7日】
23:25 分娩室に入室
23:37 無痛分娩の為に、
E医師が腰椎に針を刺した
*硬膜外針で硬膜外麻酔を入れる。
23:50 女性Aの容体急変
急性呼吸循環不全・心肺停止
【11月8日】
1:00 別の総合病院へ搬送
2:11 帝王切開で出産
脳に酸素が不足した状態が続いた事で、
脳に障害を負い、
「心肺停止後脳症」と診断される。
女性は、いつ容体が急変しても、
おかしくない状態だった。
【12月8日】
遷延性意識障害、
つまり植物状態と診断された。
【平成25年1月9日】
身体機能の障害が固定
【3月1日】
脳機能の障害が固定
【3月15日】
転院して入院療養
【7月30日】
退院で自宅療養
夫と母が主に介護
16.こどもの経過
⬜︎ 平成24年11月8日に、
女性Aも心肺停止であったが、
胎児も心肺停止の状態となっていた。
17.胎児も酸素が不足
⬜︎ 胎児は、子宮の中で、
急性の胎児低酸素・酸血症
を発症していた。
医学的な解説:酸血症の症状
酸血症とは、
血中のpHが、
正常より酸性に傾いてしまう事で、
主に、以下の症状が出ます。
⬜︎ 急性の呼吸障害
努力呼吸や、無呼吸の事もある。
⬜︎ 中枢神経障害
今回のように急性発症型や、
慢性進行型の急激な悪化時には、
意識障害やけいれんがある。
急性型では、
傾眠傾向の症状が最初は多く、
やがて昏睡になる事もあり、
急性脳症と診断されることもある。
⬜︎ 精神運動発達遅滞
急性の代謝異常の後遺症や、
代謝異常の中枢への影響で、
精神運動発達遅滞になる事が多い。
⬜︎ 不随意運動
両側大脳基底核病変で、
不随意運動が起こることもある。
⬜︎ 食欲の消失・低下、嘔吐
食欲不振や、
嘔吐しやすい傾向があり、
激しい嘔吐発作を起こす事もある。
⬜︎ 腎障害・腎不全
末期腎不全に至ることも珍しくない。
18.重症の仮死
⬜︎ こどもは、
重症新生児仮死状態で出生。
⬜︎ 出生の日に、
「新生児低酸素性虚血性脳症等」
と診断された。
*仮死状態とは・・・
外見上では死亡している様子に見えるが、
かろうじて生きている状態。
*新生児仮死とは・・・
生まれてきた時に、
赤ちゃんの肌や爪の色が悪く、
呼吸がうまく出来ていない、
ぐったりしているなどの状態。
19.呼吸や開眼はない
⬜︎ 生まれてから、
子どもは、
自発呼吸がなく、
目を開く事もなかった。
⬜︎ 人工呼吸器をつけて、
胃ろうで胃に直接栄養を送るなど、
24時間の全介助が必要な状況だった。
20.子どもの退院
⬜︎ 平成27年6月17日には、
病院を退院した。
⬜︎ 退院後は、
主に自宅で療養となった。
21.死亡
⬜︎ 平成30年12月初めの頃、
排尿が困難となり始めた。
⬜︎ 12月27日、
敗血症性ショックから、
播種性血管内凝固症候群(DIC)を発症し、
死亡した。
⬜︎ 死亡年齢は、6歳1ヶ月だった。
*DIC:全身で血栓が起こると同時に、
出血が起きやすくなる病態。
とても危険な病気。
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